ECサイトのSEO対策!プロが教える効果的なSEO対策7選

Webマーケティングのなかでもよくお問い合わせをいただくのが「安定的な売り上げを期待できるECサイトの作り方」です。
ECサイトへの流入は広告やSNSなども主流ですが、安定的な売り上げを保つためには自然検索からの流入が必要です。それでは、ECサイトのSEO対策はどのように実現すればよいのでしょうか。
まずは、ECサイトのトレンドや重要性を把握し、「求められる」ECサイトになるための対策を実践していきましょう。
- 目次
ECサイトの最近の傾向
近年では簡単にECサイトが作れるようになり、ECサイト数が急激に増加してきています。
さらに、コロナ禍でオンライン購入の需要が高まったことが追い風となり、ECサイトの市場規模は年々拡大しているのが現状です。
経済産業省が実施した電子商取引に関する市場調査では、
令和3年の日本国内のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は、20.7兆円(前年19.3兆円、前々年19.4兆円、前年比7.35%増)に拡大
引用:経済産業省ウェブサイト
しているとの結果が出ました。

上記のグラフからわかるように、特に物販系とデジタル系の分野において市場成長率が高まっています。その伸長率は物販系分野で8.61%、デジタル系分野で12.38%と好調です。
物販系で特に多いのが以下の4つの商品です。
- 品、飲料、酒類:2兆5,199億円
- 活家電・AV機器・PC・周辺機器等:2兆4,584億円
- 類・服装雑貨等:2兆4,279億円
- 活雑貨、家具、インテリア:2兆2,752億円
参照:経済産業省ウェブサイト
上記のようにコロナ禍の巣篭もり消費によって、従来までであれば「直接見てから買いたい」と思われやすかった商品でも、ECサイトが定着したことが後押しして、その規模を拡大し続けていることがわかります。
デジタル系で主力となっているのはオンラインゲームで、その市場規模は1兆6,127億円です。他にも以下のような商品がメインとなっています。
- オンラインゲーム
- 電子出版
- 有料音楽配信
- 有料動画配信
参照:経済産業省ウェブサイト
デジタル系の分野は、家にいながら手軽に楽しめる娯楽としてコロナ禍の需要が特に高まりました。
こうして私たちの生活に欠かせない立ち位置を築き上げたECサイトは、これからも市場規模が拡大し続ける見込みです。しかし、それと同時に競合も増えていくことになるという点を忘れてはなりません。
今、最も求められるのは、競合に左右されず安定的な流入が見込めるECサイトであることは間違いないでしょう。
ECサイトでSEO対策が必要な理由
市場規模の拡大を続けるECサイトでは、いかに効果的なSEO対策を実現し、安定的な流入を見込めるかが焦点となります。

では、なぜECサイトにおいてここまでSEO対策が必要といわれるのでしょうか?

その理由を、解説していきましょう!
ECサイトが増えて競合が激増
新たなビジネスを開始したり、ECサイトを作成したりするハードルが低くなったことは周知の事実です。
これに伴い、参入する個人や企業の母数が増えECサイト数が急激に増加しています。インターネット上で競合となるECサイトが多く誕生した結果、競争が激化しているのです。
ここで勝ち抜くためには、「ECサイトへのアクセス数を増やす」ことが第1歩です。
SEO対策は自分たちのビジネスを訴求するうえで長期的に安定した効果を見込めるものであり、コストをかけずに売り上げを伸ばす機会を得る絶好の施策といえます。
商品力だけでなくECサイトを見てもらう工夫も必須
ECサイトにおける売り上げを最大化するための手法は多くあります。最もイメージが湧きやすいのは、以下の2つの施策です。
- 決済機能付きのECサイトを作る
- 販売する商品やサービスの質を高める
どちらも大切な施策ではありますが、さらに重要な基本となる施策が「ECサイトをより多くの人に見てもらう工夫」です。
どれだけよいECサイト・よい商品であっても、ユーザーの流入の見込みがなければ宝の持ち腐れです。そもそもの母数であるアクセス数が伸びなければ、売り上げを増加させるのは難しいでしょう。
効果的なSEO対策の実践によって「アクセス数(ユーザーの流入数)を増やす」という課題を解決できる可能性があります。具体的な手法について、優先度の高い施策を確認していきましょう。
ECサイトで効果的なSEO対策7選
ECサイトにおける基本的なSEO対策についてご紹介します。
PLAN 1
良質なコンテンツ作成
ECサイトにコンテンツの掲載は不要のように思われがちですが、実はその逆です。質のよいコンテンツを作成しサイトに掲載すると、コンテンツを通じて見込み顧客のニーズを育てることができます。
