GA4のエンゲージメント率とは?直帰率との違いや数値の改善方法などを解説!

Webサイトの分析でGA4(Google Analytics 4)を使っている、これから本格的に活用したいと考えている方だと、こんなお悩みをお持ちではありませんか?
「GA4のエンゲージメント率について知りたい」
「GA4のレポートって複雑で、どこを見ればいいのかわからない」
「エンゲージメント率の上げ方がわからない」
この記事では、GA4のエンゲージメント率についてお悩みのあなたへ、初心者にもわかるように、そして具体的な行動につなげられるように、以下の内容を解説します。
- GA4のエンゲージメント・エンゲージメント率とは何か?
- GA4のどこからエンゲージメント率を確認するのか?
- どうやってエンゲージメント率を上げたらいいのか?
この記事では「初心者でもGA4のエンゲージメント率について理解し、適切な改善策を実施できる」内容をお伝えします。
- 目次
GA4のエンゲージメント率とは?ユーザーの興味関心度を測る重要な指標
まずは、エンゲージメントという言葉の意味から、GA4におけるエンゲージメント率の定義までをわかりやすく解説します。
エンゲージメントってどういう意味?

エンゲージメントってUAの頃からありましたっけ?

実はGA4になってから新しく追加された指標なんです!
「エンゲージメント」と聞くと少し難しく感じるかもしれませんが、簡単にいうと「どれくらい深く関わっているか」ということです。
たとえば・・・
あなたが好きなアーティストのWebサイトがあるとします。
- ただWebサイトをチラッと見てすぐに閉じてしまう
- Webサイト内のさまざまなページを見て、じっくり情報を読む
この2つを比べると、後者の方がそのアーティストのWebサイトに深く関わっているといえます。

これが「エンゲージメントが高い」状態なんです!
マーケティングにおいては、企業やブランド、商品、サービスに対する顧客の愛着や、つながりをエンゲージメントと呼びます。

顧客との結びつきは、ビジネスを成長させる上で非常に重要な要素ですね!
GA4におけるエンゲージメント率の定義
GA4におけるエンゲージメント率は、「Webサイトに訪れた人のうち、どれくらいの人が積極的に関わってくれたか」を表す指標です。

具体的にどういうことですか?

GA4では、以下の条件を満たしたセッションを「エンゲージのあったセッション」と定義しています!
エンゲージメント セッションとは、次のいずれかの条件を満たすセッションを指します。
- 10 秒以上継続する
- キーイベントが発生する
- ページビューまたはスクリーン ビューが 2 回以上発生する
引用:[GA4] エンゲージメント率と直帰率 – アナリティクス ヘルプ

では、エンゲージメント率は「エンゲージのあったセッションの割合」ってことですね!
そして、エンゲージメント率は、以下の計算式で求められます。
エンゲージメント率=(エンゲージのあったセッション数÷すべてのセッション数)×100
たとえば、あなたのWebサイトに100人のユーザーが訪れて、そのうち60人が上記のいずれかの条件を満たした場合、エンゲージメント率は60%となります。この数値が高いほど、ユーザーがあなたのWebサイトのコンテンツに興味を持ち、深く関わってくれているとわかるわけです。
エンゲージメント率と直帰率の違いとは?GA4での解釈を理解しよう
エンゲージメント率と一緒に語られることが多い指標として「直帰率」があります。
どちらもユーザーの回遊や離脱に関係するという点では同じですが、それぞれ異なる指標です。

図を見てもわかるように、GA4における直帰率は「エンゲージメントに至らなかったセッションの割合」を表します。
これまでのUA(ユニバーサルアナリティクス)では、「1ページだけ閲覧して離脱した割合」が直帰率とされていました。しかし、GA4では定義が変更され、エンゲージメントのあったセッションの逆の概念として捉えられるようになりました。

つまり、直帰率が高いということは、ユーザーがコンテンツに興味を持たなかった、求めている内容が記載されていなかった可能性が高いと考えられるのです。
つまり、直帰率が高いということは、ユーザーがコンテンツに興味を持たなかった、求めている内容が記載されていなかった可能性が高いことを示しています。
一方、先ほども解説したように、エンゲージメント率は「エンゲージメントがあったセッションの割合」のことです。
GA4では、従来の直帰率に代わり、エンゲージメント率が重要な指標として導入されました。これは、ユーザーの行動をより多角的に捉え、Webサイトの改善に役立てるためです。
エンゲージメント率と直帰率、それぞれの違いをしっかり理解することで、より深いユーザー分析と効果的なWebサイト改善へとつながるでしょう。

