リッチスニペットとは?設定からテスト方法までを解説

リッチスニペットは、「検索結果上でユーザーに適切な情報を伝えられる」「クリック率を高める」ことにつながります。
しかし「リッチスニペットとは?何を表示できるの?」「リッチスニペットの設定方法がわからない」とお悩みのWeb担当者もいるでしょう。
この記事では、リッチスニペットの基礎知識や種類、設定方法について紹介します。
- 目次
リッチスニペットに関する3つの基礎知識
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リッチスニペットとは
リッチスニペットとは、検索結果に表示されるWebページの情報です。
「通常の検索結果」と「リッチスニペット」には、以下の違いがあります。
通常の検索結果
- タイトル
- URL
- メタディスクリプション
リッチスニペット
- タイトル・URL・メタディスクリプション
- 画像
- ユーザーレビュー評価
例えば、商品ページであれば「販売価格やレビューの評価」、レシピページでは「材料や調理時間、カロリー数などの情報」を表示することが可能です。
このように具体的な情報が検索結果に直接表示されるため、ユーザーは情報探しの手間が省けます。

リッチスニペットにSEO効果はありますか?

直接的なSEO効果はないよ。でも、他の検索結果と差別化でき、ユーザーの目を引きやすくなるから、クリック率向上が期待できよ。
クリック率が向上すると間接的にSEOによい影響を与える可能性があります。
ただし、リッチスニペットの設定だけでSEO効果が出ることはないので、そのほか推奨される対策も同時に行う必要があります。
BASIS 2
リッチリザルトとは
リッチリザルトとは、リッチスニペットを含むリッチな検索結果表示のことを示します。つまり、リッチスニペットはリッチリザルトの一部です。
なお、リッチスニペットはリッチリザルトへ名称変更しています。
リッチスニペット
視覚的機能が追加された検索結果です。「Rich result」という名称に変わりました。
引用:Search Consoleヘルプ
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強調スニペットとの違い
リッチリザルトと強調スニペットは、ともにGoogleの検索結果に表示されるものです。
リッチリザルトは、視覚的な情報を豊富に表示する形式です。
例えば、「商品価格」「料理のレシピ」「イベント」の日程など、さまざまな情報が表示されます。

リッチリザルトは全部で31種類の方があり、検索結果に適した形で情報を提供するのが特徴です。
一方、強調スニペットは、Webページから直接引用したテキストを検索結果の上位に強調表示します。

ユーザーの質問に直接答える形で表示されるため、詳細な情報を求めるユーザーに有効です。

ちなみに、強調スニペットはGoogleが自動表示するから、自分では設定できないよ。
リッチスニペットの一覧表
| リッチスニペット名 | 解説 |
|---|---|
| Article | サムネイルよりもサイズの大きい画像を添えた記事(ニュースやブログ記事など)に利用されます。 |
| Book | 直接書籍を購入できます。 |
| パンくずリスト | WebページがWebサイト内のどこに位置するかを示します。 |
| カルーセル | リストやギャラリーの形式で組み合わせて表示します。レシピやレストラン、コース、映画のいずれかの機能と組み合わせます。 |
| Course | 教育コースについて、簡単な説明を添えてリスト表示できます。 |
| Dataset | Googleのデータセット検索で表示されるデータリストを表示します。 |
| 教育向けQ&A | 教育関連の質問と回答を掲載します。 |
| EmployerAggregateRating | 採用企業に対する評価を表示します。 |
| 給与推定額 | 特定の職種における給与の推定額や地域別の平均給与を表示します。 |
| Event | イベント情報の時間や場所を表示します。 |
| ファクト チェック | 信頼できるWebサイトが他者の主張を評価した結果の要約文が表示されます。 |
| よくある質問 | よくある質問と回答をまとめたページを表示します。 |
| 家でのアクティビティ | 自宅で行えるオンラインアクティビティを見つけられるリッチスニペットです。 |
| ハウツー | 特定の何かの手順ややり方をステップ形式で解説します。テキスト以外に動画や画像も利用可能です。 |
| 画像メタデータ | 画像検索で画像の詳細情報を表示できます。 |
| 求人情報 | 求人情報ごとの口コミや評価、仕事の詳細を表示できます。 |
| 学習用動画 | 学習用動画に構造化データを追加すると、視聴をサポートできます。 |
| ビジネス情報 | ビジネスの詳細情報(営業時間や評価、アクセス、予約や注文など)を表示できます。 |
| Logo | 企業や組織のロゴを表示できます。 |
| 数学の解法 | 数学の問題に関するチュートリアルを追加することで、検索者をサポートします。 |
| Movie | 映画をリスト表示します。タイトルや監督情報、詳細情報などを表示できます。 |
| 練習問題 | 数学や化学の練習問題を表示して、生徒や教師、保護者をサポートします。 |
| 商品情報 | 価格や口コミなど、商品に関する情報を表示します。 |
| Q&A | 質問と回答の形式データが含まれるWebページを表示します。 |
| レシピ | レシピの情報をカルーセルで表示します。 |
| クチコミ抜粋 | 口コミサイトから口コミや評価を抜粋します。書籍やレシピ、商品、ローカルビジネスなどさまざまあります。 |
| サイトリンク検索ボックス | Webサイト内の検索ボックスを表示します。 |
| ソフトウェアアプリ | ソフトウェアアプリに関する説明や評価を表示します。 |
| Speakable | テキスト読み上げが可能なニュースコンテンツを識別できるようにします。 |
| 定期購入とペイウォール コンテンツ | Webサイトのコンテンツをペイウォールコンテンツとして明示します。 |
| Video | 動画の情報を表示します。 |
Web担当者なら押さえるべきリッチスニペット10選
現在、リッチスニペットは全部で31種類あります。
その中でも特に押さえるべきリッチスニペット10選を紹介します。
RICH SNIPPET 1
パンくずリスト

