【Webの図書館】インターネットアーカイブとは?WaybackMachineの使い方を画像付きで解説

【Webの図書館】インターネットアーカイブとは?WaybackMachineの使い方を画像付きで解説

【Webの図書館】インターネットアーカイブとは?WaybackMachineの使い方を画像付きで解説

インターネットアーカイブは、過去のページを閲覧する際に役に立つ「Wayback Machine」を提供している非営利団体です。

削除されてしまったWebサイトやページを確認したり、復元する際に役に立ちます。

本記事では、「Wayback Machine」の使い方を画像と共にステップに分けて解説します。さらに、過去のWebサイトを調べることができるおすすめツール5つも紹介します。

過去の情報の確認や調査に役立ててください。

目次

インターネットアーカイブとは

過去のWebサイト情報を知りたいときに役立つのが、「インターネットアーカイブ」です。

インターネットアーカイブを利用すれば、サーバー上から削除されたWebサイトの情報を検索・閲覧できます。

インターネットアーカイブって何?

インターネットアーカイブとは、Web上で公開されているさまざまなページの情報の保存とアーカイブを行っている非営利団体です。1996年にBrewster Kahle氏によって設立されました。

無料利用できるツール「Wayback Machine」を提供しており、削除されたWebサイトの閲覧や、特定ドメインが過去に利用されていたかどうかの確認などに役立ちます。

Webサイトだけではなく、画像・動画・書籍・音楽のデータや、ソフトウェアも保存しており、2023年1月時点のデータ量は、8,080億ページにものぼります。

8,080億ページ!?膨大なデータ量ですね…。

本来は研究者に情報を提供するのが目的なんだ。現在では、そのデータがSEO対策に活用できると注目されているんだよ。

SEO対策への活用方法

検索順位の変化の調査

Webサイトの順位が変化した場合、インターネットアーカイブを活用することで、その原因を調査できます。

Webサイトの過去と現在の状態を比較し、検索順位が下がった原因を分析・改善することで、検索順位の向上につながるのです。

競合サイトの調査

インターネットアーカイブは自社サイトの過去の状態だけではなく、競合する他社のWebサイトの動向調査も可能です。

競合サイトの検索順位の変化を調査し、検索順位が上がった原因を分析して自社のサイトを改善することで、検索順位の向上につなげることができます。

ユーザービリティの向上

Webサイトを管理していると、「維持は難しいけれど、残しておきたいページが出てくる」ことがよくあります。インターネットアーカイブを使って、保存しているページのURLを記載しておくと、ユーザーがページを閲覧できるようになります。

直接的なSEO効果はないけれど、ユーザビリティの向上が期待できるよ。残しておきたい情報や、Webサイトの移管を考えている場合に活用しよう!

アルゴリズムのアップデートによるトレンドの分析

検索順位に大きな影響を与えるのが、Googleが定期的に実施するアルゴリズムのアップデートです。

アルゴリズムの変動を分析するのは簡単ではありませんが、インターネットアーカイブを活用すれば、過去の検索結果の動向や、競合サイトの対策を把握できます。

アルゴリズムが変動すると、競合サイトもアルゴリズムに合わせて、施策を行うと考えられます。インターネットアーカイブを使って、競合サイトの過去と現在のデータを比較し、将来のトレンドを予測することで、アルゴリズムの変動に適した施策を立てることができるのです。

中古ドメインのリスク回避

新たにWebサイトを運営する際には、迅速に結果を出すために、中古ドメインを活用したSEO対策が考えられます。

ただし、中古ドメインの利用には、過去にGoogleからペナルティを受けたことによってSEO評価が低下していたり、自社の運営テーマとは方向性が異なっていたりするリスクがあります。

いくら中古ドメインのドメインパワーが高いからといって、必ずしも自社サイトのSEO対策の強化につながるわけではありません。費用をかけて中古ドメインを購入しても、「思ったような成果が得られない」という事態を避けるためにも、インターネットアーカイブを活用しましょう。

インターネットアーカイブを活用すれば、購入予定の中古ドメインがペナルティを受けるようなページを作成していないか、過去にどのようなテーマで運営していたのかを確認できるため、中古ドメイン活用におけるリスク回避に役立ちます。

Webサイト確認ツール5選

過去のWebサイトを確認できる、5つのツールをご紹介します。

TOOL 1
Wayback Machine

Wayback Machine

画像引用:Wayback Machine|INTERNET ARCHIVE

最も有名なWebサイト確認ツールが、アメリカのインターネットアーカイブが提供する、公式ツールの「Wayback Machine」です。誰でも無料で利用可能で、世界中のWebサイトの情報を検索・閲覧できます。

クロール頻度の高さと保存数の多さが特徴で、他のツールでは見つけられない情報も、Wayback Machineであれば閲覧できる可能性があります。

Wayback Machineの詳しい使い方は、次の章で紹介しています。

こちらもぜひ参考にしてください。

TOOL 2
Stanford Web Archive Portal

Stanford Web Archive Portal

画像引用:Stanford Web Archive Portal|Stanford LIBRARIES

アメリカ・カリフォルニア州にある、超名門私立大学のスタンフォード大学が運営しているのが、「Stanford Web Archive Portal」です。一部の日本語サイトも収集されています。

