Googleが一部「構造化データの廃止」を発表!?|SEOにどう影響する?

Googleが一部「構造化データの廃止」を発表!?|SEOにどう影響する?

Googleが一部「構造化データの廃止」を発表!?|SEOにどう影響する?

Googleは、検索結果をもっとシンプルにするため、一部の構造化データのサポートを終了すると発表しました。(参考:Google 検索結果ページを簡素化|Google検索セントラル)

対象となる構造化データは、「書籍」「講座」「求人」「車情報」などに関する7種類のデータです。

海外のSEOニュースメディア「Search Engine Journal」によると、今回の構造化データのサポート終了は、検索結果の見た目には影響を与えるものの、検索順位そのものには影響がないと述べています。 

本記事では、今回のニュース内容をもとに構造化データの終了背景や対象となる構造化データの内容、そして今後のSEO対策について分かりやすく解説します。

目次

検索結果を見やすくするための変更

Googleは、「あまり使われていない情報の表示は、検索ユーザーにとって役に立っていない」という分析結果をもとに、検索結果をよりシンプルで有益なものにするため、今回の変更に踏み切ったと説明しています。

また、Googleは今回の変更について「検索順位には影響しない」と公言しています。

そのため、対象となる構造化データを使用しているWebサイトは、急いで削除や修正を行う必要はありません。(…とされていますが、どうなるかは今後の動きを確認する必要があります)

しかし、対象の構造化データは今後、数週間から数ヵ月で段階的に終了するとも発表されています。

これまで、検索結果に表示されていた情報が今後は表示されなくなるため、CTR(クリック率)への影響などは注意しておくべきでしょう。

Google検索結果のサポート終了対象となる7つの構造化データとは?

Book Actions(書籍のアクション)

書籍の「購入」や「プレビュー」のボタンを検索結果に表示できる機能です。
出版社や書籍ECを運営するサイトにとっては、目立つ導線が減る形になります。

Course Info(講座情報)

講座のタイトルや講師の名前などを検索結果に表示する仕組みです。

オンラインスクールなどは、違う方法で情報を伝える必要が出てきます。 

Claim Review(ファクトチェック)

多くのメディア関係者(ニュースサイトの運営者など)が使っている「これは本当かどうかを確認した情報」を目立たせる表示です。

今後は通常のテキスト表示に戻ると見受けられるため、信頼性を見せるには別の工夫が必要になります。

Estimated Salary(推定給与)

求人情報において給与幅を視覚的に表示できるデータです。

求人メディアなどは、情報が見えにくくなることで若干の影響が出るかもしれません。

Learning Video(学習動画)

教育目的の動画に対して、どんな内容か(対象スキルや学習目標など)の情報を補足できる形式です。

教育系YouTuberや学習プラットフォームは、今後別のアプローチで魅力を伝える必要があります。

Special Announcement(特別なお知らせ)

コロナ禍における自治体や機関の重要発表に使われていた機能です。 

現在は利用頻度が減っているため、サポート終了となります。

Vehicle Listing(車両リスト)

中古車販売サイトなどで、車種や価格、スペックを検索結果に表示できたデータです。 

車を扱うサイトでは、今後情報の見せ方を工夫する必要がありそうです。

Webサイト運営者が今後気をつけたいこと

今回の発表で重要なのは、「サポートが終了する構造化データを削除する必要はない」という点です。 

Googleのサポート終了対象の構造化データは、Google検索での表示に使われなくなるだけで、他の用途(内部分析や他プラットフォームとの連携)では引き続き使えます。

これからは、「本当に必要な情報を、どう見せるか」が大事になります。

目立たせるための設定に頼るのではなく、検索ユーザーにとって分かりやすく、役立つページ作りを心がけるとよいでしょう。

しかし、今後の検索エンジンの動きには注目しておく必要があります。

SEOタイムズの見解

今回紹介した、サポート終了を受ける構造化データですが、日本のWebサイトで活用されている例は少ない印象のため、影響を受けるのは限られた一部のWebサイトにとどまりそうです。

しかし、「今使っている情報の見せ方は、本当に役立っているのか?」を見直す良いきっかけにはなるはずです。

今後は「とりあえず何でも構造化する」ではなく、「どの検索結果でどう表示されるのか」を見極めたうえでの設計が大切になってくると考えます。

また、AIの発展に伴い、本事例のような動きが活発になることは間違いないでしょう。

Googleの検索結果の変化に振り回されず、検索ユーザーのためになる内容に集中していくべきですね。

それは結局SEO対策の最適解になることが多いかと思います。

まとめ

Googleは7種類の構造化データを廃止し、検索結果をよりシンプルで実用的な検索体験を提供しようとしています。

検索順位には影響しないため、大きな対応は不要ですが、表示されなくなることによる見た目の変化には注意が必要です。

このタイミングで、「何を、誰のために、どう伝えるか」という視点で、自社サイトの情報の見せ方を見直すと良いかもしれません。

この記事を書いた人

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染谷 洋介 / SEOタイムズ編集部

創刊時から企画・監修を一貫して担い、累計2,000本以上のSEO記事を発信。実務経験10年以上のSEOディレクター。公開前のファクトチェックと各界の専門家のレビューを行い、正確性と信頼性を両立。トレンドを押さえ、読者が“今すぐ実装できる”ノウハウを届けることが使命です。