
介護施設・老人ホームの責任者の中にはSEO対策の知識やノウハウ不足により、ホームページ集客に関する悩みを抱えている方もいらっしゃいます。
本記事では、入居者獲得にSEO対策が効果的な理由と、具体的な方法について解説します。
介護業界・老人ホームの近年の動向
2022年、総人口に占める65歳以上の高齢者(以下、高齢者)の割合が29.1%となり、過去最高を記録しています。
高齢化の波は留まる気配を見せず、各地域で多くの介護施設や老人ホームが、次々と新規開業しています。
介護施設や老人ホームは、それぞれのホームページを立ち上げ、自社メディアの存在価値の向上と戦略的な展開をしており、その流れは注目に値するでしょう。
そのような状況の中、地域内で選ばれ続けるためには、ホームページの集客力がカギとなります。
弊社では、介護施設や老人ホームを運営するお客様のホームページ集客をサポートした実績が多数あるため、経営者や施設長の危機感と期待を感じています。需要とともに競合も増えている介護業界・老人ホームのホームページ集客について紹介していきますので、参考としてぜひともご覧ください。
介護施設や老人ホームの需要は今後伸び続ける
介護業界の現状と課題を再確認しましょう。前述したように総人口の29.1%を占める高齢者は、健康寿命を考えると要介護状態となるリスクを抱えています。介護を必要とする方は、これからも増え続けるでしょう。しかし、問題となるのは介護をする人間です。
昔は、家族が自宅で介護することが当たり前でしたが、夫婦共働きの核家族中心の世帯構成が当たり前となっている現代では、あまり見られない光景でしょう。
仮に夫婦のどちらかが仕事を辞めて親の介護に専念したとしても、介護者の心身の負担や経済的な打撃が重なれば、自宅での介護を断念しなければならない可能性があります。
それゆえに自宅介護は減少しており、ますます介護施設や老人ホームへの期待が高まっています。今後も需要は伸び続けることが予想されるため、ホームページ集客をしっかりと行っていくことが大切でしょう。
また、近年において介護業界は人手不足が深刻化しています。増えていく利用者に対応できるように、求人も行っていきましょう。ホームページを活用することで、介護人材の確保も可能です。
介護業界・老人ホームがホームページ集客(SEO対策)に取り組むべき理由

上記でも触れましたが、介護業界の市場は拡大傾向にあります。
必然的に介護施設の利用や老人ホームの入居に関する情報を、検索から得ようとする機会も同様に増えていくことが予想されます。
しかも同じ地域内での新規開業も続いており、
- 運営側:競争激化
- 利用側:選択肢と情報の過多
によって双方が頭を悩ませています。
ホームページ集客をする際は、これらの事情も考慮した上で対応していく必要があります。しかし、中にはホームページ集客が上手くいっていないケースもあります。
理由としては、以下のような項目が考えられます。
- ホームページの集客ノウハウを持っていない
- SEO対策を任せられる人材を雇用する余裕がない
これからホームページを活用して集客していく場合は、それらの課題をいかにクリアするかを考えることが大切でしょう。場合によってはSEO対策に詳しい業者を利用するのも手です。
集客をするのであれば、
- 集客すべき対象を知る
- ターゲットの知りたいことを知る
という2点を念頭に、SEO対策をベースにした施策の計画と実行が必要です。
POINT 1集客すべき対象を知る→結論:集客すべきは高齢者のこども世代
SEO対策では、ターゲット設定を間違えると、全く成果が上がらないという特徴があります。そのため、誰をターゲットにするのかしっかりと考えることが大切です。
介護施設や老人ホームを利用する対象は高齢者です。しかし、本人が自ら検索して調べる、見学や入居相談まで行うことは、考えにくいでしょう。
一般的に考えれば、高齢者の子ども世代が地域内の介護施設や老人ホームについて調べるはずです。
つまり高齢者向けであっても、訴求のターゲットは子ども世代であり、それを意識してホームページで情報発信することで集客できます。
POINT 2ターゲットの知りたいことを知る→結論:他の施設との違いを明確に伝える
ホームページの利用者にとって知りたい情報をすぐに得られないことほど、歯がゆいものはありません。情報をホームページに記載する際は、まずターゲットがどのような情報を求めているのかを探りましょう。
ターゲットが知りたい情報が何かを探る際は、
- 相談内容や問い合わせ
- 利用者や入居者本人と家族の声
などが参考になります。
どのような情報を掲載すべきか洗い出しが済みましたら、他の施設との差別化も図りましょう。競合との違いが明確でないと、こちらの強みがターゲットに伝わらず、選んでもらえません。
見学を通して施設の強みを伝えることも可能ですが、ターゲット全員が必ず見学するわけではありませんので、ホームページ上できちんと競合との違い、施設の特徴をアピールしましょう。
SEO対策で介護業界・老人ホームが狙うべきキーワード
