指名検索とは?メリットや一般検索との違い、増やすための6つの方法を解説
このような疑問や悩みを感じたことはありませんか? 「指名検索」とは、企業名やブランド名、商品名などを直接検索されることを指し、ユーザーの関心度が高い重要な検索行動のひとつです。集客やコンバージョン率にも直結するため、We…

「ブランド名で検索される回数を増やしたい」
「指名検索が増えると本当にSEOに効果があるのか知りたい」
「自社のブランドクエリがどれくらいあるのか把握できていない」
このように感じたことはありませんか?
ブランドクエリとは、ユーザーが検索する際にブランド名や企業名、サービス名を含めて入力するキーワードのことです。指名検索とも呼ばれており、ブランドクエリが増えるとオーガニック検索全体の流入も伸びていくと言われています。
Googleサーチコンソールにも「ブランドクエリフィルター」という分析機能が追加され、効果測定がしやすくなりました。
本記事ではブランドクエリについて、以下の内容をわかりやすく解説します。
この記事を読むことで、ブランドクエリの仕組みと自社で取り組める施策が理解でき、オーガニック流入を伸ばす対策ができるようになります。ブランド名で検索されるようにし、サイト全体の流入を増やしたい方は、ぜひ参考にしてください。

ブランドクエリって何ですか?

簡単にいうと、ブランド名や企業名を直接入力して検索することです。
ブランドクエリとは、ユーザーが検索する際にブランド名や企業名、サービス名を含めて入力するキーワードのことです。指名検索とも呼ばれており、すでにそのブランドを知っているユーザーが、目的を持って検索する際に使われるものです。
| 種類 | 具体例 | 検索ユーザーの状態 |
|---|---|---|
| ブランドクエリ | ユニクロ ヒートテック/スターバックス 新作/iPhone 価格 | ブランドを知っており、指名買いに近い |
| 非ブランドクエリ | あったかい インナー/カフェラテ おすすめ/スマートフォン 比較 | まだブランドを決めておらず、比較・検討段階 |
ブランドクエリで流入してきたユーザーは購買意欲が高い傾向にあるため、コンバージョン率が高くなりやすい特徴があります。

ブランドクエリが増えると、指名検索の流入が増えるだけじゃないんですか?

実はそれだけじゃないんです。サイト全体のオーガニック流入が底上げされるんですよ。
ブランドクエリが増えても、増えるのはそのブランド名でのアクセスだけではないかと思われるかもしれません。実際には、ブランド名で検索される回数が多いサイトは、サイト全体のオーガニック流入が増える傾向にあります。
その理由は次の3つです。
ブランドクエリが増えるということは、ブランド名や商品名で検索するユーザーが増えるということです。
ユーザーがブランド名や会社名で検索した場合、検索結果の1位には基本的に公式サイトが表示されます。1位のクリック率は非常に高いため、サービスや企業の認知度が上がり指名して検索してくれる人の絶対数が増えれば、増えた分だけダイレクトにオーガニック検索のアクセス数が増加します。
ブランドクエリが増えると、ブランド名を含まない一般キーワードでも検索順位が上がりやすくなる傾向があります。これは、Googleが「多くの人から検索されているサイト=信頼性の高いサイト」と判断する仕組みがあるためです。
指名検索の多さが、サイト全体の評価を底上げしてくれるイメージです。
ブランドクエリの増加は、Googleに対して「このサイトは多くの人に求められている」というシグナルを送ることにもつながるため、結果として一般キーワードでも検索順位が上がっていきます。
ユーザーは検索結果の一覧を見たとき、まったく知らない競合サイトよりも、SNSや他メディア、口コミなどで名前を見聞きしたことがあるサイトを優先してクリックする傾向があります。
たとえ同じ検索順位に位置していたとしても、ブランド認知が浸透しているだけでクリックされる可能性が高いということです。
CTRが上がればサイト全体の評価にも良い影響を与え、結果として一般キーワードでの順位アップにもつながっていきます。

指名検索を増やす方法ってあるんですか?

