【2026年版】AI Overviewsの表示率は64.23%!大規模分析の実測データで見る実態
Google検索では、AI Overviews(AIO)の表示が定着し、検索結果を分析する際もAIOの有無を前提に考えることが当たり前になりました。 しかし、実際にどの程度のクエリでAIOが表示されているのか、検索順位と…

Google検索におけるAI Overviews(AIO)の表示は、すでに多くのクエリで確認されています。しかし、クエリの種類やユーザーのニーズによってAIOの表示傾向がどう異なるのかを示すデータは、まだ多くありません。
そこで本記事では、SEOタイムズ編集部が実施した独自調査をもとに、ニーズ別に分類した検索クエリごとのAIO表示率・掲載率と、検索順位との関係を整理しました。
AIOの表示傾向をふまえてコンテンツ戦略を検討したい方は、ぜひ参考にしてください。
本データは、2025年12月10日〜2026年2月4日の期間に、国内主要クエリを対象とした大規模キーワード分析によって得られた実測データです。
AI Overviewsの検索クエリごとの表示傾向や引用掲載の実態を把握することを目的に、複数ジャンルにわたる対策キーワードを計測・集計しています。
AIO表示率とAIO掲載率は、それぞれ以下の定義で算出しています。
| AIO表示率 | 計測対象としたクエリ全体のうち、AIOが表示されたクエリの割合 |
| AIO掲載率 | AIOが表示されたクエリのうち、対策キーワードに紐づく調査対象ページがAIOの引用元として含まれていた割合 |

検索クエリをニーズ別に分類し、AIOの表示率を集計したところ、クエリタイプごとに差が見られました。
最も表示率が高かったのはKnowクエリで、75.74%という結果になりました。情報収集を目的とした検索では、4件中3件以上でAIOが表示されている計算になります。
ユーザーの疑問に対して要点をまとめて提示するAIOの特性と、Knowクエリとの親和性が高いことがうかがえます。掲載率も30.54%と、4つのクエリタイプの中で最も高い結果となりました。
次いでBuyクエリは表示率65.86%と2番目に高い水準でしたが、掲載率は24.48%と4つの中で最も低い結果となりました。表示はされやすいのに引用はされにくいという、他のクエリタイプとは異なる傾向が見られます。
Goクエリは表示率54.20%・掲載率29.94%、Doクエリは表示率53.24%・掲載率27.27%と、KnowクエリやBuyクエリと比べると表示率はやや低いですが、掲載率ではBuyクエリを上回っています。
この結果から、ニーズによって「表示されやすさ」と「引用されやすさ」は必ずしも一致しないことがわかります。特にBuyクエリでは、表示率の高さと掲載率の低さのギャップが特徴的です。
全体の表示率と掲載率については、こちらの記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。

検索順位によっても掲載率は変わるのでしょうか?

はい、検索順位は掲載率に大きく影響しています。今回の調査では、順位が上がるほどAIOに引用される割合も高まる傾向が確認できました。

SEOタイムズ編集部調べ
検索クエリタイプ別に順位帯ごとのAIO掲載率を見ると、いずれのニーズにおいても検索順位が高いほど掲載率が高いという傾向が明確に表れました。
特に検索順位1〜3位の掲載率はどのクエリタイプでも高く、Doクエリで69.08%、Knowクエリで68.4%と、上位表示されているページの約7割がAIOに引用されています。順位が下がるにつれて掲載率は急激に低下しており、31〜50位帯ではいずれのクエリタイプでも10%を下回る水準です。
クエリタイプ別に見ると、Buyクエリは1〜3位でも54.61%と他のクエリタイプより低く、前のセクションで触れた「表示はされやすいが引用はされにくい」という傾向が上位帯でも見られます。
また、Doクエリでは41〜50位の掲載率が0.0%となっており、下位順位では引用がほぼ発生していません。上位表示できているかどうかが掲載率に直結していることがわかります。
全体を通じて、検索順位が高いほどAIOに引用されやすい傾向はクエリタイプを問わず一貫しており、特に1〜3位という上位表示が掲載率に大きく影響していることがわかります。

クエリタイプによって、AIO対策の考え方も変わってくるのでしょうか?

