プレスリリースはSEOに効果がないって本当?それでも書くべき理由とは

プレスリリースはSEOに効果がないって本当?それでも書くべき理由とは

プレスリリースはSEOに効果がないって本当?それでも書くべき理由とは

「プレスリリースについて知りたい」
「プレスリリースのSEO効果について知りたい」
「プレスリリースをどう活用したらいいのかわからない」

「プレスリリースはSEOにも効果がある」といった声を見かけることがありますが、実際にはSEOへの直接的な効果は限定的です。ただし、情報発信の方法としては有効で、使い方によっては間接的に役立つケースもあります。

この記事では、プレスリリースとSEOの関係について、以下の内容をわかりやすく解説します。

  • プレスリリースの基本的な役割や意味
  • プレスリリースがSEOに与える影響
  • プレスリリースの効果を高めるための活用方法

この記事を読むことでプレスリリースの役割を理解でき、効果的に活用できるようになります。プレスリリースをWeb施策にどう活かすか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

プレスリリースとは?

プレスリリースとは何ですか?

一言でいうと、企業や団体がニュースとして伝えたい情報をメディアに伝えるための公式なお知らせですね。

プレスリリース(Press Release)とは、企業や団体が新商品・新サービス、イベント、人事情報などを発表する際に、メディアの記者が記事にしやすいようまとめた文書や資料のことです。

企業がメディアを通して社会へメッセージを届けるための手段として活用されています。

記者や編集者がニュースとして取り上げることを目的として作成されるため、客観的で簡潔な表現にまとめられているのが特徴です。

プレスリリースの目的は、報道機関に一次情報を提供し、それを記事化してもらうことでユーザーからの反応を得ることにあります。

記事やニュースとして一般に届くことで、ユーザーの認知度が高まるだけでなく、企業の信頼性向上にもつながります。プレスリリースは新聞社やテレビ局などに直接送るほか、「PR TIMES」や「ValuePress」といったプレスリリース配信サービスを活用して発表する方法が一般的です。

プレスリリースの役割

プレスリリースって、結局なんのために出すんですか?

ただお知らせするだけじゃなくて、いくつか大事な役割があるんです。

プレスリリースには、情報を発信する以外にもいろいろな役割があります。

以下に、主な役割とその具体的な内容をまとめました。

役割説明
情報の整理と提供記者や編集者がニュースとして扱いやすい形式で情報を伝えます。その結果、メディアで取り上げられる可能性が高くなります。
ブランド認知の向上プレスリリースが記事やニュースとして配信されることで、一般消費者や業界内の認知度を大きく向上させます。特に、大手メディアで取り上げられるとその効果はさらに大きくなります。
信頼性の構築プレスリリースは公式な発表文としての役割を持つため、企業の信頼感や専門性を伝える手段としても有効です。
集客効果メディア掲載によって新規顧客を引きつけます。特にイベントや新商品発表などで顕著な効果を発揮します。

たとえば、あるIT企業が新しいクラウドサービスをリリースするとします。その際にプレスリリースを配信すれば、技術系メディアや業界のニュースサイトに取り上げてくれることがあります。

その記事を通じて、まだサービスを知らなかった企業やユーザーにも情報が届き、公式サイトへのアクセスや無料トライアルの利用につながるわけです。

プレスリリースとニュースリリースとの違い

似た言葉で「ニュースリリース」がありますが、何が違うのですか?

プレスリリースとニュースリリースは、どちらも企業や団体が発信する公式な情報文書で、大きな違いはありません。

一部では、「プレスリリースはメディア向け」「ニュースリリースは一般ユーザーも含めた広報向け」といった使い分けがされることもありますが、実務ではあまり区別されておらず、ほぼ同じ意味で使われています。

PR TIMESで配信される文書は「プレスリリース」と呼ばれていますが、配信サービスのサイト上で一般ユーザーも閲覧できる仕組みです。

名称の違いはあっても、どちらもニュース性のある情報を効果的に伝える手段であることに変わりはありません。

プレスリリースにSEO効果はある?

プレスリリースってSEO効果はあるのでしょうか?