SNSや広告、コンテンツ制作などいろいろあります。組み合わせて取り組むのが効果的に進めるコツです。
ブランドクエリを増やすには、まずブランド名を多くの人に知ってもらう必要があります。指名検索する人は、すでにそのブランドを知っているユーザーです。つまり、ブランド名や商品名で検索してもらうためには、検索される前の段階でいかに認知を広げられるかが重要になります。
認知拡大は、1つの施策だけで一気に進むものではありません。SNSで投稿を見かけて、後日Webメディアでも紹介されていて、知人の口コミでも話題になっている。こうした接点が積み重なって初めて、ユーザーは「気になるから検索してみよう」と動いてくれます。
SNSの投稿で気になっていた商品が、広告で何度も表示され、後日実際に検索したという経験がある方も多いのではないでしょうか。
1度接点があったくらいでは、なかなか指名検索にはつながりません。すぐに結果が出るわけではないので、次の施策を継続して行う必要があります。
どれか1つの施策だけでは効果は薄いので、複数の施策を組み合わせて行います。
それぞれの施策の詳細は、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

ブランドクエリって、自分のサイトでどれくらいあるか調べられるんですか?

2025年11月にGoogleサーチコンソールへ追加されたブランドクエリフィルターを使えば、簡単に確認できますよ。
2025年11月、Google Search Consoleのパフォーマンスレポートに「ブランドクエリフィルター」という新機能が追加されました。AIが検索クエリを自動で「ブランドクエリ」と「非ブランドクエリ」に分類してくれるものです。
ブランドクエリフィルターは、サーチコンソールの「検索結果」レポート内にあるフィルター機能から利用できます。フィルター欄を開いて「ブランド」もしくは「ブランド以外」を選択するだけで設定は完了です。

引用:Google Search Central|Search Console にブランドクエリ フィルタを導入
また、サーチコンソールの「分析情報」メニューには、ブランドクエリ経由の流入割合がひと目でわかるカードも追加されています。

引用:Google Search Central|Search Console にブランドクエリ フィルタを導入
この機能が追加されたことで、これまで手間のかかっていた分析作業が大幅に効率化されました。
これまではブランド検索の流入を分析する際、正規表現で自社のブランド名を一つひとつ指定する必要があり、表記ゆれやスペルミスを網羅するのも大変でした。ブランドクエリフィルターの登場により、こうした作業がワンクリックで完了するようになっています。
ブランドクエリと指名検索は同じ意味ですか?
意味はほぼ同じですが、使われる文脈が異なります。指名検索は一般的なマーケティング用語として使われるのに対し、ブランドクエリはGoogle Search Consoleなどのデータ分析やSEOの現場において、具体的な検索語句そのものを指す言葉として使われます。
自社にまだ認知度がなくてもブランドクエリは増やせますか?
増やせます。ブランドクエリは認知拡大の積み重ねによって徐々に増えていくものなので、認知度がない状態からでも施策次第で十分に伸ばせます。SNS発信や質の高いコンテンツ制作など、まずはユーザーに自社の名前を知ってもらう活動から始めるとよいでしょう。
ブランドクエリと非ブランドクエリ、どちらを優先して対策すべきですか?
サイトの状況によって変わります。立ち上げたばかりで認知が低いうちは、まず非ブランドクエリで新しいユーザーとの接点を作るのが基本です。一定の認知が広がってきたら、ブランドクエリでの流入を定着させていくという流れが一般的です。
ブランドクエリが増えるまでにどれくらいの期間がかかりますか?
最低でも半年から1年程度はかかると考えておくのが現実的です。ブランド認知は短期間で広がるものではなく、SNSやコンテンツ、広告などの施策を継続することで少しずつ積み上がっていきます。
プレスリリースが大手メディアに掲載されたり、影響力の強いインフルエンサーに紹介されたりした場合は、数日〜数週間の短期間で急増することもあります。
ブランドクエリは直接の流入が増えるのはもちろん、サイト全体のオーガニック流入を増やす効果もあります。ブランドクエリを増やすには地道で継続的な取り組みが必要ですが、認知が広まれば得られる効果は大きいものです。
Google Search Consoleにブランドクエリフィルターが追加されたということは、今後のWeb運用においても重要な指標であると読み取れるでしょう。
最近はAI Overviewsの登場などもあり、一般キーワードでの流入が以前ほど安定して取れなくなりました。そんな中で、ブランド名を覚えて指名検索してくれるユーザーは、サイトにとってとても大切な存在です。
ブランドクエリを増やす取り組みはすぐに結果が出るものではないので、いくつかの施策を組み合わせながら継続していきましょう。







