ChatGPTは「検索」利用が半数以上?150万件の会話データから見えた実態

ChatGPTは「検索」利用が半数以上?150万件の会話データから見えた実態

若者はもう検索を使わない!ChatGPTを使うワケ

海外の研究機関・OpenAI経済リサーチチームとハーバード大学のデビッド・デミング氏が、2025年7月までのChatGPTの約150万件の会話を分析した調査を発表しました。

成人の約10%が毎週ChatGPTを利用しており、仕事以外の日常的な検索にも使われているなど、ChatGPTの使いどころが明らかになっています。

本記事では、ChatGPTがどのような世代に、どんな目的で使われているのか、また仕事や日常生活での活用の広がりについて詳しくみていきましょう。

ChatGPTは「質問」するツールとして確立しつつある

今回の調査では、ChatGPTとユーザーの会話のうち約49%が「何かを調べたい」という目的の質問であることがわかりました。

これは、検索エンジンのようにChatGPTを利用しているユーザーが多いことを意味しており、特に「何かを知りたい」「やり方を教えてほしい」といった使い方が目立ちます。

検索エンジンと違って、ChatGPTは会話形式でやり取りできるため、追加の質問もしやすく、答えも柔らかい表現になります。

日常のちょっとした疑問にサクッと答えてくれるので、日常の調べごとに使うユーザーが増えているのも納得です。

実際、トピックの上位は「実用的な指導」「情報を探すこと」「文章を書くこと」の3つが、全体の約80%を占めています。

ChatGPTのユーザーがどんどん多様化している

ChatGPTのユーザーは、18〜25歳くらいの若い世代の割合が非常に高く、全体の会話のうち約46%をこの世代が占めています。

ChatGPTを使っているユーザーの中でも性別・地域の差が小さくなってきていて、女性的な名前のユーザーが52%と、男性をやや上回る状態となっています。

また、中低所得国での利用が伸びているなど、ChatGPTは年齢や地域を問わず広がっているようです。

さらに、仕事目的だけでなくプライベートでの使い方も目立っています。

例えば「趣味の調べもの」「自己学習」「日常生活の相談」などです。

調査ではプライベート目的の会話が2024年6月の約53%から2025年6月には約73%に増えており、全体の多くを占めるまでになっています。

これは新しいユーザーが増えただけでなく、すでに使っていたユーザーの使い方が日常寄りに変化してきたことも影響していると考えられます。

仕事の効率アップにChatGPTを使う人が増えている

一方で、ChatGPTは仕事でもしっかり活用されています。

特に、高学歴や専門職のユーザーにとっては、業務の中で文章の要約や修正、翻訳などを効率化できる便利なツールとして定着しています。

年代別では30代後半〜40代前半のユーザーが最も仕事目的で活用しており、面倒な文章作業の時短や、情報の整理に使っているケースが多いようです。

また、意思決定や問題解決の場面でも活用されており「何をすべきか」「どう整理すれば分かりやすいか」というアドバイスを得るなど、幅広い業務に役立つ存在となっています。

SEOタイムズの見解「質問に回答するコンテンツ作りを」

今回の調査結果は、海外の数値ではあるものの、ChatGPTが「新時代の検索エンジン」として使われている実態がはっきりしてきましたね。

これまでは、Googleなどの検索エンジンで見つけてもらうためのコンテンツを設計してきましたが、ChatGPTのような対話型モデルが「検索の代わり」として、役割を持ち始めているため、情報提供のスタイルを見直す必要があります。

疑問に対する回答をただ羅列するよりも「どんな疑問があるか」「どう答えると使いやすいか」を意識したコンテンツ構造の設計が大切です。

例えば、 Q&A など「ユーザーが何を知りたいか」を先読みしたコンテンツの充実がこれまで以上に価値を持つでしょう。

もう1点抑えておきたいのは、「ChatGPTの引用元は検索エンジンである可能性が高い」という点です。

AIに選ばれることが、今後のメディアの成長と大きく関わるので、SEOをおろそかにはしないよう注意しましょう。

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まとめ

今回の調査から、ChatGPTは「調べもの」目的で使うユーザーが多く、仕事でも日常でも頼られるツールへと進化しています。

SEO担当者などの情報発信をする側も、この変化をしっかりと意識していく必要があります。

あなたのコンテンツは、検索だけでなく対話型AIにも分かりやすく届いていますか?

検索のしかたが変わりつつある今、見せ方や伝え方を見直すタイミングかもしれません。

この記事を書いた人

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染谷 洋介 / SEOタイムズ編集部

創刊時から企画・監修を一貫して担い、累計2,000本以上のSEO記事を発信。実務経験10年以上のSEOディレクター。公開前のファクトチェックと各界の専門家のレビューを行い、正確性と信頼性を両立。トレンドを押さえ、読者が“今すぐ実装できる”ノウハウを届けることが使命です。