ECサイトで提供している商品やサービスに関するお役立ち情報・問題の解決方法として自社商品が役に立つなどの魅力を伝えることで、ファンが定着し、継続的な購入を促せるのです。
1点注意しておかなければならないのが、商品やサービスを提供するページに対してSEO対策を施したとしても、売り上げを直接的に増やせるわけではありません。なぜなら、検索順位を上げて販売ページへのアクセスを増やすことはできても、購入を促すことはできないからです。
長期的に安定した売り上げを伸ばすことが目的の施策としては不十分です。
商材の販売ページはあくまでも販売に特化し、他のページでSEO対策を施しましょう。質のよいコンテンツの掲載は、そのための第1歩です。
PLAN 2
適切なキーワード選定
キーワードが適切であるかどうかの判断基準は、情報収集のための直接的なコンタクトや販売促進といった「CVRにつながるキーワードかどうか」です。安定的な集客を目的として良質なコンテンツを作成するためには、適切なキーワード選定が欠かせません。
まずは、自社のECサイトにマッチしたユーザーが抱えている悩みを予測し、その課題の解決に自社の商品やサービスが役立つことが伝わるコンテンツを提供しましょう。
「知りたい」「買いたい」「やりたい」「行きたい」といったニーズをくみ取ったコンテンツを提供できると、検索エンジンからも高く評価され、上位表示を狙いやすくなります。
SEO対策の鍵である「キーワード選定」のコツを知りたい方は、こちらも併せて参考にしてください。
PLAN 3
ディスクリプションの改善
ディスクリプションとは、検索画面においてタイトルの下に表示される紹介文や説明文です。
ディスクリプションが直接的に検索順位に影響を与えることはありませんが、ユーザーがページをクリックするかどうかの判断基準になります。ディスクリプションでユーザーに「このページを見てみたい」と思ってもらえると、ページへのアクセス数の増加が期待できます。
ユーザーをひきつけるディスクリプションは、以下のように作成しましょう。
- キーワードを含める
- タイトルよりも詳細にページ内容を知ることができる内容にする
- ユーザーの興味を引く文章にする
- なるべく手前の方にキーワードを含める
簡潔な表現になるよう配慮しつつ、適切なディスクリプションを設定しましょう。
「メタディスクリプションとSEOって本当に関係あるの?」と気になる方は、こちらを併せてご覧ください。
PLAN 4
ユーザーエクスペリエンスの最適化
ユーザーエクスペリエンス(UX)とは、ECサイトにおけるユーザーのありとあらゆる体験です。例えば、商品購入までの流れ・見やすいデザインなど、実際にユーザーがサイトを操作する際の体験が含まれます。
ユーザーエクスペリエンスを向上させる導線やサイトデザインは「ユーザーにとって使いやすい」ものであることが大前提となります。
そこで特に押さえておきたいのは、モバイルフレンドリーな設計にすることです。
iPhoneやiPadなどのモバイルはパソコンよりも画面が小さいため、操作性が大きく変わってきます。モバイルでも見やすい設計にしたりモバイル版のサイトを作ったりして、モバイルユーザーでも見やすい状態を目指しましょう。
Googleが2018年から7仕様を変更したことにより、モバイルフレンドリーは検索順位にもそのまま影響します。SEO対策では必ず押さえておきたい部分です。
PLAN 5
表示速度(ページスピード)の改善
多くの商品情報を掲載する必要のあるECサイトにおいて、魅力的な画像を数多く掲載することとページの表示速度との両立は大きな課題です。
ECサイトはその特性上、多くの画像を載せなければならない場合があります。しかし、画像はテキストよりも負荷が大きく、表示速度が遅くなる可能性があります。
しかし、表示速度が遅いとユーザーエクスペリエンスへの悪い影響も否めません。読み込みの最中にユーザーが諦めてページを離脱してしまう可能性もあります。
Googleが2017年に実施した調査では、ページの読み込みに3秒以上かかると50%近いユーザーが離脱していると判明しました。
画像データは高画質になるほど重くなるため、画像自体の質を少し落として対策してみましょう。また、画像ファイルの形式がサイトに最適なものになっているかの確認も見逃せないポイントです。
画像ファイルの形式には様々な種類があります。サイトによっては推奨しているファイル形式があるため、それにあわせることで表示速度を改善できる可能性があります。
PLAN 6
外部リンクの獲得
外部リンクとは、外部のサイトから被リンクを獲得することです。
良質なサイトから被リンクを獲得できれば、「第三者から価値が高いと評価されている」とGoogleに捉えられ、検索順位の向上が狙えます。
そのためには、よりよいコンテンツを発信し続けることを心がけましょう。
