メタディスクリプションは不要?「書かないSEO」に賛否の声

メタディスクリプションは不要?「書かないSEO」に賛否の声

検索結果に表示される「メタディスクリプション(説明文)」は、これまでSEO対策の一部として重視されてきました。

しかし、ここ最近では、あえてメタディスクリプションを設定しない方がアクセスが増えるという発信がLinkedinであがり、話題になっています。

本記事では、ニュース内容からメタディスクリプションに関する実験内容と、それに対する反対意見、そしてSEO担当者が取るべき対応について分かりやすく解説します。

目次

実験ではメタディスクリプションなしの方がアクセスが増えた

今回の話題は、海外のSEOニュースメディア「Search Engine Journal」がまとめており、メタディスクリプションの扱いの見解を発信しています。

そもそも話題の発端は、SEO専門家のマーク・ウィリアムズ=クック氏がLinkedInで公開した投稿です。

マーク・ウィリアムズ=クック氏は、メタディスクリプションがあるページとないページを比較実験し、メタディスクリプションを省いた方が平均して約3%アクセスが増えたと報告しています。

Mark Williams-Coolの投稿

引用:Linkedin

また、Googleは約80%の説明文を自動で書き換えているというデータもあり、クエリ(検索キーワード)に合わせてGoogleが自動生成するメタディスクリプションの方が効果的だと主張し、「手作業でメタディスクリプションを書くのは時間のムダ」とまで言い切っています。

「そんな実験はあてにならない」との反対意見も

一方で、この実験に疑問を投げかける声もあります。

テクニカルSEOの専門家ジョノ・アルダーソン氏は、自身のブログ記事「SEOは外部の要因が多すぎて正確な実験は難しい」と主張しています。

特に、ページごとのキーワードの違いや、検索結果の順位変動、日ごとのアクセス数の変化など、クリック率にはさまざまな影響があるため、たとえ実験の形式を整えたとしても、単純に「メタディスクリプションを書かなかったからアクセスが増えた」と結論づけるのは危険だと述べています。

こうした背景から、どのSEO対策が効果につながるかを見極めるには、実験だけに頼らず、全体の文脈や外部要因も含めて考える必要があります。

SEOタイムズの見解

中小メディアや個人でWebサイトを運営している人にとって、「メタディスクリプションを書くかどうか」は作業負担にも直結する話ですよね。

もし不要なら時間短縮になりますし、願わくば排除したい項目ですよね。(何より面倒くさいので…)

今回のニュースから学べるのは、「メタディスクリプションがSEOに必須とは限らない」ということですが、それをすぐに全ページに適用するのは少し極端に感じます。

ですが、すでに執筆済みのメタディスクリプションを削除する必要はないでしょうし、加筆修正を行うメリットも少なそうなので、この辺は割り切って考えてもよいでしょう。

もしメタディスクリプションを書いておきたいのであれば、Googleが書き直す可能性が高いページ、つまり検索キーワードが幅広く変動するような記事や、情報のまとめ系ページなどから試してみるのがリアルな落としどころかもしれません。

また、メタディスクリプションをせっかく書くのであれば、検索意図を意識した内容にすると、Googleに書き換えられにくくなり、クリック率にも良い影響があると考えられます。

対策するならしっかりと行い、やらないならやらないと決めて効率よく進めるのも一つの手ですね。

まとめ

メタディスクリプションを省略してアクセスが増えたという実験結果は、たしかに興味深い内容です。

しかし、それがすべてのWebサイトやページに当てはまるわけではないことも理解しておく必要があります。

SEOには絶対の正解がないからこそ、自分のWebサイトの目的や運用体制にあわせて、メタディスクリプションを書くかどうか、どこまで自動化するかの判断が重要です。

この記事を書いた人

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染谷 洋介 / SEOタイムズ編集部

創刊時から企画・監修を一貫して担い、累計2,000本以上のSEO記事を発信。実務経験10年以上のSEOディレクター。公開前のファクトチェックと各界の専門家のレビューを行い、正確性と信頼性を両立。トレンドを押さえ、読者が“今すぐ実装できる”ノウハウを届けることが使命です。