「GA4」とGoogleビジネスプロフィールが連携

「GA4」とGoogleビジネスプロフィールが連携

Googleが、Googleビジネスプロフィール(GBP)をGA4に直接リンクできる機能の提供を始めました。これまでGA4では追えなかった通話やルート検索、予約といったローカルな反応を、サイト流入と同じ画面でまとめて確認できるようになります。

参照元:海外SEO情報ブログ「GA4とGoogleビジネスプロフィールが連携、通話・ルート検索・予約をまとめて分析可能に」

GA4とビジネスプロフィールが連携

今回の連携により、GBPのオーナーやマネージャーは、ビジネスプロフィールをGA4プロパティに直接ひも付けられるようになりました。リンクすると、GBP由来のデータがGA4のレポート内に専用セクションとして表示されます。

GA4に表示されるのは7つの指標です。インタラクション、ウェブサイトのクリック、通話、ルート検索、メッセージ、予約、メニューの閲覧で、店舗やサービスに対するユーザーの行動がひと通りそろいます。

これまでGBPからの反応をGA4で計測するには、UTMパラメータ付きのリンクを使うしかなく、捕捉できるのはサイトへのクリックだけでした。電話やルート検索、予約といったサイト外で完結する行動は、GA4からは見えていませんでした。今回の連携で、こうしたオフサイトのローカル行動を、サイト内の行動データと並べて1つのダッシュボードで追えるようになります。

連携の設定手順

設定はGA4の管理画面から行います。[管理]の[サービス間のリンク設定]で[Googleビジネスプロフィールのリンク]を開き、画面の案内に従って、リンクしたいビジネスプロフィールを選びます。共有されるデータの内容を確認したうえでリンクを確定すれば完了です。

連携にはGA4プロパティの編集者または管理者の権限と、GBP側のオーナーまたはマネージャーの権限が必要です。1つのGA4プロパティに複数のビジネスプロフィールをリンクすることもできます。

なお、この機能は数週間かけて段階的に展開されています。リンク設定の一覧に[Googleビジネスプロフィールのリンク]が見当たらない場合は、少し時間をおいてから確認してみてください。

現時点での制限事項

便利な連携ですが、現時点では制限も少なくありません。主なものを整理します。

項目制限の内容
データ保持期間直近6ヶ月のみで、期間を広げても6ヶ月より前は表示されません
複数店舗リンクしても合算表示のみで、店舗ごとのセグメントはできません
探索レポートExplorationsでは使えず、比較機能やフィルタも適用できません
セッション連携GA4のセッションデータとGBP指標はひも付かず、流入からのパス分析はできません
サブプロパティ連携に対応していません
データ共有範囲共有する指標を個別に選ぶことはできず、まとめて共有されます

特に、探索レポートで使えずセッションともひも付かないため、「GBP経由の反応が最終的なコンバージョンにつながったか」までは追えません。現状では、ローカルな反応の全体量を把握する用途が中心になります。

SEOタイムズの見解

SEOタイムズとしては、今回の連携を「ローカル指標の可視化」に向けた整備の一歩と捉えています。

直近のGoogleは、GA4のAI Assistantチャネルやサーチコンソールの生成AIパフォーマンスレポートなど、これまで見えにくかった流入を計測する仕組みを相次いで用意してきました。今回のGBP連携はその流れとは別軸ですが、分断されていたローカルの反応とサイトの行動を1画面に集約するという点で、計測環境の整備が進む動きの一つと言えます。

一方で、制限の多さを踏まえると過度な期待は禁物です。集約されるのはあくまでGBP側で起きた行動の数であり、連携しただけで反応が増えるわけではありません。弊メディアとしては、まずGBPのカテゴリやサービス欄、写真といった基本情報を作り込み、ユーザーが行動を起こしたくなる状態を整えることを先に推奨します。計測はそのうえで、施策と反応の相関を確かめる土台として活用するのが現実的です。

まとめ

GA4とGoogleビジネスプロフィールの連携により、通話やルート検索、予約といったローカルな反応をサイト流入と1画面で確認できるようになりました。制限は多いものの、ローカル施策の手応えを把握しやすくなる前進です。段階展開を待ちつつ、まずはGBP側の作り込みから着手していきましょう。

この記事を書いた人

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SEO Writer / SEOタイムズ編集部

読者インサイトを分析し、行動につながる構成を設計。E-E-A-Tを重視し、専門家監修と実データで信頼性を担保。コアアップデートやAI検索動向を常にモニタリング。一次情報の検証や実例を用いた有益な情報を発信していきます。