整体院・整骨院でやるべきSEOとは?集客につなげるキーワードの選び方とコンテンツ作成方法

「Webサイトを作ったのに、なかなか新規の患者さんが来てくれない」
「近隣に整体院や整骨院が増えてきて、検索しても自院が出てこない」
「SEO対策が大事と聞くけれど、何から手をつければいいかわからない」
このようなお悩みを抱えていませんか。
整体院・整骨院は商圏が限られているため、「地域名+整体院」「地域名+整骨院」といったキーワードで上位表示されるかどうかが、新規来院数に直結します。
本記事では、整体院・整骨院のSEO対策について、以下の内容をわかりやすく解説します。
- 集客につながるキーワードの選び方とコンテンツの作り方
- 地域名で上位表示させるためのページ設計
- Googleビジネスプロフィールを活用したローカルSEO対策
この記事を読むことで、整体院・整骨院ならではのSEO対策の進め方が理解でき、自院のWebサイトから安定して新規患者を集められるようになります。自社サイトからの問い合わせや来院を増やしたい方は、ぜひ参考にしてください。
- 目次
整体院・整骨院のSEOで集客につながるキーワードの選び方

整体院や整骨院のキーワード選びは、ポイントがあるんですか?

はい、ユーザーが検索する言葉をピンポイントで選ぶ必要があります。
整体院や整骨院を探しているユーザーの検索行動は、大きく分けて3つに分類できます。それぞれのタイプで使われるキーワードは異なるため、それぞれに合ったキーワードを選ぶのが問い合わせを増やすコツです。
次の3つの切り口から選ぶと、集客につながるキーワードが見つかります。
症状別のキーワードを選ぶ
症状別のキーワードとは、ユーザーが抱えている体の悩みをそのまま検索するときに使われる言葉を指します。ユーザーは「体が痛い」「不調を治したい」という具体的な目的を持っており、その言葉を検索するケースが多いです。
代表的な症状別キーワードは以下の通りです。
| 症状ジャンル | キーワード例 |
|---|---|
| 腰の悩み | 腰痛、ぎっくり腰、坐骨神経痛、腰椎ヘルニア |
| 首・肩の悩み | 肩こり、首こり、四十肩、五十肩、ストレートネック |
| 関節の悩み | 膝痛、股関節痛、肘の痛み |
| 慢性的な不調 | 頭痛、自律神経の乱れ、不眠 |
| その他 | 産後の骨盤の歪み、姿勢矯正、猫背 |
このような具体的な悩みや症状で検索する人は、いま現在つらい状態を抱えていて、なんとかしたいと考えているケースがほとんどのため、来院への意欲が高いです。
症状別キーワードを選ぶときは、次のポイントを意識してみてください。
- 自院が得意としている症状を中心に選ぶ
