SEO担当者の求人市場に異変?AIによる採用プロセスに疑問の声
海外SEOメディア「Search Engine Journal」によると、2024年のSEOの求人数は前年比で大幅に減少し、平均給与も低下傾向となっているようです。
また、AIの導入による採用プロセスの自動化が、経験豊富なSEO担当者の不採用に繋がっているケースも問題視されています。
これは、AIによる自動選考が「候補者のスキルや経験を正確に評価できていない」可能性があると考えられています。
本記事では、SEO求人市場の現状とAI導入による影響について分かりやすく解説します。
- 目次
SEO業界で何が起きているのか?
「SEOJobs.com」の調査によると、2024年のSEOの求人数は前年比で37%減少しました。
SEOの中でも「コンテンツ戦略」や「SEOアナリスト」など、中堅レベルの職種が影響を受け、在宅勤務の求人も減少傾向にあります。
一方で、企業はインハウスでのSEO担当者の採用を増やしており、全体の65%が社内ポジションとなっています。
要は、外部委託での採用が減少し、自社で雇用する形の採用に割合が移行しているイメージです。(あくまで海外の状況ではありますが)
また、平均給与も低下しており、SEOの市場価値に変化が生じています。
減るポジションと増えるポジション
今回の調査によれば、コンテンツ戦略やライティング関連の職種は28%減少し、SEOアナリスト職も12%減少しています。
技術系のSEOはわずかに減少しましたが、技術的なSEOスキルの「需要」は増加しており、2024年第4四半期には71%から75%に上昇しました。
一方で、マネージャー、ディレクター、VPなどの上級職の求人は増加傾向にあり、企業は戦略的なリーダーシップを求めていることが予測されます。
採用AIは経験豊富なSEO担当者を採用しない?
AIを活用した自動選考システムの導入によって、経験豊富なSEO担当者が採用プロセスで不採用となるケースが増えているようです。
「Search Engine Journal」にて、SEOプロフェッショナルのキース・グード氏は、優秀なSEO担当者がAIによる自動選考で不採用となる事例を指摘しました。
また、ブライアン・ハーニッシュ氏も、自身の経験として、応募しても音沙汰がない状況を報告しています。
上記の事例から、AIによる採用プロセスでは、候補者の実力を正確に評価できていない可能性が考えられます。
SEOタイムズの見解
今回のニュースは2つのポイントがあり、1つは「SEOの求人市場の変化」、2つ目が「AIによる採用プロセスの評価」でした。
SEOの市場はAIが台頭してきた2023年から、減少するだろうと言われ続けていますが、実際AIがアウトプットする情報は基本的にSEOで評価された情報です。
SEOという市場が減少しても、SEO担当者のニーズは減らず、変化するだけだと考えています。
また、AIを活用した採用プロセスは、業務の効率化につながりますが、応募者のスキルや実績をきちんと見極めるには、まだまだ課題もあるように思います。
特に日本では、これまでの経験や成果が重視される傾向が強いため、AIがその価値を正しく判断できるかというと、ちょっと疑問が残りますね。
採用において、業務スピードや効率は大事な判断基準ですが「この人と一緒に働きたいかどうか」といった人間的な部分も大切です。
AIと人間、それぞれのバランス調整が、これからの採用には必要なのではないでしょうか。
まとめ
今回のニュースによれば、SEOの求人市場は、大きな変化の時期にあります。
求人数の減少や職種の変化、AI導入による採用プロセスの変化など、さまざまな要因が影響しています。
今後は、AIと共存しながら、自身のスキルや経験をどのようにアピールしていくかが重要となるでしょう。












