「参照」の意味を完全解説!引用・参考との違いや適切な使い方とは?

「参照」の意味を完全解説!引用・参考との違いや適切な使い方とは?

マナブ

普段のメールで何気なく「参照してください」と使っていましたが、似た言葉を使って言い換えるにはどう言えばいいのでしょうか?

「参照」は、さまざまな場面でよく使う言葉の一つです。だからこそ、気がつかないうちに誤った使い方をしてしまっている可能性もあります。

そこでこの記事では、「参照」の言葉の定義と類義語との違いに触れながら、正しい使い方について解説していきます。

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目次

「参照」の定義とは

参照」という言葉の定義は、事実として根拠がある複数の資料やデータを比較することです。

実際に「参照」という言葉を辞書で引いてみましょう。

広辞苑無料検索を見てみると、「照らし合わせて見ること。引き比べて参考にすること」と出てきます。

「照」という漢字が意味するように、さまざまな資料やデータを照らし合わせ比較しながら、理解するための手がかりとするという意味合いが大きいです。

例えば以下のような使い方をします。

「参照」の使い方

  • 「詳しくは、2ページ目の図−1を参照」
  • 「こちらの資料をご参照ください」
  • 「過去の統計を参照して、今後の予想をした」

このように、はっきりと証明ができる情報を対象に比べることを参照と言います。

「参照」の英語表記

「参照」という名詞での日本語は、英語に訳すといくつかの言葉に相当します。

英和辞典を引いてみると、「reference」「consultation」の2つの単語が出てきますが、どちらを使っても意味としては同じです。

しかし、使われ方には以下のような違いがあります。

reference

名詞として使われる場合には「参考文献」「参考資料」という意味があります。

「~について言及する」「~を引き合いに出す」という他動詞として使われることもあります。

consultation

専門家などに「相談を受ける」、医師の「診察を受ける」という意味の名詞です。

専門的な文献や学術書などを参考にするという意味合いが大きいです。

「参照する」に似た5つの英単語

日本語では「参照する」と表現できますが、英語では5つの英語表記があります。

それぞれの単語は「参照する」以外の意味も含んでいます。

NO. 1 refer to

参照するという意味の他にも、「言及する」「照会する」「紹介する」といった動詞の意味があり、幅広い使われ方をします。

情報源を確認するといったニュアンスが含まれます。

NO. 2 compare with

「比較する」「対照する」という意味です。似ている点や違っている点を明らかにすることを言います。

NO. 3 look up

「情報を検索・調査する」といったニュアンスで、辞書を引くという使われ方をします。

NO. 4 see

「見る」「見える」という意味ですが、「調べる」「確かめる」という意味もあり、「参照する」に近いです。

NO. 5 consult

「参照する」の他に、相談する、意見を聞く、助言を求めるという意味があります。

名詞は「consultation」です。

日本語と英語では使われ方やニュアンスが若干異なります!

「参照」の類義語との違い

参照の類語には、「引用」「参考」「転載」「照合」「照会」の5つがあります。

それぞれの言葉の定義と、例文を交えながら「参照」との違いを見ていきましょう。

「引用」の定義

自分で考えた話や言葉、書く文章の中に、他人が考えた話や文章を組み込むことを引用と言います。

広辞苑によると、以下のように記載があります。

「自分の説のよりどころとして他の文章や事例または古人の語を引くこと」

引用:広辞苑無料検索

この「」内の一文がまさに引用です。

参照と違う点は、他の文献や人物の言葉を一語一句そのまま用いて使うことです。

自分の書いた文章や話した言葉の信憑性を高める目的として引用します。

「引用」の例文

  • 「自分の論文の根拠を示すため証拠が必要なので、研究データを引用した」
  • 「この文はホームページからの引用です」
  • エジソンは言った。「私は失敗したことがない。ただ一万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ」と。