- 来院数の多い症状を優先する
なお、このキーワード単体では競合が多いため、「原因」「治し方」「やってはいけないこと」など悩みを組み合わせたり、地域名を組み合わせたりして、競合の少ないキーワードを狙います。
整骨院の場合は、交通事故によるむちうちやスポーツによるケガなど、保険が適用される症状も差別化できるキーワードになります。
エリア名のキーワードを選ぶ
整体院や整骨院は、ユーザーが通える範囲で探すローカルビジネスです。症状名に加えて駅名や市区町村名などのエリア名を組み合わせたキーワードは、最優先で対策すべき必須のキーワードとなります。
競合が多いエリアでは地域名のみでの上位表示は難しいため、症状やこだわり条件など他のキーワードと掛け合わせます。
キーワード例
- 渋谷区+整体+日曜日
- 世田谷区+整骨院+事故
- 表参道+整体+肩こり
- 渋谷駅周辺+整体+夜間+腰痛
エリア名キーワードを選ぶときは、次のポイントを意識してみてください。
- 院の所在地だけでなく、最寄り駅や周辺の駅も含める
- 自院に通える範囲のエリア名を幅広くリストアップする
比較タイプのキーワードを選ぶ
比較タイプのキーワードとは、複数の選択肢を見比べて検討しているユーザーが使う言葉のことです。いくつかの院を比べて自分に合った1院を選びたいという意図が含まれています。
キーワード例
- 渋谷+整体+おすすめ
- 新宿+整骨院+口コミ
- 世田谷区+整体+人気
- 表参道+整骨院+評判
- 自由が丘+整体+ランキング
この段階のユーザーは、行く意思は固まっているが最後の選択肢で悩んでいる状態のため、自院の強みや他院との違いがしっかり伝われば、予約や問い合わせにつながる可能性が高くなります。
比較タイプのキーワードを選ぶときは、料金表やお客様の声など、判断材料になるコンテンツを用意します。ユーザーの疑問を中立に解決しつつ、「このような症状でお悩みなら、当院の〇〇整体がおすすめです」と自院の強みへ自然に誘導すると効果的です。
ただし、「おすすめ」「ランキング」といったキーワードに対して、自院のWebサイト内で「〇〇市の整体院ランキングで当院が1位!」のようなランキングページを作るのは避けてください。Googleからの評価が下がるだけでなく、整骨院は医療広告ガイドラインの規制対象となるため、誇大広告にあたる恐れがあります。
比較タイプのキーワードで集客したい場合は、次の2つのアプローチがおすすめです。
- 地域のポータルサイトや比較サイトに掲載してもらう
- 「〇〇エリアで失敗しない整体院の選び方」のような中立的な視点の記事を書き、その中で自院の強みを解説する
整体院・整骨院のSEOで上位表示させるコンテンツの作り方

