GoogleがPreferred Sources(優先ソース)をAI ModeとAI Overviewsに組み込み!

GoogleがPreferred Sources(優先ソース)をAI ModeとAI Overviewsに組み込み!

Googleは2026年5月28日、Preferred Sources(優先ソース)機能をAI ModeとAI Overviewsに組み込むことを発表しました。ユーザーがお気に入りに選んだウェブサイトが、AI回答の中で「Preferred」ラベル付きで強調表示されるようになります。AI時代におけるゼロクリック問題への、ひとつの対抗策として注目されています。

参照元:海外SEO情報ブログ「Google、Preferred Sources(優先ソース)をAI ModeとAI Overviewsに組み込む。ゼロクリック対策になるか?」

Googleが発表した内容

Preferred Sources は、ユーザーが「信頼している情報源」としてあらかじめお気に入り登録できる機能です。これまでは Google検索のトップニュースセクションでのみ強調表示されていましたが、今回のアップデートで AI Mode と AI Overviews の回答内でも、明確にラベル付けされ強調表示されるようになります。

AI が回答を生成する際に情報源として引用したコンテンツのうち、ユーザーが Preferred Sources に登録したサイトには「Preferred」というラベルが付与されます。ユーザーは、自分が信頼するサイトの情報を即座に見つけて深く読み込むことができ、サイト運営者側からすれば、AI回答経由でのクリックを獲得しやすくなる仕組みです。

展開タイミングについては、AI Mode/AI Overviews 内の Preferred Sources は「本日から」とアナウンスされていますが、ロールアウトはまだ進行中の段階で、すべてのユーザーに反映されているわけではありません。

関連する2つのアップデート

今回のアナウンスでは、Preferred Sources の組み込みと併せて、以下の2つの関連アップデートも発表されています。

新しいカルーセルの導入
進行中のトピック(速報性の高い話題)に関する質問を AI Mode や AI Overviews で検索すると、簡潔な導入解説の直下にカルーセル形式でタイムリーな記事が表示されます。このカルーセル内で Preferred Sources が強調されるため、ユーザーは「どこをクリックして深く読むべきか」を判断しやすくなります。導入は「まもなく」とされています。

“Highly Cited” ラベルの範囲拡大
他の記事で多く引用されている一次情報源の記事に付与される「Highly Cited」ラベル(2022年4月導入、日本では未展開)が、より多くの記事に適用されるようになります。オリジナルで影響力のあるジャーナリズムを特定しやすくするのが目的です。なお、Highly Cited はトップニュースでの機能で、AI Mode/AI Overviews とは別の領域です。

既存のPreferred Sourcesに関する数字

Google によれば、Preferred Sources は既に非常に人気が高く、ユーザーから 345,000を超える固有の情報源 が選択されているとのことです。さらに、ユーザーがお気に入りに追加した情報源へのクリック確率は 通常の2倍 に達するとも明らかにされています。

つまり、AI Mode/AI Overviews でも同様の効果が得られれば、サイト運営者にとっては「指名買い」に近いトラフィックを獲得できる可能性があります。AIの要約だけで満足されてサイトに来てもらえない「ゼロクリック」問題に対する、強力な対抗手段となり得ます。

SEOタイムズの見解

今回のアップデートは、SEOタイムズとしては「AI時代の新しい『指名検索』の入り口になり得る、戦略的に重要なアップデート」と捉えています。

これまで Preferred Sources は、トップニュースに掲載される一部の大手メディア向けの機能というイメージが強く、一般のメディアやコーポレートサイトにとっては縁遠い存在でした。しかし AI Mode/AI Overviews への組み込みにより、状況は大きく変わります。テーマを問わず、ユーザーが「このサイトの情報を優先したい」と思えるサイトであれば、AI回答の中で目立つ存在になれるからです。

弊メディアが特に注目しているのは、「サイトをファン化する動線設計」の重要性が一段と高まる という点です。読者に Preferred Sources として登録してもらうには、繰り返し訪問したくなる独自性、信頼感、そして「このサイトをお気に入りに入れたい」と思わせる体験が必要です。AIに引用されやすいコンテンツを作るだけでなく、ユーザーの中で「指名」される存在になることが、今後のSEOの大きな軸になっていきます。

具体的な施策としては、サイトのフッターや記事の末尾に「Preferred Sourcesに登録する」ボタンを設置すること、メルマガやSNSで登録を呼びかけることなどが考えられます。鈴木氏自身も自身のブログのテンプレートに登録ボタンを組み込むことを検討しており、メディア運営者の間で同様の動きが広がる可能性があります。

まとめ

Preferred Sources の AI Mode/AI Overviews への組み込みは、ゼロクリック時代におけるサイト運営者への朗報といえるアップデートです。ロールアウトは段階的に進行中のため、まずは自身のアカウントで動作を確認しつつ、読者に登録してもらう導線を設計していくことが、これからの実務的な対応になります。

この記事を書いた人

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SEO Writer / SEOタイムズ編集部

読者インサイトを分析し、行動につながる構成を設計。E-E-A-Tを重視し、専門家監修と実データで信頼性を担保。コアアップデートやAI検索動向を常にモニタリング。一次情報の検証や実例を用いた有益な情報を発信していきます。