残念ながら、大きな効果は望めないといわれています。

プレスリリースのSEO効果について、結論からいうと、SEO効果はほとんど期待できません

GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏は、2013年の以下の動画で「プレスリリースは一種の広告であり、リンクにはSEOの効果を無効にするnofollowタグを付けるべき」との見解を述べています。

参考:Webmaster Central 2013-07-29

かつてはプレスリリース内のリンクが検索エンジンによる評価に影響を与えると考えられていましたが、プレスリリースを乱発する企業が増加したため、Googleがこうした行動を制限するために、この考えを示した可能性があります。

その後、2019年以降、Googleは「nofollow」タグの扱いを強制的な無効化」から「ヒント」として解釈するように変更しました。

すべてのリンク属性(sponsored、ugc、nofollow)は、Google 検索でどのリンクを考慮または除外すべきかに関するヒントとして扱われます。これらのヒントは、他のシグナルとともに、システムでリンクを適切に分析して使用する方法をもっとよく理解するための手段として利用されます。

引用:Google 検索セントラル|進化する nofollow – リンクの性質を識別する新しい方法

これは、「このリンクを必ず無視する」というルールではなく、「リンクを参考にするかどうかを判断するためのヒント」として扱うことを意味します。

このため、nofollowタグが付いていても、Googleがリンク先を有益と判断した場合には、検索順位に影響を与える可能性があります。

ただし、プレスリリースの本来の目的は、メディアに記事として取り上げられ、企業活動を多くの人に知ってもらうことです。決して検索エンジンの上位表示を目的としているわけではありません。

SEOにごくわずかに影響を与える可能性はあるものの、大きな効果は期待せず、本来の目的にフォーカスした活用を心がけるべきでしょう。

SEO効果は薄くてもプレスリリースを活用すべき理由

SEOの効果があまりないなら、わざわざプレスリリースを書く必要はないのではないでしょうか…?

確かにSEO効果は限定的ですが、プレスリリースならではの価値があるんです。

「プレスリリースはSEOにあまり効果がない」と聞くと「それなら発表する必要はないのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

ここでは、プレスリリースを活用することで得られる以下の3つのメリットについて解説します。

企業活動を多くの方に知ってもらえる

プレスリリースを書く最大のメリットは、企業の活動を多くの人に知ってもらえることです。

プレスリリースが地元紙や業界専門誌、Webニュースに取り上げられれば、自社の存在や活動をまだ知らない層にも情報が届きます。さらに、SNSやニュースアグリゲーターに転載されることで、より広範囲に拡散されることもあります。

また、報道を通じて第三者の視点で紹介されることで、企業の信頼性も高くなります。自社発信よりも客観的なメディア記事の方が、ユーザーに安心感を与えやすく、ブランドへの好印象にもつながるからです。

継続的なメディア掲載は企業やブランドの知名度を高め、新規顧客へのアピールだけでなく、競合との差別化にも役立つでしょう。

被リンク獲得の可能性がある

間接的な被リンクを獲得できる可能性があることも、プレスリリースを書くメリットの一つです。

プレスリリースがニュースサイトや専門メディアに取り上げられると、記事内に自社サイトのリンクが掲載される場合があります。これらのリンクは、Googleなどの検索エンジンにおいて「信頼性のあるサイトからの評価」とみなされ、検索順位の向上につながる可能性があります。

ただし、プレスリリースを利用して得られるリンクにはnofollowタグが付与されることが多く、SEO効果は限定的です。それでも、内容が広く拡散されることでSNSやブログなどで自然なリンクが生まれる可能性があります。

サイテーションになる

サイテーションとは「引用・言及」という意味で、リンクがなくても企業名やブランド名、商品名が他のサイトやメディアで紹介されることを指します。直接リンクが貼られていなくても、名前が多くの場所で紹介されることで、検索エンジンからの信頼性評価につながるとされています。

プレスリリースを配信すると、ニュースサイトやブログで「〇〇社が新商品を発表」といった形で社名やサービス名が取り上げられることがあります。このような言及が増えると検索エンジンは「この企業は話題になっている」と判断し、検索結果での評価につながる、ということです。

特に地域に関連する内容であれば、地元の情報サイトで社名や店舗名が紹介され、地域での検索順位向上や認知度アップが期待できます。

直接的なリンクがなくても、話題にされること自体がプラスに働くため、プレスリリースはサイテーション獲得にも効果的な施策といえます。

間接的なSEO効果を高めるためのプレスリリースの書き方

プレスリリースを書く時に、意識した方がいいポイントはありますか?