サイトに掲載する内容は、どのようなものがいいんですか?

ユーザーの判断材料となり、Googleからも評価されるコンテンツが必要です。
Googleに評価され、かつユーザーから選ばれるコンテンツにするために、次の5つの要素は忘れずに入れるようにします。
タイトルや見出しに地域名を入れる
整体院・整骨院は通える範囲で選ばれるローカルビジネスのため、Webサイトのタイトルや見出しに地域名を入れるのが基本です。
地域名が含まれていないと、Googleがどのエリアの院かを判断しにくいうえ、地域名で検索したユーザーにも自院が表示されません。
地域名は、次の2つには不自然にならないことを意識しつつ、なるべく入れるようにします。
- ページタイトル(titleタグ)
- 見出し(h1・h2など)
本文にも含まれているのが理想ですが、流れが不自然になるようであれば無理に入れる必要はありません。無理に入れすぎるとスパムと見なされることもあるため、あくまで自然な形で入れます。
NGなタイトル例
当院の腰痛施術について
理想的なタイトル例
【渋谷駅徒歩3分】渋谷区の腰痛専門整体院 〇〇院の施術メニュー
院長・施術者のプロフィールを掲載する
人の体に触れる整体院や整骨院では、誰が施術するのかが不透明なサイトはGoogleからもユーザーからも評価されません。E-E-A-Tを高めるためにも、プロフィールは必須項目です。
プロフィールページには、次のような情報を盛り込みます。
- 顔写真
- 氏名・肩書き
- 保有資格
- 施術歴・経歴
- 得意な症状や施術スタイル
- 施術への想いやメッセージ
Googleは医療や健康に関する情報の信頼性を厳しく評価しており、施術者の専門性が明示されているかどうかが評価の対象になります。柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師など、国家資格を持っている場合は必ず明記します。
症状別ページを作成する
キーワードの選び方で解説した「症状名×地域名」のキーワードで上位表示を狙う際の受け皿となるのが、症状別のページです。
「腰痛」「肩こり」「坐骨神経痛」「ぎっくり腰」など、症状ごとに1ページずつ作成します。1つのページに色々な症状を詰め込むのは、何に強いページなのかGoogleが判断できなくなるうえ、ユーザーが自分の見たい症状になかなか辿り着けないため、おすすめできません。
各症状別ページには、次の要素を含めます。
- 症状の原因や特徴の説明
- 放置するとどうなるかのリスク
- 自院での施術内容やアプローチ
- 改善イメージや施術期間の目安
- 症状が改善したお客様の声
- 料金や施術回数の目安
- 関連する施術メニューへのリンク
他のサイトにもあるようなテンプレート的な内容ではなく、自院ならではの考え方や施術などの一次情報を盛り込みます。
なお、症状別ページを作るときは、「必ず治る」「100%改善」のような断定的な表現は薬機法や景品表示法に抵触する恐れがあるため、「改善が期待できる」「施術によって楽になる方が多い」など、適切な表現に置き換えます。
施術メニュー・料金を掲載する
施術メニューや料金を掲載したページは、ユーザーの費用に対する疑問と不安を解消し、サイトの滞在時間を伸ばすために必須です。
どのような施術でいくらかかるかわからないという状態では、料金や施術内容を明示している他院に流れてしまいます。
施術メニュー・料金ページには、次の情報を盛り込みます。
- 施術メニューの名称
- 各メニューの内容や対応する症状
- 施術時間の目安
- 料金(税込)
- 初回料金や回数券などの割引情報
- 追加料金が発生するケース
施術メニューの名称は、ユーザーが施術内容をイメージしやすい言葉を選び、症状別ページと内部リンクでつなぐと、さらにSEO効果が高いです。
お客様の声や施術事例を掲載する
実際に通った人のリアルな感想や改善体験は、院側がどれだけ自院の良さをアピールするよりも説得力があり、予約や問い合わせにつながりやすいです。
これはウィンザー効果と呼ばれる心理効果が関係しています。当事者本人が発信する情報よりも、第三者を介して伝わる情報の方が信頼しやすい心理のことで、院側が「腰痛の改善が得意です」と言うより、実際に通ったお客様が「ここで腰痛が楽になりました」と語る方が、ユーザーの信用度が上がるというものです。
E-E-A-Tを高める要素でもあり、お客様から集めた以下の内容は可能な限り掲載するようにします。
- 来院前の症状や悩み
- 来院のきっかけや院を選んだ理由
- 施術内容や通院期間
- 施術後の変化や感想
- お客様の年代・性別・職業
- お客様の写真や直筆コメント
整体院・整骨院のローカルSEO対策のやり方

WebサイトのSEO対策だけでは不十分って本当ですか?