外部リンクの獲得はこちら側で働きかけることはできません。地道に「ユーザーが拡散したい」と思えるような情報発信をしましょう。
PLAN 7
SNSの活用
拡散の効果が見込めるSNSの活用も忘れてはなりません。
SNSで自社アカウントを運用したり、コンテンツに各種SNSへのシェアボタンを設置したりすることで、自社商品のプロモーションができます。SNSは爆発的に拡散されることもあり、多くのビジネスチャンスを持っています。
ECサイトへの流入経路を1つでも多く確保しておくと、安定的な売上向上につながるチャンスが増えます。
ECサイトのSEO対策の注意点
ECサイトにおいてSEO対策を施す際に、注意しておきたいことが2つあります。
- 重複コンテンツの回避
- 販売終了ページ対策
それぞれについて詳しく解説します。
ATTENTION 1
重複コンテンツの回避
重複コンテンツとは、自社サイトや外部サイトに内容がとても似ているコンテンツがある状態のことを指します。タイトルやテキストの内容などがほとんど同じ状態であれば、コピーコンテンツとも呼ばれます。Googleに重複コンテンツがあると評価されると検索順位が大きく下がる可能性があり、注意が必要です。
例えばECサイトでは、サイズや色が違うだけの商品ページが複数存在しているケースが多くあります。説明文や価格が同じままだとGoogleに重複コンテンツと判断されてしまうため、色違いの場合は複数の画像を掲載したり、サイズ違いの場合はプルダウンから選択できるようにしたりして対策しましょう。
自社サイトだけでなく、外部サイトにも似たようなコンテンツがあると重複コンテンツとして判断されてしまうことがあるため、定期的に確認するのがおすすめです。
ツールを使ったり、GoogleでURLの後ろに「&filter=0(検索結果にデフォルトでは省略されている重複コンテンツを表示する検索方法)」をつけて検索したりして、重複コンテンツの可能性がないかチェックしておきましょう。
ATTENTION 2
販売終了ページ対策
ECサイトでは、取り扱っていた商品が販売終了となるケースが多くあります。そのページが原因でSEO対策に悪影響が生じないよう注意が必要です。
1.一時的な欠品による場合
販売終了となっているのが一時的なのであれば、その旨をページに記載しておきましょう。売り切れであることをユーザーに伝え、再入荷の予定がわかればそちらも記載しておくと親切です。
2.再販の可能性がない販売終了の場合
ページのステータスコードに「404」を設定して、販売が終了したことをユーザーとGoogleに伝えましょう。
類似商品や関連商品への誘導があると、代わりの商品を探してくれる可能性があります。再生産の可能性がなく今後とも取り扱わないことが見込まれる場合には、ユーザーの導線を考えて完全に削除してしまうのもおすすめです。
過去商品として情報を残しておきたい場合にはその限りではありません。
3.数量限定・期間限定の商品の場合
復刻する可能性があり、一時的にページを非表示にしておきたい商品の場合は、「アーカイブ」に残しておきましょう。
ユーザー側にページは表示されなくなりますが、ページ自体の情報は手元に残ったままになります。ページを復活させたいタイミングで、アーカイブを利用してスムーズにページを復活できます。
よくある質問
ECサイトのSEO対策でまずやるべきことは?
まずは自社のECサイトの立ち位置を理解することから始めましょう。ユーザーにとってどのような利益を提供できるECサイトなのかを明確にすることで、SEO対策における方向性がわかります。
ECサイトにブログは必要ですか?
はい、必要です。ECサイトへの流入を増やすためには、良質なコンテンツを掲載することが重要です。ユーザーのニーズを満たした情報を発信しましょう。
ホームページからECサイトへの誘導方法は?
「商品ページはこちら」というようにリンクを設置し、ユーザーがECサイトへと簡単に到達できるよう配慮しましょう。
サイトが違っても、簡単に回遊できるように設計することが大切です。
ECサイトのSEO対策は自分でもできますか?
はい、可能です。PDCAをより多く回していくことを心がけてください。SEO対策は効果が目に見えるまで時間がかかる施策のため、より早い効果を期待する場合にはプロに依頼することをおすすめします。
まとめ
ECサイトの市場規模は現在でも大きく拡大しています。競合が増え続けるなかでも生き残っていくためにはSEO対策が欠かせません。
なるべく優先度の高い対策を適切に行い、効果的なSEO対策を施せるようにしましょう。
ユーザーニーズを満たしたECサイトを作り上げることを心がければ、ユーザーからもGoogleからも自然と評価されるサイトになります。