SEO対策を行う場合、欠かしてはならないのが「キーワードの選定」です。ターゲットが検索をする際に使うであろうキーワードを選定し、それをコンテンツに反映させることでホームページの閲覧者が増える可能性があります。
介護施設や老人ホームの集客を目的としたSEO対策において、狙うべきキーワードを具体的にご紹介いたします。
ターゲットは、利用者である高齢者の子ども世代です。検索キーワードの傾向として、
- 地域名
- 施設名
- サービス内容
- デイサービス・訪問介護・老人ホーム
- 送迎
などが挙げられます。
上記のキーワードで軸となるのは「地域名」です。基本の考え方として、介護施設や老人ホームの利用を検討している方は、「東京の施設に預けたい」といった具合にエリアをすでに定めているケースがほとんどです。SEO対策をする際は、「地域名 + ○○」を主軸に考えるとよいでしょう。
地域名 + デイサービスor老人ホームor訪問介護
地域名とデイサービスの組み合わせは、介護業界・老人ホームが狙うキーワードとしては鉄板です。デイサービスの他には、老人ホームや訪問介護といったキーワードも狙い目です。競合がいることを意識し、コンテンツ内では他社との違いや強みを強調しましょう。
地域名 + デイサービス + 送迎
家族介護が難しい家庭では、送迎の需要は高いです。「無料送迎」「送迎バス」に置き換えても検索されるように、コンテンツ内で類義語を散りばめておくことも意識しましょう。
また、利便性に関係するキーワードを付け足すと、訴求効果はさらに高まります。
複数のキーワードで細かいニーズを汲み取る戦略を、SEOの専門用語では「ロングテール」と言います。
- 地域名 + 通所介護 + 認知症
- 地域名 + 訪問介護 + 夜間
- 地域名 + 介護老人福祉施設 + 年間費用
- 地域名 + 介護療養型医療施設 + 初期費用
- 地域名 + 老人ホーム + 入居条件
- 地域名 + 老人ホーム + 自己負担 + 料金表
想定される組み合わせを必要なだけ設定し、キーワードに対する回答を示すページへ導くことが、集客の近道となります。
ロングテールは、集客目的に限定する必要はなく、介護人材の獲得つまり求人活動にも応用可能です。
有益な情報を提供し続けることで、検索エンジンから高い評価を得られます。上位表示されるページが増えれば、集客効果が高まるでしょう。

ロングテールキーワードとは?調べ方とSEO対策のポイントを徹底解説!
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よくある質問
介護業界や老人ホームのホームページでは、どのようなコンテンツが必要ですか?
本記事で紹介したキーワードと合わせて、施設を探している家族や利用する本人が、安心できる環境をイメージさせることが大切です。
具体的には、
- ケアの方法や介護サービスの内容
- 老人ホームでの生活や暮らしの様子
- 老化に伴う身体機能の変化や認知症について
- 介護職員の仕事ぶりやスキルの紹介
- 詳細な料金体系と費用負担例
などが挙げられます。
上記の内容を文字だけでなく、イラストや画像、動画などを絡めると、より理解しやすいコンテンツに仕上がります。
入居者や利用者が活き活きしている姿やハツラツと働いている介護職員の様子を伝えると、安心と共感を呼びます。他には、季節のイベント、食事や入浴の工夫、健康管理の状況、レクリエーションなどもコンテンツにふさわしいテーマです。
身体機能や認知力低下の予兆など、医学的な知見を添えた情報は高い関心を寄せやすい傾向があります。
文末に「いつでもご連絡ください」といった一文を沿えると、相談や問い合わせの心理的ハードルを下げ、ターゲットが連絡しやすくなるでしょう。
また、料金に関しては、ターゲットが気になる内容です。コンテンツに含めておくことで、興味を引けるでしょう。
コンテンツはどのように書けば良いですか?
ターゲット(ペルソナ)の設定と、SEOの基本であるタイトルや見出しにキーワードを入れることを、忘れないようにしましょう。
また、専門用語はできるだけ避け、わかりやすい言葉で説明するように心がけることも大切です。文章が長くなり過ぎないよう、ポイントを簡潔にまとめましょう。
日常業務がある中で、どのくらいの頻度でコンテンツを追加すれば良いですか?
コンテンツは頻繁に追加するのが理想です。しかし、人手不足な現場では日々の業務の合間を縫って、コンテンツをこまめに作成するのは大変でしょう。月に数回から週に数回程度と、無理なく継続できる頻度を設定なさってください。
まとめ
以上、介護施設や老人ホームのホームページ集客に関してお伝えしました。
介護施設や老人ホームの新規開業が増えると同時に、新たなホームページも公開されます。
まず検索での競争で優位に立たなければ、ホームページからは何の成果も得られません。
そのためにはSEO対策が肝心であり、地域内で選ばれる施設となるにはターゲットとキーワードを決め、それを意識したコンテンツを提供しましょう。
具体的なキーワードの例も提示していますので、参考としていただけましたら幸いです。