パンくずリストとは、Webページの上部や下部に表示され、ユーザーが現在位置しているページがサイト全体のどの位置にあるのかを伝える機能です。
Webサイトの階層構造を示しており、ユーザーはページ間を簡単に移動できます。リッチスニペットとして表示させると、Webサイトの内容をわかりやすく伝えられます。
RICH SNIPPET 2
サイトリンク

サイトリンクとは、Googleなどの検索結果でタイトル下に追加表示される特定のWebページへの直接リンクのことを指します。
例えば企業サイトの場合、トップページのリンクの下に会社概要や採用情報などのリンクが表示されていることが多いです。
ユーザーはサイト訪問前にどのようなコンテンツがあるか確認できるので、ミスマッチを減らせます。
RICH SNIPPET 3
商品情報

商品情報のリッチスニペットには、商品名や価格、在庫情報、評価などの情報が表示されます。ユーザーは検索結果から商品情報を把握することが可能です。
商品に興味がある人の訪問を促したり、購入につながったりする可能性があります。
RICH SNIPPET 4
店舗情報

店舗名、営業時間、場所やレビューのスコアなどの店舗情報も、リッチリザルトに表示できます。ユーザーは検索結果から直接店舗の詳細な情報を確認できるので、非常に便利です。
RICH SNIPPET 5
イベント

コンサートやセミナー、説明会などのイベント情報を表示することも可能です。具体的には、イベント名や開催日、開催場所などが確認できます。
リッチスニペットに詳細を表示すると、ユーザーが興味を持つ可能性が高まるでしょう。より詳しい情報を知りたいユーザーからのアクセスも促せます。
セミナーや説明会、各種イベントを開催する場合に活用したい機能です。
RICH SNIPPET 6
求人情報

「会社名+求人」や「地域名+求人」などで検索すると、求人情報のリッチスニペットが表示されます。
求人情報の場合、勤務地の概要や給与、勤務形態、求人の掲載時期などを知ることが可能です。ユーザーは簡単に求人概要を把握できます。
RICH SNIPPET 7
よくある質問

よくある質問は、ユーザーが何かしらの疑問について調べた際に表示されやすいです。
特定の質問とその答えを表示するリッチスニペットで、ユーザーが求めている情報に素早くアクセスできるようにします。
RICH SNIPPET 8
写真・動画

写真や動画もリッチスニペットに表示されます。
写真や動画は、商品や料理、イベント情報などを伝えるのに役立ちます。実物のイメージが重要なものに活用するのがおすすめです。
RICH SNIPPET 9
サイトリンク検索ボックス

