Googleが検索での「詐欺対策」を強化|AIによる検出と多言語対応の実態
Googleは2025年5月8日、検索詐欺対策の最新レポート「Fighting Scams on Search」(PDFはこちら)を発表しました。
このレポートでは、検索結果に表示される詐欺的なWebページを排除するために、GoogleがAI技術をどのように活用しているのかが詳しく紹介されています。
近年増加する「偽のカスタマーサポート」や「架空の予約サイト」など、検索経由の詐欺に対して、Googleは予防的な仕組みを整備しているようです。
本記事では、このGoogleの発表を分かりやすく紹介します。
- 目次
AIが詐欺を検出する流れ
GoogleはAIの機械学習モデルを活用して、詐欺的な検索結果を検出しています。
たとえば、文中に使われる言葉のパターンや、異常に感じる表現、不自然なリンク構造などをAIが見つけ出し、検索結果に表示される前に排除するという流れです。
こうした取り組みにより、ユーザーが被害に遭うリスクを大幅に減らすことが可能になっています。
多言語対応でグローバルに対応
今回のレポートでは、多言語対応の強化についても言及されています。
Googleは大規模言語モデル(LLM)を導入し、英語だけでなくヒンディー語、ドイツ語、スペイン語などにも対応した詐欺検出ができるようになっているようです。
特定の言語圏だけでなく、世界中のユーザーに対して、より安全な状態を提供する体制を作り上げているのが分かりますね。
詐欺への早期対応とユーザーへの教育
近年、特に問題視されているのが、航空券の予約やカスタマーサポートを装った検索流入からの詐欺です。
今回のレポートでは、これらの新しい傾向をいち早くキャッチし、関連ページを検索結果から取り除くための対応が強化されていると報告されています。
さらに、ユーザー自身が怪しい情報を見抜けるよう、「この結果について」機能の活用も呼びかけています。
「この結果について」は検索結果の横にある「…」をクリックすると表示されます。
ページの出典情報や運営者情報をチェックすることで、安全性の判断材料になりますね。
SEOタイムズの見解
検索からの詐欺について、日本ではあまり実感がないかもしれませんね。
また、「SEOとは関係ない」と思いがちですが、実はそうでもありません。
なぜなら、信頼される検索結果を作ることは、SEOの本質でもあるからです。
怪しいと感じる検索結果(Webサイト)の中に、安心できるWebサイトがあれば、当然ですが、ユーザーはそちらを選びます。
そしてGoogleも、信頼性のあるページを上位に評価するようになっています。
つまり、ユーザーの目線に立って「正しく安全な情報を届けること」が、回り回ってSEOの成果にもつながるということです。
詐欺ではないのに、Googleに詐欺だと捉えられてしまえば当然検索結果からはじかれてしまう恐れがあるので、その点は注意しておきましょう。
まとめ
GoogleはAI技術を活用して、検索結果に詐欺的なページが表示されないよう日々改良を続けています。
レポートでも示されている通り、機械学習や多言語対応、そしてユーザー教育を組み合わせた多面的な対策が進行中です。
私たちも、安全なウェブ体験を提供する一員として、コンテンツの質と信頼性を意識した取り組みを続けることが、これからのSEOにおいて重要なポイントとなるでしょう。












