
「Screaming Frogは何ができるサービスなのか」
「Screaming FrogではどのようなSEOの診断や使い方ができるのか」
「Screaming Frogの無料版と有料版は何が違うのか」
今回は、Screaming Frogの使い方に興味を持ったあなたに、下記のような項目をわかりやすく解説します。
- Screaming Frogは「何を」診断できるツールなのか?
- どうやって、Screaming Frogを使うのか?
- Screaming Frogにはどのような、機能や使い方があるのか?
この記事を読めば「Screaming Frogの使い方」や「無料版と有料版の機能の違い」がわかり、SEOの重要施策の1つである内部対策がスムーズになります。
- 目次
Screaming Frogとは
Screaming Frog(スクリーミング フロッグ)とは、WebサイトのSEO対策を効率化するためのクローリングツールです。
主に海外のSEOの知見がある専門家やWebサイト運営者が使用しています。
【 Screaming Frogでできること 】
- Webサイトの内部構造
- リンクの状態
- タイトルタグ、メタデータの確認
- エラー状態になっているURL
- リダイレクトしているWebページのリストアップ
など
このツールはWebサイト全体をクローリングしながら各Webページのデータを収集して、Webサイトの技術的な問題や改善点を特定できるのが強みです。

まさにSEO対策の基盤となるようなツールですね!
Screaming Frogの使い方 ①
インストール方法


STEP 2
OSを選択
PCのOSにあわせて、ダウンロードするツールを選択する画面が現れる。
Windows、Mac OS、Linuxから、お使いのPCにあわせて選択。
あとはダウンロードしたフォルダを選択して、ダウンロード先の指定やショートカット作成の有無などを、画面の指示に従って進めるだけです。

インストールは簡単ですね!
Screaming Frogの使い方 ②
7つの機能
SEO対策の診断ができるツール「Screaming Frog」は機能が豊富ですが、軸になるものを取り上げると主に7つあります。
- タイトルやメタディスクリプションを一覧で確認
- XMLサイトマップを作成
- リダイレクトの設定状況の確認
- エラーが発生しているWebページの抽出
- 競合サイトもクロール可
- Webサイトからの外部リンクを確認
- h1タグとh2タグを確認
FEATURE 1
タイトルやメタディスクリプションを一覧で確認
Screaming Frogでは、Webサイト全体のタイトルタグやメタディスクリプションを一覧で確認できます。
これにより、各Webページのタイトルやメタディスクリプションの有無や長さ、重複を一目で把握することができます。
この2つの要素は検索エンジン結果ページ(SERP)でのクリック率に影響を与えるため、SEOの観点からも重要です。
またフィルタリング機能を使用すれば、特定の条件に該当するWebページのみを表示することも可能です。
効率的に修正を行えるため、Webサイト全体のタイトルタグやメタ情報を最適化するには欠かせません。
FEATURE 2
XMLサイトマップを作成
- XMLサイトマップとは
検索エンジンがWebサイトのすべてのWebページをクロールしやすくするための重要なファイル
Screaming Frogには、WebサイトのXMLサイトマップ(sitemap.xml)を簡単に作成する機能があります。
生成されたXMLサイトマップは、Googleサーチコンソールなどのツールを通じて検索エンジンに送信し、Webサイトのクロール効率を向上させることができます。
Screaming Frogでクローリングを実行すると、Webサイト内のすべてのURLがリストアップされ、各Webページのステータス概要が表示されます。そのデータをもとに適切に構造化されたXMLサイトマップを自動的に生成することも可能です。
さらに、頻度や優先順位を指定するオプションもあるため、「検索エンジンにどのWebページをインデックスさせるのか」「Webの世界でどのコンテンツを提案するのか」の自由度も高くなっています。

XMLサイトマップの作成・提出によって、検索エンジンにすべてのWebページを確実にインデックスさせることができます!
FEATURE 3
リダイレクトの設定状況の確認
Screaming Frogを使用すると、301や302などのリダイレクト状況を一目で確認できます。
リダイレクトとは、あるURLから別のURLに自動的に転送されるようにする設定で、Webサイトの構造変更やWebページの移動時に重要な役割を果たす機能です。
正しく設定されていないリダイレクトや、リダイレクトループなどの問題が発生すると訪問者からの信用を失いかねないので、すぐに確認できるのは大きなメリットです。