サイトリンク検索ボックスとは、特定のWebサイト内を直接検索できる機能のことです。
リッチスニペットでは、検索結果のWebページのタイトル下に検索ボックスが表示されます。検索ボックスを利用すると、Webサイト内の情報に素早くたどり着けるので、ユーザーの利便性が上がります。
RICH SNIPPET 10
ハウツー

ハウツーは、Googleの検索結果において一連の手順を示す機能です。
例えば、料理の作り方やラッピングの仕方などを画像で説明できます。視覚的に手順を解説できるため、ユーザーの理解を助けます。
リッチスニペットの設定方法
リッチスニペットは、検索結果上でユーザーに対してさまざまな情報を提供できるため、活用するのがおすすめです。

実際にどのように設定したらよいのでしょうか?

リッチスニペットは、主に「構造化データマークアップ」を使って設定するよ!
構造化データマークアップとは、HTMLコードに情報を加える一種の形式で、検索エンジンがWebページの内容を理解できるようにタグ付けを行うことです。
リッチスニペットの構造化データは「Schema.org」という方式を使います。
Schema.orgには「microdata」「JSON-LD」「RDFa」の3種類がありますが、Googleが推奨するのは「JSON-LD」です。
以下に、JSON-LDを使用したスニペットの記述例を掲載します。Webサイトのレビューを紹介するリッチスニペットを表示するものです。
<script type="application/ld+json">
{
"@type": "Webpage",
"name": "(Webサイト名を入力)",
"url": "(WebサイトのURLを入力)",
"provider":{
"@type": "Organization",
"name": "(運営者名を入力)",
"review": {(レビュー内容を入力)
"author": "(レビュー者の名前を入力)",
"worstRating": "(レビューの最低点を入力)",
"ratingValue": "(レビュー者がつけた点数を入力)",
"bestRating": "(レビュー最高点を入力)"
}
}
}
}
} </script>構造化データを見ると難しそうに感じますが、仕組みは単純です。
「:」を起点として左側が伝えたい事柄、右側が内容を示しています。
例えば「url:“https://abc.jp”」の場合は、「URLはhttps://abc.jpです」と伝える記述になります。
「@」の後に続く記述や、「:」左側に記載する英語には決まりがあるので、詳しくは
Google検索セントラルから構造化データマークアップの内容を確認してください。
正しく記述すれば、イベントや商品紹介、パンくずリストなどさまざまなリッチスニペットを表示させられます。
リッチスニペットのテスト方法
リッチスニペットの設定に問題があると、検索結果に表示されません。そのため、設定後にはリッチスニペットの表示に問題がないかテストする必要があります。
リッチスニペットのテストは、以下の2つを利用して行われるのが一般的です。
- Googleサーチコンソール
- リッチリザルトテストツール
TOOL 1
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールは、Google検索におけるWebサイトのパフォーマンスを確認できる無料のツールです。
検索キーワードや検索順位などをチェックしたり、分析に役立てたりするのが一般的ですが、リッチスニペットの表示についても確認できます。
まずは、Googleサーチコンソールへログインしましょう。
Webサイトに構造化データを設置している場合は、左側メニューに「拡張」が追加されます。
「拡張」をクリックすると、リッチスニペットの一覧を確認できます。
ステータスが「有効」や「有効(警告あり)」のものは、リッチスニペットに大きな問題が見られない状態です。
一方「エラー」は、リッチスニペットが表示されない状態のため、問題を確認して修正する必要があります。
TOOL 2
リッチリザルトテストツール
リッチリザルトテストツールとは、Webサイトに記述された構造化データが正しいかをチェックできるツールです。
まず、リッチリザルトテストツールにアクセスします。
検証したいURLを「テストするURLを入力」と書かれている欄に入力してください。
その後「URLをテスト」をクリックすると、1~2分程度でテストの結果が表示されます。
「有効」であれば、リッチスニペットの構造化マークアップが適切に設定されていると判断できます。
しかし、エラーや警告が表示された場合は、問題点を見つけて修正し、再度テストを実行してください。
リッチスニペットに画像を表示させる方法
リッチスニペットに画像を表示させる方法は、以下の2つがあります。
- PageMapデータを設定する
- thumbnailメタタグを設定する
PageMapデータを設定する
PageMapは、Webページへのデータ埋め込みを可能にするために開発された構造化データ形式です。Googleなどの検索エンジンがHTMLの情報を解析しやすいようにする役割もあります。
リッチスニペットの画像表示をPageMapデータで設定する場合は、まず、PageMapデータをHTMLの<head>セクションに挿入してください。
PageMapタグ挿入時には、「<!-」と「->」のコメントアウトタグで囲みます。
具体的な記述は、以下のとおりです。
<!– <PageMap> 〜<br> 〜 </PageMap> –>次に、「<PageMap>」と「</PageMap>」の間に「<DataObject type=”thumbnail”>」「</DataObject>」のタグを記述しましょう。
このタグは、画像指定に必要なものです。さらにDataObject タグの中に、画像のURLや大きさを指定するHTMLを記述していきます。
最終的には以下のような形になります。
<!–
<PageMap>
<DataObject type="thumbnail">
<Attribute name="src" value="(画像のURLを挿入)"/>
<Attribute name="width" value="(横幅の大きさを指定)"/>
<Attribute name="height" value="(縦幅の大きさを指定"/>
</PageMap>
–>thumbanailメタタグを設定する
thumbnailメタタグは、あらかじめ設定した特定の画像を検索結果に表示させるものです。HTMLのheadタグ内で次のように記述します。
<meta name="thumbnail" content="(画像のURL)">画像URLは「http」もしくは「https」から始まるものを設定してください。
PageMapデータと比較すると簡単に記述できます。
注意点
リッチスニペット実装時の注意点として、特に意識したいのは、以下の3つです。
- 必ず表示されるわけではない
- 直接的なSEO効果はない
- Googleのガイドラインを守る
ATTENTION 1
必ず表示されるわけではない
リッチスニペットを実装しても、必ず表示されるわけではありません。
実際に表示される情報は、さまざまな要素をもとに検索エンジンが決定するからです。
具体的には、検索キーワードとの関連性やWebサイトの信頼性、ページの内容などを見ながら表示の可否を判断します。適切でないと総合的に判断されれば、リッチスニペットは表示されないのです。
このように、リッチスニペットは設定しても表示されないことがあると覚えておきましょう。
なお、リッチスニペットの表示には、Webページがインデックス済みである必要があります。