GA4のエンゲージメントを構成する5つの重要指標
GA4のエンゲージメントについて深く理解するためには、関連する指標を知っておくことが大切です。ここでは、エンゲージメントに関係する以下の5つの主要な指標を解説します。
- エンゲージのあったセッション数
- エンゲージメント率
- エンゲージのあったセッション数(1ユーザーあたり)
- 直帰率
- 平均エンゲージメント時間

ユーザー行動をきちんと分析するために、それぞれの指標について知っておきましょう!
エンゲージのあったセッション数
先ほども解説したとおり、以下いずれかの条件にあてはまる場合にカウントされます。
- セッションが10秒以上継続している
- コンバージョンイベントが発生している
- ページビューが2回以上発生している
単にWebサイトにアクセスしたユーザーの数だけではなく、なんらかのアクションを起こしたユーザーの数を把握できるため、セッション数の「質」を確認するうえで非常に役立ちます。
エンゲージメント率
こちらも先ほど解説したとおり「エンゲージのあったセッションの割合」を意味する指標です。
エンゲージメント率が高いと、その分興味関心が高いユーザーがアクセスしている、質の高いWebサイトになっていると判断できます

エンゲージメント率がわかれば、どのくらいのユーザーが興味を持ってくれたのか、ビジネスにつながりそうなセッションはどのくらいあるのかといった分析ができますね!
エンゲージのあったセッション数(1ユーザーあたり)
1ユーザーにつきエンゲージされたセッション数のことで、特定のユーザーがどれくらいの頻度でWebサイトに訪問し、かつ積極的に関わっているかを把握できます。
リピーターの定着度や、どのコンテンツがユーザーに評価されているのかを判断する際に役立ちます。また、KPI(重要業績評価指標)の設定にも活用できるため、必ず確認しておきましょう。
直帰率
先ほども解説したとおり、GA4における直帰率は「エンゲージメントに至らなかったセッションの割合」のことです。
Webサイトを訪れたユーザーのうち、エンゲージメントにつながる行動をしなかったユーザーの割合なので「100%-エンゲージメント率」で計算できます。

たとえば、エンゲージメント率が40%であれば、直帰率は60%になります!
直帰率はデフォルトだと管理画面上に表示されないため、「探索レポート」や「ページとスクリーン」から設定をカスタマイズして表示する必要があります。
平均エンゲージメント時間
アクティブユーザー1人あたりのエンゲージメント時間の平均を表す指標です。
「総エンゲージメント時間÷ユーザー数」で計算でき、ユーザーがどのくらいページを見ていたかがわかります。
また、セッションあたりの平均エンゲージメント時間もあり、こちらはユーザーではなくセッションにおけるエンゲージメント時間の平均を確認できます。
これら5つの指標を理解し、複合的に分析することで、ユーザーがあなたのWebサイトでどのような行動をしているのか、どこに課題があるのかがより明確にわかるようになります。
GA4のエンゲージメント率はどこで確認する?

GA4でエンゲージメント率を見たい場合、どこから確認できますか?

GA4はレポートの種類がさまざまで、最初は戸惑うかもしれません。今回は代表的な方法を2つ解説します!
- 「レポート」で確認する方法(全体像を把握したいときにおすすめ)
- 「探索」で確認する方法(詳細な分析やカスタマイズしたいときにおすすめ)
(以下GA4の画像はGoogleアナリティクスのデモアカウントから取得しています。)
「レポート」で確認する方法

STEP 1
管理画面左側にあるメニューから
「レポート」をクリック

STEP 2
「集客」→「トラフィック獲得」をクリック

STEP 3
流入経路ごとのエンゲージメント率が表示される
「探索」で確認する方法

STEP 1
「探索」→「自由形式」をクリック

STEP 2
「設定」の「値」に「エンゲージメント率」をセット

あとは行や列にチェックしたい指標を入れれば、エンゲージメント率の詳細を確認できます!
エンゲージメント率を上げるには?
具体的な改善方法を4つ紹介
エンゲージメント率は、ユーザーとあなたのWebサイトの関係性を示すバロメーターであり、Webサイトやアプリの改善に役立つ非常に重要な指標です。
もしエンゲージメント率が低いと感じる場合は、以下の4つの具体的な改善方法を試してみてください。
- コンテンツの質向上
- ページレイアウトの最適化
- ページの読み込み速度改善
- CTA・内部リンクの最適化
これらの施策はユーザーの満足度を高め、Webサイトの滞在時間や回遊性を向上させることによって、エンゲージメント率の改善につながると考えられます。

