Google DiscoverとAIモードの影響とは?これからのSEOに必要なこと

Google Discoverは、検索ユーザーの興味や検索履歴に基づいてニュースや記事を自動で表示する仕組みで、メディアにとっては検索結果とは別の大きな流入経路のひとつです。
これまで、スマートフォンのGoogleアプリなど、モバイル端末での利用が中心でしたが、最近になってデスクトップ(パソコン)でも表示されるようになり、より多くのユーザーにニュース記事やコンテンツが届く可能性が広がっています。
一方で、AI Overviewsなどの影響で、検索結果からのアクセスが減るケースも増えており、今までのSEO対策だけでは通用しにくくなっています。
海外SEOメディア「Search Engine Journal」は、ニュースSEOに詳しいジョン・シェハタ氏へのインタビュー動画を通じて、Google Discoverのデスクトップ対応やAIによる検索の進化がメディア運営に与える影響を紹介しています。
本記事では、このインタビュー内容をもとに、SEO担当者が押さえておきたい変化のポイントや、今後のコンテンツ戦略に求められる考え方をわかりやすく解説していきます。
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Google Discoverのデスクトップ対応がもたらす可能性
今回のインタビューでジョン・シェハタ氏は、Google Discoverはすでに多くのニュースサイトにとって主要なアクセス元となっており、Webサイトによっては全体の60%を占めるケースもあると述べています。
また、新たにGoogle Discoverがパソコン(デスクトップ)でも表示されるようになり、これまでスマホが中心だった流入に加えて10〜15%ほどのアクセス増加が期待されていますが「Google Discoverへの過度な依存はリスクになる」と警告もしています。
アクセスを狙って内容を薄くしたり、刺激的なタイトルを付けたりすると、Googleからの評価が下がり、Google Discoverに記事が表示されなくなる恐れがあります。
Google Discoverはあくまで記事を読者に届けるための「手段のひとつ」にすぎず、それ自体を目的にすべきではないようです。
長期的に安定した成果を出すには、どのチャネル(経路)であっても通用する質の高いコンテンツ作りが重要ですね。
AIモードの普及が変える検索体験とクリックの価値
「AIモード」とは、Google検索に新しく追加されたAI機能で、検索ユーザーの質問に対して、直接的かつ多角的な回答をAIで表示するものです。
このAIモードの搭載によって、検索ユーザーがリンクをクリックせずに満足してしまうケースが増えていると予測され、いくつかのWebサイトでアクセスが25〜32%減少したという報告があります。
さらに、「何があったのか?」といった質問形式の検索では、複数の記事ではなくAIがまとめた要約が表示される傾向が強くなっています。
ジョン・シェハタ氏は、この流れを踏まえ、今後はクリック数ではなく「検索やAIに取り上げられるか」が重要な評価軸になると述べています。
そのためには、スキーママークアップ(検索エンジンに内容をわかりやすく伝える仕組み)や、信頼される情報の提供が重要です。
コンテンツ戦略の見直しと多様化の必要性
今後のニュースサイトには、ただの速報だけでなく、背景や意味を掘り下げた解説記事が求められます。
類似のニュースが多く存在する中で、AIに選ばれるのはオリジナリティがあり信頼できる情報だけです。
また、GoogleやDiscoverだけに頼ると、突然アクセスが激減するリスクもあります。
そのため、ニュースレターや自社アプリ、LLM(大規模言語モデル)などとの連携など、多様な流入・収益経路の構築が必要です。
SEOタイムズの見解
Google Discoverのデスクトップ対応はプラスですが、それだけで減ったアクセスをすべて取り戻せるわけではありません。
むしろ、今後は「クリックされるかどうか」より、「検索やAIに取り上げられるかどうか」が大事になっていくと考えています。
SEOの考え方も、「目立ってクリックを取る」から、「AIが参考にしたくなるような信頼性のある情報を作る」方向へ変わる必要があります。
これからは、ただAIに使われるだけでなく、情報の提供元としてきちんと評価され、交渉できる立場を持つメディアが生き残るといえるでしょう。
まとめ
Google DiscoverやAIモードの導入は、ニュースメディアやSEOのあり方に大きな影響を与えています。
短期的なアクセス数にとらわれるのではなく、質の高いコンテンツを軸に、多様な流入経路の整理がこれからの基本になります。
「どれだけ表示され、どう使われるか」を意識し、AI時代にふさわしい情報発信の継続が重要です。