「参考」の定義

「参考」では、「参照」と違い自分で考えるという点に重きを置いています。

辞書を引いてみると、以下のように記載があります。

「自分の考えややり方を決める手がかりとすること。また、その材料」

引用:広辞苑無料検索

つまり、ただ照らし合わせるだけではなく、ヒントにした上で自分なりの結論を自ら導き出してまとめることが参考にするという意味です。

「参考」の例文

  • 「過去に流行した曲を参考にして、新しい曲を作った」
  • 「参考資料を元に、研究レポートを作成する」
  • 「この本はとても参考になる」

「転載」の定義

「転載」とは、すでに存在する印刷物の文章や、写真・動画等をそのまま移して載せることです。

照らし合わせる「参照」や、一部分のみを用いて使用する「引用」とは違い、すべてを丸ごとコピーすることを言います。

したがって、創作物としての割合が自分よりも転載元の著作物の方が主体です。

転載する場合は、出典を明記することと著作権許可をしっかり取っているかに注意しましょう。

「転載」の例文

  • 「無断転載を禁ず」
  • 「今回の資料は以下の記事内容を転載した」

「照合」の定義

「照合」の定義は、照らし合わせて「確かめること」です。

照らし合わせるという点は「参照」と同じですが、「照合」では「確認する」ために照らし合わせます

参照の英語表記である「reference」の日本語訳の一つとしても「照合」という意味があり、一単語では「参照」と「照合」の2通りの解釈が取れます。

文脈から判断し、適切な訳し方をすることが必要です。

「照合」の例文

  • 「無断転載を禁ず」
  • 「今回の資料は以下の記事内容を転載した」

「照会」の定義

問い合わせて確かめることを「照会」と言います。

問い合わせて参考にするときに「参照」を使うこともありますが、その対象は主に文献や資料の文章です。

対して「照会」では、銀行や役所などといった公的機関を対象にします。

また「照合」も「照会」も「確認する」という点は同じですが、照らし合わせるか問い合わせるかという点が違います

「照会」の例文

  • 「銀行口座の残高照会をする」
  • 「ご照会頂いた件について回答いたします」
  • 「過去のデータから照会し、確認作業をした」

【ライター必見】「参照」の正しい使い方と誤用例

取引先相手などに、丁寧な表現にしようとしたつもりが、実は日本語として間違った使い方をしてしまっている場合があります。

よくある例は、「ご」+尊敬語の二重敬語と言われるものです。

ここでは、気づかないうちに陥りやすい「参照」の正しい使い方と誤った使い方を例文で紹介します。

マナブ

文章を扱うライターの方は特に注意するべきですね。

CASE STUDY 1「参照」の正しい使い方

「参照する」を尊敬語にするには、接頭語「ご」をつけるか、「~する」の部分を敬語にした「なさる」にするだけで大丈夫です。

正しい例を見てみましょう。

① ご参照

「参照する」という相手の行為に、接頭語「ご」をつけて尊敬表現にしています。

② 参照してください

「参照してくれ」というお願いする行為が、「~してください」という丁寧語表現になっています。

③ ご参照ください

接頭語「ご」+丁寧語「~ください」により丁寧な表現にしています。

この場合、動作を表す「~する」という動詞は不要ですので、「してください」とはなりません。

④ 参照なさってください

「~する」の尊敬語「なさる」の形にしています。また、ビジネスメールでは、以下のような表現も使われます。

  • 「ご参照くださいますようお願い申し上げます」
  • 「ご参照のほどお願いいたします」
  • 「ご参照いただければ幸いです」
レイナ

「参照」は対象となる資料を照らし合わせることなので、見てもらいたい資料は必ず添付するようにしましょう!

CASE STUDY 1 「参照」の誤った使い方

ここにあげる2つには接頭語「ご」が不要です。

① ご参照してください

「ご」+「~する」といった表現は謙譲語にあたります。

謙譲語は自分の立場を低める言い方です。これでは自分が参照してもらう立場になってしまい、相手が主語になる場合には使えません。

② ご参照なさってください

「ご」+「~なさる」の形は、一文中に同種類の敬語が重複している、いわゆる二重敬語です。

「ご」+「参照する」という敬語表現と、「参照なさる」という敬語が二重に使われています。

「参照する」だけに限らず、他の言葉でも二重敬語には注意しましょう。

③ 「参照する」の別の使い方

「参照する」の他に、言い換え可能な表現がいくつかあります。

  • ご覧ください
  • ご確認ください
  • ご査収ください

ビジネス上でも一般的によく使われる表現なので、覚えておきましょう。

マナブ

いずれも、接頭語「ご」+丁寧語「~ください」の表現になっていますね!

参照についてよくある質問

「ご参照ください」は目上の人にも使える表現ですか?

「ご参照ください」は尊敬語表現なので、目上の人に使えます

ただし、「ご参照してください」「ご参照なさってください」は、二重敬語になるので誤りです。

敬意を払うべき相手の前で間違った使い方をしないように注意しましょう。

「参照」と「参考」を使い分ける基準はなんですか?

「参照」と「参考」はよく似ていますが、大きな基準は照らし合わせる対象に人の意見を含むかどうかです。

  • 参照:人の意見は含まず、データや資料といった確定情報だけを頼りにし、比較対象とする
  • 参考:人の意見も参考対象になる
  • 例)「大変ためになります。」「参考にさせて頂きます。」など

まとめ

今回は「参照」の定義や似た意味をもつ言葉を紹介しました。

それぞれの単語がもつ意味の違いや、正しい敬語表現が日本語の難しいところかもしれません。

ですが、「Webライターは文章を扱うプロ」という意識のもと、使う単語には意図をもって書いていくことが大切です。

それぞれの単語の意味を正しく理解して使っていきましょう。

この記事を書いた人

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SEO Writer / SEOタイムズ編集部

SEOタイムズ編集部は、最新のSEOを軸にWebマーケティング全般を横断するプロフェッショナル集団です。チーム内には、検索アルゴリズムの研究者、エンジニア、生成AI・LLMOの利活用を研究するデータサイエンティスト、そしてGoogle 検索品質評価ガイドラインを深掘りしてきた専任リサーチャーが在籍。

これまでに累計 3,000本を超えるSEO記事を制作し、膨大な順位データを活かしたソリューションを提供してきました。上位表示の成功、失敗パターンを学び、CTR・CVR などの実測値と自社ツールから得られた独自ナレッジを日々アップデートしています。

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