検索エンジンは使われなくなっている?Googleが反論

検索エンジンは使われなくなっている?Googleが反論

海外のSEOニュースメディア「Search Engine Journal」によると、Googleは最近出回っている「検索エンジンの利用が減っている」との声に対し、公式に否定する声明を発表しました。(参考:The Keyword|Google)

この発表の発端は、Appleのエディ・キュー氏が証言した「AppleのSafariブラウザユーザーによる検索エンジンの利用が先月初めて減少した」という内容です。

この発言をきっかけに、Googleの株価は7.51%以上も下落。

AIツールの登場とともに、「人々はもうGoogle検索を使っていないのでは?」という見方が、業界内外に広まりつつあります。

今回は本ニュースを掘り下げて、紹介します。

目次

Appleのエディ・キュー氏の証言が呼んだ波紋

Appleのサービス担当上級副社長であるエディ・キュー氏は、Safariブラウザのユーザーによる検索エンジンの利用が、先月ついに減少したと発言しました。

エディ・キュー氏は、AIによる技術革新が進む中で、従来型の検索エンジンの役割が変わりつつあると主張。

この発言がメディアで取り上げられ、Googleの株価が大きく下がる要因になったとニュースでは報じています。

公式に否定する声明を残している時点で、ほぼ間違いないと言ってよいでしょう。

シリコンバレーでは「Google離れ」が進んでいる?

Yコンビネーターのポッドキャストでも、Googleの検索利用が減少しているという話題が取り上げられました。(AI Revolution: What Nobody Else Is Seeing|YouTube)

本動画の司会者は「Googleのトラフィックは15%減った」「今はChatGPTやPerplexityで情報を探すのが当たり前」と話しています。

さらに動画内では、「Googleは今や、昔のeBayのような、ちょっと古くさい存在に感じる」と表現していました。

最先端のツールを使いこなす層にとっては、検索エンジンは過去のものとなりつつあるようです。

Googleの公式反論と現状の主張

こうした報道に対し、Googleは「検索クエリの総量は今も増え続けている」と公式に反論しています。

Appleのデバイス経由での検索も例外ではなく、音声認識やGoogleレンズなど、新しい検索手段も広がっているとのことです。

Googleは今後のGoogle I/Oにおいて、さらなる機能強化について発表すると話しています。

まとめると、「時代と共に検索エンジンの使い方が変わっただけで、ユーザーが減っているわけではない」というのがGoogleが言いたいことだと考えられます。

SEOタイムズの見解

正直「またか」と思うニュースの内容ではありますが、Google公式の声明が今回の肝になると思います。

確かにAIツールが急速に普及しているのは事実ですし、Google検索の位置づけも変化してきているのは間違いありません。

ですが「Google検索が終わり」というのはさすがにまだ早すぎると感じます。

実際のSEOからのトラフィックは十分にありますし、ユーザー行動が多様化しているだけだと捉えることができます。

とはいえ、SEOをやる上ではこの変化に備える必要があります。

Googleからの流入だけに頼らず、ChatGPT経由のトラフィックや、構造化データを使ったSERP強化など、選択肢を広げていくことがこれからのSEOには欠かせないのは間違いありません。

まとめ

Google検索は、すぐに終わるわけでも、誰も使わなくなるわけでもありません。

ただし、ユーザーの検索行動が変わってきているのは確かです。

大事なのは、表面的な数字や言説に振り回されず、本質的な変化を見極める目を持つこと。

そしてその上で、今後のSEO戦略を柔軟にアップデートしていくことが必要です。

この記事を書いた人

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染谷 洋介 / SEOタイムズ編集部

創刊時から企画・監修を一貫して担い、累計2,000本以上のSEO記事を発信。実務経験10年以上のSEOディレクター。公開前のファクトチェックと各界の専門家のレビューを行い、正確性と信頼性を両立。トレンドを押さえ、読者が“今すぐ実装できる”ノウハウを届けることが使命です。