特にコンテンツ数が多い大型のWebサイトほど活躍しそうな機能ですね!
FEATURE 4
エラーが発生しているWebページの抽出
Screaming Frogは、Webサイトをクローリングしてすべてのステータスコードを収集するため、エラーページを一覧で表示できます。
リダイレクト設定とも重複しますが、Webサイト内でエラーが発生しているWebページはすぐに対処する必要があります。
【 エラー例 】
- 404(ページが見つからない)
- 500(サーバーエラー)
- 403(アクセス拒否)
など
上記のようなエラーは、ユーザー体験を損なう原因になりかねません。もちろん、間接的にSEOパフォーマンスにも悪影響を及ぼします。
Screaming Frogにより、どのWebページがエラーを返しているかを迅速に特定し、問題の原因を調査して修正することができます。ユーザビリティ向上に直結するので、優先度の高いWebページから順番に修正していきましょう。

リンク切れやサーバー設定の問題を見つけて修正し、Webサイトの使いやすさを維持することは非常に大切ですよ!
FEATURE 5
競合サイトもクロール可
Screaming Frogは自分の会社のWebサイトだけでなく、他者が運営する競合サイトもクロールできるため、競合分析に非常に有用です。
自サイトのURLを入力する欄に調査したい競合サイトをクロールすることで、そのWebサイト構造、SEO施策、コンテンツ戦略などを詳細に分析できます。
特に外部からでは確認しにくい競合サイトのタイトルタグやメタデータ、内部リンク構造を把握する際に重宝します。
ただし他社サイトをクロールする際は、そのWebサイトの利用規約やロボット排除規制(robots.txt)に従うことが重要です。

倫理的かつ合法的な範囲で競合分析を行い、自社のSEOパフォーマンスを向上させるために活用してください。
FEATURE 6
Webサイトからの外部リンクを確認
Screaming Frogを使用すると、Webサイトからの外部リンクを詳細に確認することができます。Screaming Frogで、調査対象となるURLを入力し「External」タブを選択すると被リンク情報を確認できます。
Webサイトをクローリングして外部リンクを特定し、リンク元のドメインやWebページ、リンクのステータス、Webページ階層の深さなどの情報を収集できます。これにより、どのWebサイトからリンクが来ているか、どのWebページが多くのリンクを獲得しているかを把握できます。
また、不適切なリンクやスパムの疑いがあるリンクを特定することも可能です。
FEATURE 7
h1タグとh2タグを確認
Screaming Frogには、Webサイト全体のh1タグとh2タグを一覧で確認できる機能もあります。
h1タグとh2タグは、コンテンツの内容を左右する重要な要素です。どの記事にどのキーワードを設定したかがわかれば、キーワード対策ができているかが効率よくわかります。
各Webページのh1タグとh2タグを抽出し、内容や数、重複を一目で確認できる機能なので、改善施策の優先度を比較検討する際にも便利です。

特に、複数のh1タグが存在する場合や、重要なWebページでh1タグが欠如している場合には修正が必要です!

h1タグとh2タグの管理は徹底して、確実性のあるキーワード対策をするべきですね。
Screaming Frogの無料版と有料版の違い

Screaming Frogには無料版と有料版があります。もちろん有料版のほうが役立つ機能が豊富なので、違いを見ていきましょう!
2026年現在の価格だと、有料プランは年間$259(約4~5万円)で利用できます。
具体的な機能の違いは下記のとおりです。
内容 無料プラン 有料プラン 壊れたリンク、エラー、リダイレクトの検出 ページタイトルとメタデータの分析 メタロボットとディレクティブのレビュー hreflang属性の監査 完全な重複ページの発見 XMLサイトマップの生成 Webサイトの可視化 クロール制限 500URLまで 制限なし スケジューリング クロールの設定・保存・比較 類似コンテンツの検出 カスタムrobots.txt AMPのクロールと検証 構造化データの検証 スペルと文法のチェック カスタムソースコード検索 OpenAIとGeminiによるクロール GA4・Search Consoleの統合 無料のテクニカルサポート 限定的 優先対応
このように有料プランに加入すると、クロールに関する詳細設定や外部ツールとの連携などができるようになります。
個人で運営しているWebサイトに適応するにはやや費用が高く感じますが、記事数が多くなって情報の一元管理が難しくなってきた場合は導入を検討しましょう。
Screaming Frogを使うときの注意点
Screaming Frogを使う際は、いくつか注意点があります。