間接的なSEO効果を高めるためにも、書き方にはいくつかのコツがあります。

プレスリリースは直接的なSEO効果は薄いものの、メディアに取り上げられやすい書き方をすることで、被リンクやサイテーションの獲得につながります。

効果を高めるために押さえておきたい書き方のポイントは、次の4つです。

それぞれのポイントを、詳しく見ていきましょう。

検索キーワードを含める

プレスリリースを作成する際は、検索キーワードを必ず含めるようにしましょう。

Google検索を通じてプレスリリースのコンテンツに辿り着くユーザーも少なくありません。

特に、PR TIMESなどの配信サービスはドメインが強く検索結果に表示されやすいため、ユーザーが検索する可能性のある言葉を入れておくことで間接的な流入を狙いやすいです。

タイトルや見出しにキーワードが入っていると、記事の内容が検索エンジンにも伝わりやすくなりますし、読者にとっても内容がわかりやすくなります。

本文にも自然な形でキーワードを含めるとよいですが、詰め込みすぎると不自然な文章になり、検索エンジンからスパムと見なされるリスクがあります。あくまで読みやすさを損なわない範囲で取り入れるのがポイントです。

基本情報は必ず記載する

プレスリリースを作成する際は、下記の基本情報を必ず記載しましょう。

  • 会社名
  • 代表者名
  • 所在住所
  • 製品やサービスの名称
  • イベントなどの名称や開催場所
  • 自社サイトのURL

これらの情報を正確に記載することで他のサイトやSNS上で取り上げられる可能性が高くなります。このようなサイテーションは、検索エンジンがその会社や情報を信頼できると判断する材料になり、SEO効果が高まる可能性があるのです。

基本情報を詳しく記載しておくことで、ユーザーが会社について理解しやすくなり、問い合わせや自社サイトへのアクセスが増えることも期待できるでしょう。

ただし、間違った情報や不足があると、ユーザーの信頼を損ねる恐れがあります。

読む人にとって魅力のあるキャッチコピーにする

キャッチコピーは、記事の第一印象を決める部分であり、ユーザーが内容に興味を持つかどうかを左右します。そのため、キャッチコピーにはこだわるようにしましょう。

キャッチコピーは、具体的でわかりやすい言葉を使います。「新商品発表!」だけではなく、「〇〇が登場!業界初の新機能で生活を変える」といったように、商品の特徴やメリットを伝えると、ユーザーの興味を引きやすいです。

ただし、キャッチコピーが長すぎると、読む人が内容を理解しづらくなります。短く簡潔に、かつ印象に残る言葉にするのがポイントです。ユーザーの興味を引きつけるだけでなく、プレスリリース全体の魅力を高める大切な要素のため、わかりやすくてインパクトのある表現を心がけてみてください。

記事の内容を簡潔にする

短くてわかりやすい文章は読んだ人にしっかり伝わりやすく、他のサイトやSNSで紹介される可能性も高くなります。
反対に、何を伝えたいのかがぼんやりしていると、せっかくの情報が届かず反応も得にくいです。

内容を簡潔にまとめるために、以下のポイントを意識しましょう。

  • 結論ファーストで記載する
    一番伝えたいことを最初に書くことで、ユーザーがすぐに内容を理解できます。
  • 表、図、画像を使って視覚的にわかりやすくする
    複雑な説明も視覚的にわかりやすくすることで、文章を短くまとめることができます。

プレスリリース配信にはコストがかかるため、この内容で伝わるか?情報に過不足はないか?という点を意識しながら作成しましょう。

プレスリリースを書く時は、「自分だったらこの内容を読みたいか」という視点で見直してみてください。

おすすめのプレスリリース配信サービス3選

次は、おすすめのプレスリリース配信サービスを3つ紹介します!