それぞれ詳しく見ていきましょう!
コンテンツの質向上
Webサイトのエンゲージメント率を上げるために、まず見直したいのがコンテンツの質です。
ユーザーは自分の疑問を解決したり、興味を満たしたりするためにWebサイトを訪れます。
そのため、ユーザーニーズに応える質の高いコンテンツの提供が最も重要です。
- ユーザーの検索意図を理解してそれに応じたコンテンツにする
- オリジナルの情報を加えて他サイトと差別化する
- 専門用語を避け、わかりやすく読みやすい文章にする
- 図や表、動画などを活用して視覚的にわかりやすいコンテンツにする
こういった点に注意することで、ユーザーがより長く滞在するコンテンツになり、Webサイト全体でより多くのページを閲覧するようになるでしょう。
ページレイアウトの最適化
いくらコンテンツが素晴らしくても、ページのレイアウトが使いにくいと、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。ユーザーが快適にWebサイトを利用できるように、ページのレイアウトを最適化しましょう。
- 重要な情報がすぐに目に入るよう、優先順位をつけて情報を配置する
- スマートフォンでも見やすいデザインにする
- 情報を詰め込みすぎず、行間や文字サイズを工夫して適度な余白を設ける
- 適切な見出しを使用して文章構造を整理する
適切な情報配置や構成を意識することはもちろん、レスポンシブデザインの採用も重要です。ページの見やすさ、読みやすさを改善すれば、ユーザーにとって使いやすいWebサイトになり、エンゲージメント率の向上につながります。
ページの読み込み速度改善
ページの読み込みに時間がかかると、ユーザーは待つことにストレスを感じ、その間に離脱してしまう可能性が高まります。
Webサイトに長く留まってコンテンツを見てもらうためには、読み込み速度の改善が必須です。

読み込み速度を改善させるためには、以下のような方法があります!
- 圧縮ツールなどを使用して画像サイズを最適化する
- 不要なJavaScriptやCSSを削除する
- キャッシュを活用する
ページの読み込み速度は、ユーザー体験だけでなくSEOにも関係する要素の1つですので、問題がある場合はツールも活用して改善に努めましょう。
CTA・内部リンクの最適化
CTA(Call To Action)や内部リンクを最適化することで、ユーザーをWebサイト内の別のページへ誘導したり、特定のアクションを促したりといったことができます。ユーザーの回遊性を高めることは、エンゲージメント率向上に直結します。
- ユーザーがアクションを起こしやすいように、CTAボタンの色や形、配置場所を工夫する
- ユーザーが興味を持ちそうな関連記事や関連ページへのリンクを設置する
- リンク先の内容がわかるような、わかりやすいアンカーテキストを使用する
適切なCTAと内部リンクの設置は、ユーザーがWebサイト内で迷うことなく、さまざまな情報にアクセスできる環境を作り出します。

これにより、ユーザーの滞在時間が増え、結果としてエンゲージメント率の向上につながるのです!
よくある質問
- なぜエンゲージメント率が重要なんですか?
GA4のエンゲージメント率は、ユーザーの満足度やコンテンツの効果を直接的に示す指標だからです。
ユーザーがどれだけあなたのWebサイトやアプリに積極的に関与しているかを計測できるため、Webサイトの課題を発見し、改善策を検討するためには欠かせない指標といえます。
- GA4のエンゲージメント率に目安はありますか?
GA4のエンゲージメント率は「この数値が正解!」という決まった目安が設定されているわけではありません。
Webサイトの目的やターゲット、業界によって適切な数値はさまざまです。たとえば、ブログ記事メインのWebサイトとECサイトではユーザーの行動が異なるため、エンゲージメント率の平均値も変わってきます。
大切なのは、自サイトの目的を明確にし、その目的に沿って自社にとって適切な目標数値を設定することです。競合サイトや業界平均のデータを参考にしつつ、継続的にデータを計測・分析し、改善を繰り返していきましょう。

まとめ
この記事では、GA4のエンゲージメント率について、初心者の方にもわかるように詳しく解説しました。

覚えておきたいポイントをまとめました!
- エンゲージメント率は「エンゲージメントのあったセッションの割合」を示す指標
- GA4では、ユーザーとWebサイトの関わりを表す重要な指標として、Webサイト分析に欠かせない
- レポートや探索機能を使って簡単に数値を確認できる
- エンゲージメント率を上げるためには、コンテンツの質向上、ページレイアウトの最適化、読み込み速度改善、CTA・内部リンクの最適化など、さまざまな改善策がある
GA4のエンゲージメント率を定期的に確認し、もし数値が低い場合は、この記事で解説した対策を1つずつ試してみてください。地道な改善の積み重ねが、ユーザーにとって価値のあるWebサイトを作り、結果としてビジネスの成果につながるはずです。
GA4のエンゲージメント率を理解し、Webサイト改善に活かしていきましょう!













