Google CEOが語る「人間が作るコンテンツ」の未来とは?

Google CEOが語る「人間が作るコンテンツ」の未来とは?

Google CEOが語る「人間が作るコンテンツ」の未来とは?

AIによって、Google検索の仕組みが大きく変わる中、Webサイト運営者たちの間で「人間が作ったコンテンツ(Webサイト)」はアクセスされなくなってしまうのでは?といった心配の声が広がってきています。

日本でも「オワコン」と記載された動画や記事が溢れていますね。

海外SEOニュースメディア「Search Engine Journal」にて、Google CEOのサンダー・ピチャイ氏がポッドキャスト番組「Lex Fridman Podcast」に出演し、AI検索とWebサイトの関係について述べた内容を解説しています。

本記事では、今回のニュース内容をもとにWebサイト運営者たちが抱える不安や今後のWebサイトの影響について、わかりやすく紹介します。

目次

AI検索は次のステップではなく新たなチャネル?

今回のインタビューで、サンダー・ピチャイ氏は、AI技術を取り入れた新しいGoogleの検索体験について「検索の次の章」と表現しました。

しかし、Search Engine Journalはこの発言に対し「新しい章ではなく、新しい本が始まったようなものだ」と述べています。

少し分かりにくいですが、要は「AIと検索エンジンは別のチャネルだ」という表現だと受けとると納得がいきます。

しかし、検索に対しても「Google検索という行為そのもののあり方が、根本から変化する可能性がある」と話しています。

たしかに、Google検索は2004年のフロリダアップデート、2012年のペンギンアップデート、2018年のメディックアップデート、最近ではヘルプフルコンテンツアップデートなど、これまでにも大きな変化がありました。

ただし、これらのアップデートはGoogle検索結果の精度を上げたり、質の低いコンテンツの減少を目的に行われてきたもので、AI検索は今までのアップデートとは、別物だと指摘する声もあり、これまでのGoogle検索とは別の枠組みに入りつつあるという見方が出てきています。

AIモードでもWebサイトを見ることはできるのか

今回のインタビューの中で、レックス・フリードマン氏が「AIモードでも人間が作ったWebサイトにたどり着けるのか」と質問したところ、サンダー・ピチャイ氏は「それは今後もGoogleの基本的な考え方のひとつだ」と答えました。

さらに「ユーザーがいろいろなことに興味を持って調べるとき、AIが文脈を説明してくれることで、目的の情報にたどり着きやすくなる」と説明しています。

GoogleはAIを使って情報をわかりやすくまとめるだけでなく、リンクを通じて詳しい情報があるWebページへ案内する仕組みも保っていく方針です。

ただ、そうした設計が実際にどれだけユーザーの行動につながっているかは、まだはっきりとは見えていません。

AIからの流入は現在把握できない

多くのWebサイト運営者やメディア関係者が不安に感じている理由に、AI OverviewsやAIモードを通じたアクセス数を、正確に把握できない点があります。

その背景には、情報の見える化が進んでいない状況が影響しています。

Googleは「AIが表示する情報の先にWebページがある」と言っていますが、その訪問数がGoogleの分析ツールで見えないため、本当に検索ユーザーがWebサイトに来ているのかがわかりません。

それゆえに、Googleの説明と現実のあいだにズレがあると感じている人が多く、Googleに対する不信感につながっていると言えるでしょう。

AIモードにおける広告の役割とは?

サンダー・ピチャイ氏は、インタビューの中でAIモードにおける広告について「広告も検索ユーザーにとって意味のある情報だと考えている」と述べました。

AIが検索ユーザーの興味や目的をより正確に理解できれば、広告もただの宣伝ではなく、その人にとって役立つ情報として届けられる可能性があるという考えです。

しかし、今のところはAI検索で自然な検索体験の改善が優先されていて、広告がどのように表示されていくのかは今後の課題になりそうです。

SEOタイムズの見解

今のままだと、Googleがどれだけ「人間が作るWebサイトを大切にしている」と発言したとしても、その言葉だけでWebサイト運営者たちが安心できるわけありませんよね。

実際にユーザーがAI検索を通じて自分たちのWebページに訪れているのかがわからなければ、その発言を信頼するのは難しいと感じるでしょう。

そのうちGoogleアナリティクスで対応できるようになるとは思いますが、それまでAIからの流入を信じて運営しなくてはならないストレスは相当なものです。

特に、日本のSEO担当者や中小メディアの方にとっては、Googleの考え方だけでなく、実際のデータ(CVなど)を見ながら判断していく姿勢が今まで以上に大切になります。

まとめ

今回のインタビューから、「AIが進化してもWebサイトの重要性は変わらない」というサンダー・ピチャイ氏の意思が伝わってきます。

しかし、現在のところ、その考え方と実際の仕組みにギャップがあり、多くのWebサイト運営者が不安を感じている状況です。

AI検索の進化にうまく対応していくには、検索ユーザーの行動を確認できる仕組みや、Webサイト運営者向けのサポートがもっと必要になります。

Googleが今後、その姿勢を行動で見せられれば、信頼回復につながるはずです。

この記事を書いた人

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染谷 洋介 / SEOタイムズ編集部

創刊時から企画・監修を一貫して担い、累計2,000本以上のSEO記事を発信。実務経験10年以上のSEOディレクター。公開前のファクトチェックと各界の専門家のレビューを行い、正確性と信頼性を両立。トレンドを押さえ、読者が“今すぐ実装できる”ノウハウを届けることが使命です。