はい。同じやり方では十分とはいえません。クエリタイプによってAIOとの関係性が異なるためです。
ここまでのデータから、Know・Buy・Go・Doといった検索ニーズ別に、AIOの表示傾向や掲載状況には明確な差がありました。表示されやすいクエリと、引用されやすいクエリは必ずしも一致していません。
各クエリタイプの特性を踏まえながら、コンテンツ戦略の方向性を整理していきましょう。
4つのクエリタイプの中で、最もAIOが表示・掲載されやすかったのがKnowクエリです。情報を集めるための検索はAIとの相性が良く、引用元として選ばれやすい傾向にあります。
疑問に対して要点を整理して伝えるAIOの仕組み上、Knowクエリとの親和性が高いのは当然といえるでしょう。ただ、表示機会が多い分、競合サイトと比較されやすいという側面もあります。
引用されるためには、情報の量よりも「結論がわかりやすいか」「構成が整理されているか」という点が重要になってきます。
見出しを問いの形にする構成や、結論を先に示す書き方、Q&A形式での内容整理などは、AIOの表示形式との整合性が高い設計といえるでしょう。
AIOが表示される場面は多いのに、引用元として選ばれにくいというのがBuyクエリの特徴です。表示率の高さが、そのまま掲載率の高さにつながるわけではありません。
そのため、BuyクエリにおいてはAIOへの引用のみを前提とするのではなく、まず通常の検索結果での上位表示を軸に戦略を考えるほうが現実的といえます。
上位表示できているページであれば引用される可能性は高くなるため、自然検索からの流入とAIO対策の両面から見て、順位を上げる取り組みは継続していくことが望ましいです。
Go・Doクエリは表示率がKnowやBuyと比べると低めで、AIOが検索結果に占める割合は相対的に小さい傾向があります。ただ、表示率が低いからといってAIOを無視していいわけではなく、上位表示されているページでは一定の掲載率が確認されています。
特にDoクエリでは41〜50位の掲載率が0.0%と、下位順位ではほぼ引用が発生していません。GoクエリとDoクエリにおいても、順位が掲載率に直結しているという点はKnowクエリやBuyクエリと同じです。
特定のサイト訪問や具体的な行動を目的とした検索では、AIOの有無よりも検索順位を確保できているかどうかが重要であることがわかります。まず上位に表示されることを優先しつつ、AIOへの掲載はその結果としてついてくるものと捉えるのが現実的かもしれません。

どのクエリタイプでも、上位表示が優先事項ということですね!

はい、いずれのタイプでも、まずは検索順位を上げることが前提となります。
AIOはすべての検索クエリで表示されますか?
いいえ、すべての検索クエリで表示されるわけではありません。クエリの種類や検索意図によって表示の有無は異なります。今回の調査でも、表示されないケースが一定数確認されました。
なぜKnowクエリはAIOが表示されやすいのですか?
Knowクエリは情報収集を目的とした検索が中心で、疑問に対する答えを整理して提示する形式と相性が良いと考えられます。ただし、これはデータから読み取れる傾向であり、明確な理由はGoogleから公表されていません。
AIOが表示されない検索クエリもありますか?
はい、表示されない検索クエリもあります。特定のサイト訪問を目的とする検索や、意図が明確な行動型クエリでは、AIOが表示されないケースも見られます。
どのクエリタイプでも共通して重要なポイントは何ですか?
検索順位が高いほど掲載率が高まる傾向は、すべてのクエリタイプに共通していました。クエリの種類にかかわらず、まず上位表示を確保することが前提になります。
今回の分析から見えてきたのは、AI Overviews(AIO)の影響は一律ではなく、検索クエリの性質によって現れ方が異なる点です。表示率が高いクエリタイプもあれば、表示はされやすくても引用にはつながりにくいタイプもあります。
すべてのクエリタイプに共通していたのは、検索順位が掲載率に強く影響しているということです。1〜3位とそれ以下では掲載率に大きな差があり、クエリの違いがあっても「上位表示が前提」という構図は変わらないことがわかりました。
AIOは検索結果の一部として定着しているものの、特別な対策だけで引用されるわけではありません。基礎となる順位向上の取り組みを継続することが、結果として掲載の差につながる構造といえるでしょう。