そのため、公開から表示までには一定の時間がかかることも覚えておこう。
ATTENTION 2
直接的なSEO効果はない
リッチスニペットには、直接的なSEO効果はありません。
Googleも、リッチスニペットが検索順位に影響を与えることはないと明言しています。
つまり、リッチスニペットを導入しても、検索結果のランク付けに直接的な影響を与えるわけではないのです。
リッチスニペットには間接的な効果として、クリック率を向上させる可能性があります。クリック率の向上はGoogleからの評価を高めるため、間接的なSEO効果があるといえるでしょう。
しかし実際には、コンテンツの内容や内部リンク対策、被リンクの数などさまざまな要素を総合的に判断して検索順位が決定します。
そのため、リッチスニペットでクリック率を高めても、さまざまな要素が整っていなければ、間接的なSEO効果も期待できません。

リッチスニペットはユーザーの興味・関心を引くものとして活用するのがおすすめだよ。
ATTENTION 3
Googleのガイドラインを守る
リッチスニペットを使用するにあたって最優先で考慮すべきことは、Googleのガイドラインを遵守することです。
Googleのガイドラインは、検索エンジンがWebページを適切に理解し、検索結果の精度を保つために必要な決まりのことを指します。
Googleのガイドラインに反する行為として、不適切なマークアップなど、構造化データの悪用が挙げられます。Googleが不正と判断し、ペナルティを受ければリッチスニペットの表示が無効化される可能性があるでしょう。

リッチスニペットを使用する際は、常にGoogleのガイドラインを遵守し、正確で有益な情報を提供することが重要だ!
まとめ
リッチスニペットとは、画像やユーザーレビュー評価などの視覚的な情報を追加した検索結果表示のことです。
パンくずリストや商品情報、イベントなど、さまざまな情報を表示できます。
特に押さえるべきリッチスニペット10選を中心に、自社のWebサイトにも取り入れてみるとよいでしょう。
本記事ではリッチスニペットの設定方法やテスト方法、画像を表示する方法も解説したので、ぜひ参考にしながら実装してみてください。