はい、整体院や整骨院はローカルSEOの対策も必要です。
「○○駅 整体」「○○区 整骨院」と検索したとき、通常の検索結果よりも上にローカルパックと呼ばれるGoogleマップの枠が表示されます。
この枠の上位に表示させるための対策がローカルSEOです。
検索結果画面でまず初めに目に入るものなので、ここに表示されるかどうかが新規来院数を大きく左右します。
ローカルパックで上位表示させるための対策は、次の3つです。
Googleビジネスプロフィールを最適化する
Googleビジネスプロフィールは、Googleマップやローカルパックに自院の情報を表示させるための無料ツールです。
未登録の場合はまず登録を済ませ、すでに登録済みであれば内容を最新の状態に保ちます。
最適化する項目
- 店名・住所・電話番号
- 営業時間・定休日
- カテゴリ(整体院、接骨院など)
- 外観・内観・施術風景の写真
- 施術メニュー・料金
- Webサイトや予約ページのリンク
- 特徴や強みを伝える紹介文
写真はユーザーの来院判断に大きく影響するため、外観・内観・施術風景・スタッフの写真などをバランスよく掲載します。
情報を最適化したら、最新情報の投稿機能を使い、定休日のお知らせやキャンペーン情報などを週に1〜2回、定期的に発信することをおすすめします。投稿が活発だと、Googleからの評価が上がりやすいためです。
NAP情報を全媒体で統一する
NAP情報とは、Name(店舗名)、Address(住所)、Phone(電話番号)の頭文字を取ったものです。
Googleはさまざまな媒体に掲載されているNAP情報を照合して、その店舗が実在し信頼できる存在かを判断しているため、インターネット上ですべて同じ表記になっている必要があります。
- 自院のWebサイト
- Googleビジネスプロフィール
- SNS
- ポータルサイト
- 地域情報サイト
これらの媒体でNAP情報がバラバラだと、Googleが同じ店舗の情報だと認識できず、評価が分散してしまいます。
住所は表記揺れが発生しやすい項目です。今はGoogleの認識精度が上がり多少のズレは自動で判別されることも増えていますが、評価の分散を確実に防ぐためには、1つの表記に決めて全媒体で揃えておくことをおすすめします。
来院後に口コミを集める仕組みを作る
Googleビジネスプロフィールに集まる口コミの件数や評価は、ローカルパックの順位に大きく影響する要素です。とはいえ、来院したお客様が自分から口コミを書いてくれるケースはあまり多くありません。
口コミを集めるために次のような工夫をしておくと、集まりやすくなるのでおすすめです。
- 受付や待合室にQRコード付きのカードを置いておく
- 施術後にスタッフから一言お願いする
- LINEや会員カードで口コミのお願いメッセージを送る
特におすすめなのは、施術後にスタッフから直接お願いする方法です。施術で体が楽になった直後はお客様の満足度が高く、好意的な口コミをもらいやすいタイミングです。QRコードを用意しておけば、その場でスマートフォンから投稿してもらえるので、お客様の手間もほとんどかかりません。
集まった口コミには、できる限り返信するようにします。良い口コミにはお礼を、厳しい口コミには真摯に受け止める姿勢を見せると、これから来院を検討しているユーザーに誠実な印象を与えます。
整体院・整骨院のSEOに関するよくある質問
1つのページで複数の症状キーワードを狙ってもいいですか?
おすすめできません。1つのページに複数の症状を詰め込むと、Googleが何に専門性があるページなのかを判断しにくく、結果としてどのキーワードでも上位表示されなくなる可能性が高いです。「腰痛」「肩こり」「坐骨神経痛」のように、症状ごとに1ページずつ作るのが基本です。
自院がないエリアのキーワードでも集客できますか?
整体院・整骨院は通える範囲で選ばれるローカルビジネスのため、自院から離れたエリアのキーワードで集客するのは現実的ではありません。仮に上位表示できたとしても、遠方のユーザーは予約につながる可能性は低く、SEOの労力に見合った成果は得られません。自院に通える範囲のエリアに絞ってキーワードを選びましょう。
症状別ページはいくつ作ればいいですか?
明確な正解はありませんが、自院で対応できる症状をひと通り網羅するのが理想です。まずは来院数の多い症状や得意な症状から3〜5ページほど作り、運用しながら少しずつ増やしていくのがおすすめです。
WebサイトがなくてもGoogleビジネスプロフィールだけで集客できますか?
Googleビジネスプロフィールだけでも一定の認知は獲得できますが、それだけで安定した集客を生み出すのは困難です。マップで見つけたユーザーの多くは、詳しい料金や施術内容を確認するためにホームページへ移動するからです。
本格的に集客したいなら、Webサイトとビジネスプロフィールの両方を整えるのが理想です。
まとめ
多くの整体院や整骨院では、Webサイトが名刺代わりの存在で止まっていますが、上位表示できているサイトは症状に悩むユーザーがどんな言葉で検索し、何を不安に思い、何を見れば来院を決めるかまで踏み込んで設計しています。
ユーザーにとって、体を預ける相手を選ぶという決断を伴う業種だからこそ、WebサイトやGoogleビジネスプロフィール上に並んでいる情報の一つひとつを丁寧に作らなくてはなりません。
自院の強みを言語化し、選ばれる整体院・整骨院となるWebサイトを作っていきましょう。