PR TIMES

PR TIMESのスクリーンショット

画像引用:PR TIMES

PR TIMESは、利用企業社数・サイト閲覧数・提携メディア数で国内No.1を誇る日本最大級のプレスリリースサイトです。使いやすさと、広範囲に情報を届けられる点が特徴です。

このサービスを使うと、作成したプレスリリースを多くのメディアや記者に一斉に配信できます。また、PR TIMESの公式サイトにも掲載されるため、検索エンジンにインデックスされやすく、SEOにも効果があります。

X(旧Twitter)とFacebookのフォロワー数も多いため、リリース情報がSNSで広まりやすい点も魅力です。

配信後のデータを分析できる機能もあり、配信後の閲覧数やクリック数などを確認して、配信の効果をしっかりと把握できます。

@Press

@Pressのスクリーンショット

画像引用:@Press

@Pressは、掲載記事数で国内No.1を誇るプレスリリースサイトです。初めての方でも使いやすい操作性と幅広い配信先が特徴で、お客様満足度が高いといわれています。

記事を書く際の作成サポートや配信サポートがあるため、初めてプレスリリースを作成する企業にもおすすめです。

配信されたプレスリリースは@Pressの公式サイトにも掲載され、検索エンジンで表示されるチャンスが増えるため、SEO効果も期待できます。

効果測定もできるため、どれだけのメディアやユーザーに届いたかを確認しながら次回以降の改善に活用できます。

PR-FREE

PR-FREEのスクリーンショット

画像引用:PR-FREE

PR-FREEは、完全無料でプレスリリースを多様なメディアへ効果的に配信できるサービスです。

通常プレスリリースは投稿するために料金がかかるサービスが多いですが、PR-FREEは投稿数に制限がなく無料で掲載できます。費用をかけず自社の最新情報を発信したい方におすすめです。

また、ユーザー登録や電話番号の入力が不要で、法人や団体はもちろん、個人事業主やフリーランスの方でも気軽に利用できます。余計な手間がなく、スムーズに情報発信を始められる点が大きな魅力です。

簡単に始められて幅広い層に対応しているPR-FREEは、手軽さと利便性を重視する方におすすめのサービスです。

自社が何を求めているかによって、掲載するサービスを決めるといいですね!

プレスリリースに関するよくある質問

プレスリリースはSEOに効果がないのですか?

直接的なSEO効果は限定的ですが、間接的な効果は期待できます。プレスリリースがメディアに取り上げられることで被リンクやサイテーションが獲得でき、結果的に検索エンジンからの評価向上につながることがあります。

SEO効果を高めるために、プレスリリースで意識すべきことはありますか?

タイトルや本文に自然な形でキーワードを入れる、内容を簡潔にまとめるといった工夫が有効です。

ただし、キーワードばかりを意識しすぎず、あくまでも読みやすさを優先しましょう。

プレスリリースの効果はどう測定すればいいですか?

掲載メディア数や記事化された件数、SNSでのシェア数などを確認するのが一般的です。配信サービスの多くは閲覧数やメディア掲載状況をレポートで確認できるため、それらを定期的にチェックしましょう。

nofollowリンクでもSEOに影響がありますか?

直接的なSEO効果は薄いものの、全く意味がないわけではありません。nofollowリンクは基本的に検索エンジンの評価対象外とされてきましたが、最近では参考情報として扱われることもあります。

まとめ

プレスリリースは、SEOに直接影響を与えるものではありません
しかし、配信したプレスリリースが話題になれば、他のサイトからの被リンクやサイテーションが増える可能性があり、間接的なSEO効果が期待できるものです。

SEOを意識した書き方を取り入れることで、その効果はより大きくなるでしょう。

この記事で紹介した3つのプレスリリース配信サービス以外にも、さまざまな選択肢があります。配信先の種類や料金などを比べて、自社に合ったサービスに登録してみてください。

正しい書き方や戦略的な配信を行い、自社のサービスや商品の認知を広げていきましょう。

この記事を書いた人

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SEO Writer / SEOタイムズ編集部

読者インサイトを分析し、行動につながる構成を設計。E-E-A-Tを重視し、専門家監修と実データで信頼性を担保。コアアップデートやAI検索動向を常にモニタリング。一次情報の検証や実例を用いた有益な情報を発信していきます。