GSCで検索クエリの約半数が未報告の可能性|データの穴と対策

Google Search Console(GSC)を活用しているSEO担当者にとって、驚きのニュースが発表されました。
発表によると、GSCは検索クエリの全データを正確に反映していない、という可能性があるようです。
特に自然言語での会話型クエリや検索ボリュームの少ないクエリは、その多くがGSCで報告されていないようです。
この現象はSEOの戦略を考える上で考察する必要がある内容です。ニュースを元に深掘りしていきます。
- 目次
GSCの限界?ZipTie社の調査から見えた課題
実際に、海外のSEOニュースメディア「Search Engine Journal」が紹介したZipTie社の調査によると、「GSCでは実際に発生している検索クエリの約半数が報告されていない」ことが判明しました。
ZipTie社の共同創業者トマシュ・ルツキ氏は、「自社サイトで異なるデバイスやアカウントから自然言語での会話型クエリを繰り返し検索し、他の分析ツールでのトラフィックを確認したところ、GSCではこれらが一切報告されなかった」と述べています。
また、10人のSEO専門家にも同様のテストを依頼した結果、全員が同じ問題に直面しました。
さらに、ZipTie社のヤクブ・ランダ氏は、「GSCは検索ボリュームが一定以上でなければデータを収集しない可能性がある」と指摘しています。
GoogleはAIで会話型クエリを理解しているがGSCは追いついていない
Googleは、会話型クエリに対してAIを活用したコンテンツの理解と回答を提供できる能力を持っています。
例えば、トマシュ・ルツキ氏の分析によれば、People Also Askedデータの14万件の質問に対し、約80%にAI Overviewsが表示されることが確認されています。(あくまで海外のデータであることに注意)
つまり、Google自体は会話型クエリをきちんと理解して処理していると言えます。
しかし、その一方でGSCはこの機能を反映できていないため、SEO担当者やマーケターがユーザーの検索行動を正確に把握することは難しいでしょう。
SEOタイムズの見解
GSCのデータ「だけ」を鵜呑みにしていると、SEOの効果測定を見誤る可能性があります。
特に自然言語での会話型クエリや低ボリュームのクエリは、GSCでは抜け落ちてしまう傾向が強いからです。
そのため、他のSEO分析ツール(GoogleアナリティクスやSemrush、Ahrefsなど)やユーザーの調査データを活用して、検索行動を多角的に把握することが大切です。
また、会話型クエリやロングテールキーワードを意識したコンテンツ作成を心がけることで、ユーザーのニーズにより近い形で対応できるでしょう。
GSCは、個人的にも使いやすい設計だと感じるため、ついつい分析をGSCだけで済ませてしまうこともあります。
可能な限り、多くのツールを併用しデータを抽出する必要がありますね。
まとめ
今回のZipTie社の調査結果では、GSCが全検索クエリを出力しきれていないことが可能性として挙げられました。
SEOの担当者はこれをリスクとして受け止め、GSCに頼りきらず、他のデータツールを活用した多角的な分析と対策を講じる必要があります。
ユーザーの検索行動を正確に捉えるためにも、視野を広げたSEO戦略を実践しましょう。