本格稼働する前に2つのポイントを押さえておきましょう!
CAUTION 1
クロール時にサーバーへ負荷がかかりやすい
Screaming Frogは、Webサイトをクローリングして情報を収集する強力なツールですが、サーバーに対して高い負荷をかける可能性があります。
クローリング中に多数のリクエストが短期間でサーバーに送信されるため、サーバーのパフォーマンスが低下したり、一時的にアクセス不能になったりする恐れがあります。特に、大規模なWebサイトやリソースが限られているサーバーでは要注意です。
これを防ぐために、Screaming Frogの設定を調整する必要があります。
- クローリング速度を制限しリクエスト間の遅延を設定する
- トラフィックの少ない時間帯にクローリングを行う
これらの対策を行い、Webサイトのパフォーマンスを維持しながら効率的にクローリングを行いましょう。
CAUTION 2
ボット対策しているWebサイトではIPをホワイトリストに追加する
多くのWebサイトでは、不正なアクセスや過剰なクローリングを防ぐためにボット対策を講じています。具体的には、リクエスト数の制限や特定のIPアドレスからのアクセスをブロックする対策です。
そのためScreaming Frogを使用してこれらのWebサイトをクロールする際には、IPアドレスがブロックされていないか確認してください。
クロールを実施する際は、Webサイト管理者にScreaming FrogのIPアドレスをホワイトリストに追加してもらいましょう。
SEO分析ツールの活用は競合選びが鍵!
Screaming FrogはSEOの診断ツールとして非常に重宝するサービスです。特に、自サイトと他社サイトの比較分析に便利なツールです。
競合サイト選びの基準
競合を選ぶ際は、以下の点を考慮しましょう。
- ターゲット
キーワード自サイトが狙っているキーワードで上位表示されているWebサイト - ドメインパワー(ドメインオーソリティ)
ドメインオーソリティが高いWebサイトは、検索エンジンから信頼されている可能性が高い - コンテンツの質
質の高いコンテンツは、ユーザーにとって有益で検索エンジンからも評価されるため、上位表示のヒントになる - 被リンク数
被リンクが多いWebサイトは、検索エンジンから評価が高いとみなされる - ビジネスモデル
自社と類似したビジネスモデルを持つWebサイトは参考となるようなSEO対策を行っている可能性が高い
Screaming Frogは内部リンク、Webサイト構造の分析にも向いています。自分の会社のターゲットからニーズのあるコンテンツを持っているWebサイトは、分析すべき競合である可能性があります。
段階的な対策が重要
調査対象となる競合サイトを選ぶ場合、自サイトの状況次第では1位ではないWebサイトを競合としたほうがよい場合もあります。
例えば、これからWebサイトをスタートアップする段階であれば、いきなり1位のWebサイトを競合にするのは難易度が高いです。
以下の点を考慮して、適切な競合を選ぶことをおすすめします。
自サイトの規模
自サイトの規模が小さい場合は、いきなり大規模なWebサイトを競合とするのではなく、中規模程度のWebサイトを競合とするのが現実的です。
自サイトの強み
自サイトの強みを活かせるような競合を選びましょう。例えば、コンテンツに力を入れているのであれば、コンテンツマーケティングに力を入れているWebサイトを競合とする選択肢もあります。
SEO対策の経験
SEO対策の経験が少ない場合は、比較的簡単な対策で上位表示されているWebサイトを競合とすることで、成果を出しやすくなります。
自サイトの状況に合わせて適切な競合を選ぶことが重要です。適切な競合をピックアップしたらScreaming Frogを使って早速分析してみましょう!
検索順位にあわせた競合調査・分析をしよう!
検索順位の段階ごとに競合を見直しすることは、SEO対策において非常に重要です。なぜなら、検索順位が上がっていくにつれて、競合環境が変化していくからです。
- 上位に上がるにつれて、競合サイトの質も上がってくる
- 上位表示されるためには、より高度なSEO対策が必要となる
- ニッチなキーワードであれば、競合サイトの数自体が少ない
Screaming Frogについてよくある質問
Screaming Frogはどのようなサービスですか?
Screaming Frogとは、WebサイトのSEO対策を効率化するためのクローリングツールです。
SEO対策の効果測定を目的に、Webサイトの内部構造やリンクの状態、メタデータ、ステータスコードなどを分析していきます。Webサイト全体をクローリングしながら各Webページのデータを収集して、Webサイトの技術的な問題や改善点を特定できるのが強みです。
Screaming Frogの料金はいくらですか?
2024年6月現在の価格だと、有料プランは年間$259(約4万円)で利用できます。
ただしサービスの変更や為替が影響するので、利用する際は公式ページから最新情報を入手してください。
まとめ
Screaming Frogは、SEOの効果測定やデータの一元管理がしやすくなる便利なツールです。
特にWebサイトの規模が大きくなってきた場合には、リダイレクトやキーワード対策などが複雑化するので、Screaming Frogで一元管理すると効率的でしょう。
有料プランの機能は非常に充実していますが、Webサイトの規模や費用を考慮しながら検討してください。













