Search Consoleに重大エラー!インプレッション数が約1年間も過大表示

Google Search Consoleのパフォーマンスレポートが、2025年5月13日から約1年間にわたってインプレッション数を実際よりも多く表示していたことが判明しました。修正には数週間かかる見込みです。
元記事 Search Consoleに重大エラー、インプレッションが約1年間も過大表示 – 海外SEO情報ブログ
障害の概要
Googleは4月3日(太平洋時間)、Search Consoleのデータ異常を通知するヘルプページで、次の障害を報告しました。
「2025年5月13日以降、ログのエラーによりSearch Consoleがインプレッション数を正確に報告できない状態になっています。この問題は今後数週間以内に解決される予定です。そのため、Search Consoleのパフォーマンスレポートでインプレッション数が減少しているように見える場合があります。クリック数やその他の指標はこのエラーの影響を受けておらず、影響があったのはデータの記録だけです」
Googleの公式コメント
Googleの広報担当はSearch Engine Landに次のようにコメントしています。
「2025年5月13日以降、Search Consoleにおいてインプレッション数が一時的に過大報告される原因となっていたレポートエラーを確認しました。正確な報告を確保するため、バグ修正を実行中です」
障害の詳細
影響範囲
- 影響を受けたデータ インプレッション数のみ
- 影響を受けなかったデータ クリック数、CTR、順位
- 対象レポート 検索結果、Discover、Google ニュースのパフォーマンスレポート
- 発生期間 2025年5月13日から現在まで(約11ヶ月間)
- 修正完了見込み 数週間
修正後の変化
修正が完了すると、インプレッション数が減少して表示される可能性があります。
これは問題が悪化したわけではなく、本来の正確なデータがレポートされるようになるためです。
どの程度深刻な問題なのか
深刻と言える理由
1. 長期間の継続
- 短期的な障害ではなく、約1年間にわたって継続
2. 重要KPIへの影響
- インプレッション数は、レポートや意思決定に使用される重要な指標
3. 系統的な過大計測
- 小規模なエラーではなく、系統的な過大計測
影響は限定的かもしれない理由
1. 他の指標は正常
- クリック数、CTR、順位は影響を受けていない
2. トレンド分析は可能
- エラーが一貫していたため、トレンド分析の方向性としては成立する可能性がある(ただし絶対値は除く)
最も懸念されるリスク
1. レポートにおける露出の過大評価
「サイトの露出が増えた」と判断していたが、実際には増えていなかった可能性があります。
2. 前年比や期間比較の誤解
2025年5月以前と以降を比較すると、誤った結論に至る可能性があります。
- 2024年10月 vs 2025年10月(正確 vs 過大)
- 2025年3月 vs 2025年8月(正確 vs 過大)
3. パフォーマンスの誤った解釈
インプレッション数の増加を見て、SEO施策が成功したと判断していた場合、実際には効果がなかった可能性があります。
SEOタイムズの見解
この障害は、実際の検索パフォーマンスには影響しないものの、レポートの正確性という面で重大なインシデントです。
1年間気づかれなかった理由
鈴木謙一氏が指摘するように「なんで、1年近くも気づかなかったかな」という疑問は当然です。
考えられる理由
- 他の指標との矛盾が目立たなかった
- クリック数は正確だったため、CTRの異常も比較的小さかった可能性
- トレンドは一貫していた
- 過大表示が系統的だったため、トレンド自体は正しく見えた
- 検出が難しい
- インプレッション数の「正確な値」を外部から検証する方法がない
今すぐ確認すべきこと
1. 2025年5月前後のデータを比較
2025年4月と5月で、不自然なインプレッション数の増加がないか確認します。
2. レポートの見直し
過去1年間に作成したレポートで、インプレッション数を根拠にした判断がないか確認します。
3. クリック数とCTRを再評価
インプレッション数は信頼できませんが、クリック数は正確です。クリック数ベースで評価を見直します。
影響を受けやすいケース
1. インプレッション増加を成果として報告していた
特に2025年5月以降のデータを使って「露出が増えた」と報告していた場合、再評価が必要です。
2. 前年比レポート
2024年と2025年を比較しているレポートは、2025年のデータが過大評価されています。
3. CTRの分析
インプレッション数が過大だと、CTRは過小評価されます。「CTRが下がった」という分析は誤りの可能性があります。
修正完了後の対応
1. データの再確認
修正完了後、過去のデータがどのように変更されたか確認します。
2. レポートの更新
インプレッション数を根拠にしたレポートがあれば、修正されたデータで更新します。
3. 今後の教訓
単一の指標だけでなく、複数の指標を組み合わせて判断することの重要性を再認識します。
Search Consoleデータの信頼性
この事件は、Search Consoleのデータも完璧ではないことを示しています。
教訓
- 単一ソースへの依存を避ける
- Google Analytics、サーバーログなど、複数のデータソースを活用
- 異常値への感度を高める
- 急激な変化があった場合、他の指標と照らし合わせて検証
- 定期的な監査
- データの整合性を定期的にチェック
Googleの対応の遅さ
約1年間もエラーが継続していたことは、Googleのモニタリング体制にも疑問を投げかけます。
ユーザーからの報告がなかったのか、あるいは報告があっても優先度が低かったのか、詳細は不明ですが、今後の改善が期待されます。












