Yoast SEOのプラグインに「バグ」発生|AI生成コンテンツがバレバレに

海外SEOメディア「Search Engine Journal」によると、WordPressで広く使われているSEOプラグイン「Yoast SEO」のプレミアム版で、AI生成コンテンツに「AI特有のHTMLコード」が自動で埋め込まれてしまうバグが発覚しました。
これはパッと見は分からないものの、コード上で「この文章はAIで作ったよ」と知られてしまうような状態で、SEOやプライバシーの面からみても危ういのでは?と注目を集めています。
Yoastはすぐに修正を公開しましたが、影響範囲や背景も含めて解説します。
- 目次
バグの概要と影響範囲
問題が発覚したのは、「Yoast SEO Premium(有料版)」でAI関連の機能を利用していた一部のユーザーです。

引用:Bluesky
ChatGPTなどで作成した文章をWordPressにコピペした際、意図しないHTMLコード(data-start、data-endというクラス)が自動的に追加されてしまう状態でした。
このコードはAIによる生成範囲を示すもので、外見上は表示されないものの、HTMLコードを見れば誰でも「AIで書いた文章かどうか」が分かるという状態になります。
要はわざわざ検索エンジンに対し「AIで書いたよ」と知らせており、SEOの状況などが懸念される自体となりました。
HTML内に勝手に入っていた「AI識別コード」とは?
この「data-start/data-endクラス」は、以下のようにコンテンツ中に挿入されていたようです。
<br data-start=”57″ data-end=”60″ />
このタグはAIが生成した特定の文に埋め込まれ、SEOツールなどでコードを見れば「これはAI生成だな」と判別されることになります。
一般の閲覧者には見えないため問題がないように思われがちですが、企業オウンドメディアでは余計な誤解を生まないように注意が必要です。
また、SEO的な観点では「AI生成コンテンツの割合をGoogleがどう評価するか」が話題になる中で、コード上にわざわざ目印を付けていたというのは好ましい状態ではなかったと言えるでしょう。
Yoastの対応と最新版アップデート情報
Yoastはこの問題を重く受け止め、すぐに修正版(バージョン25.3.1)をリリース。
意図せず挿入されたコードを自動で削除し、今後はこのようなコードが追加されないようになっています。
また、影響が出ていたのはプレミアム版が中心でしたが、無料版もメンテナンス目的で同時にアップデートが行われました。
ユーザー側の操作は不要で、アップデートすれば自動的にクリーンな状態に戻るとのことです。
過去にもバグを繰り返しているYoast SEO
実はYoast SEOには過去にも同様の「リリース前の見落とし」がありました。
2022年には重複サイトマップの生成、2018年には画像ごとに数千ページが勝手に作成されるバグも発生していました。
今回のようにHTMLレベルで見落としがあると、検索エンジンへの影響だけでなく、企業としての信頼にも関わってきます。
特にAIが関与する機能では、開発・検証の段階でより慎重な対応が求められます。
SEOタイムズの見解
本件「またか…」と思ったSEO担当者も少なくないでしょう。
Yoast SEOは便利なプラグインである一方、過去にもバグが目立ちます。
AIコンテンツを巡る環境が厳しくなってきている今、たとえ見た目に影響がなくても「AI生成の目印が埋め込まれていた」というのは結構なリスクです。
しかも、ユーザーが何も気づかないまま、AI識別用のコードが埋め込まれていたとなると、企業サイトでは大問題にもなりかねません。
特にSEOやページのクオリティを重視するメディアにとっては、今回のような事例を知っておくのは大切です。
もしYoast SEOのプレミアム版を使用している場合は、念のためコードのチェックをしておくことをおすすめします。
まとめ
Yoast SEOのプレミアム版におけるバグにより、AI生成コンテンツに識別用のHTMLコードが自動で挿入されていた問題が発覚しました。
コード上で「AI生成」と分かる状態は、SEOや企業の信頼性の観点からも無視できない要素です。
Yoastは迅速に修正を行い、現在はアップデートによって問題は解消されていますが、今後もAI関連の新機能を導入する際は、開発側にもユーザー側にも慎重な姿勢が求められます。