「Wayback Machine」と使い方やデザインが非常に似ているため、「Wayback Machine」を使ったことがある人なら、スムーズに使うことが可能です。

TOOL 3
WARP

WARP

画像引用:WARP|国立国会図書館インターネット資料収集保存事業」

日本国内のWebサイトを保存しているのが、国立国会図書館のインターネット資料収集保存事業の「WARP」です。

収集の対象は日本国内のWebサイトのみで、国の機関や地方自治体、国公立大学や政党などの公的機関のWebサイトをはじめ、民間サイトも許可を得て収集・保存しています。

TOOL 4
UK Parliament Web Archive

UK Parliament Web Archive

画像引用:UK Parliament Web Archive

イギリス議会が運営しているのが、インターネットアーカイブサイトの「UK Parliament Web Archive」です。Webサイト内の画像や映像、PDFも収集されており、万が一データが消失しても復元できるように、英国図書館を含む4つの図書館でアーカイブを保存しています。

TOOL 5
Library of Congress

Library of Congress

画像引用:Library of Congress


アメリカ議会図書館が運営しているのが、インターネットアーカイブサイトの「Library of Congress」です。Webサイトの情報を収集する頻度は、週1回や月1回などさまざまで、収集日から1年が経過したら許可を得たうえで、インターネット上で公開する仕組みです。

一部の日本語サイトも収集されています。

Wayback Machineの使い方

Wayback Machineがどのようなものか把握できたら、早速使ってみましょう。具体的な使い方を解説します。

METHOD 1
過去のWebサイトを確認する方法

「Wayback Machine」にアクセスしましょう。


検索窓にURLまたはキーワードを入力します。


キャッシュした日付が棒グラフで表示されます。調べたい年をクリックすると、カレンダーが表示されます。


調べたい日をクリックすると、当時のWebサイトの状態を確認できます。また、リンクもつながっているため、他のページの確認も可能です。

METHOD 2
Webサイトを手動で保存する方法

「Wayback Machine」は、毎日Webサイトの情報を収集しているわけではありません。キャッシュされた日付が少ない場合は、手動でキャッシュさせることが可能です。

STEP 1

右下にある「Save Page Now」の項目に、キャッシュさせたいURLを入力し、「SAVE PAGE」のボタンをクリックしましょう。

「SAVE PAGE」のボタンをクリック

STEP 2

「Wayback Machine」にキャッシュが保存されます。

METHOD 3
Webサイトが見られない場合

カレンダーに丸い印がない場合は、Webサイトを見ることは不可能です。また、丸い印があっても、リンクが赤やオレンジの場合はエラーが出てるため、クリックしてもWebサイトの状態を確認できない可能性があります。

カレンダー

METHOD 4
過去のWebサイトを削除する方法

さまざまな事情で、「Wayback Machine」に保存された過去の情報を削除したい場合があるかと思いますので、削除方法も確認しておきましょう。

STEP 1

「Wayback Machine」を運営するインターネットアーカイブに、削除依頼のメールを送ります。フォームは用意されていないため、「info@archive.org」宛てにメールを送るしかありません。

インターネットアーカイブはアメリカの団体のため、英語で削除を依頼しなければならないため、注意が必要です。削除したいURLと運営者である証明を送ると、過去のWebサイトの情報を削除するように対応してくれます。

METHOD 5
Webサイトへのアクセスを制限する方法

削除の必要はないけれど、今後Webサイトの情報を収集されたくない場合は、クローラーのアクセスを制限しましょう。

「robots.txt」に、「インターネットアーカイブのクロールを拒否する」という意味の以下のタグを記述し、サーバーのトップディレクトリにアップしてください。

User-agent: ia_archiver
Disallow: /

インターネットアーカイブに関するよくある質問

インターネットアーカイブはいつからスタートした?

1996年にBrewster Kahle氏によって設立されました。

インターネットアーカイブは著作権の問題はないの?

インターネットアーカイブで収集・保存・公開している情報は、事前に発信者から許諾を得ています。

まとめ

過去のWebサイト情報を検索・閲覧できるインターネットアーカイブには、さまざまな種類がありますが、どのツールも無料で利用できるものばかりです。

インターネットアーカイブはSEO対策に役立ちますので、ぜひ活用してユーザーと検索エンジンに評価してもらえるWebサイトを目指しましょう。

この記事を書いた人

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SEO Writer / SEOタイムズ編集部

SEOタイムズ編集部は、最新のSEOを軸にWebマーケティング全般を横断するプロフェッショナル集団です。チーム内には、検索アルゴリズムの研究者、エンジニア、生成AI・LLMOの利活用を研究するデータサイエンティスト、そしてGoogle 検索品質評価ガイドラインを深掘りしてきた専任リサーチャーが在籍。

これまでに累計 3,000本を超えるSEO記事を制作し、膨大な順位データを活かしたソリューションを提供してきました。上位表示の成功、失敗パターンを学び、CTR・CVR などの実測値と自社ツールから得られた独自ナレッジを日々アップデートしています。

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