SEOとリスティング広告の違いとは?効果の違い・使い分け方・手法について解説

「SEOとリスティング広告って何が違うの?」
「SEOとリスティング広告はどちらがいいのか?」
「SEOとリスティング広告の具体的なやり方がわからない」
SEOとリスティング広告はどちらも有効なWebマーケティングですが、このようなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、この記事では以下の項目について、初心者向けにわかりやすく解説します。
- SEOとリスティング広告の違い
- SEOとリスティング広告のメリット・デメリット
- SEOとリスティング広告それぞれの使い分け方と具体的な手法
この記事を読むことで、SEOとリスティング広告の違いや特徴を理解し、自社に合ったWeb集客の手法を選べるようになります。
SEOとリスティング広告の使い分けに迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
- 目次
SEOとリスティング広告の違い
まずはもっとも大きな疑問である「SEOとリスティング広告は何が違うのか?」という疑問を解決しましょう。
SEOとリスティング広告はどちらもWebマーケティングの1つですが、共通点と違いをつかむことで、自分に合っているほうを選択できるようになります。
SEOとリスティング広告それぞれの特徴は以下のとおりです。
| SEO | リスティング広告 | |
|---|---|---|
| 仕組み | 対策によって、Webサイトを検索エンジンの検索結果で上位表示させる | 検索エンジンの検索結果ページに広告を表示 |
| 費用 | 基本的に無料 ※専門業者に依頼する場合は費用が発生 | クリック課金制 広告がクリックされるごとに費用が発生 |
| 効果 | 効果が出るまでに時間がかかるが、長期的なアクセス増加が見込める | 即効性があり、短期間で集客効果が見込める |
| メリット | ・費用対効果が高い ・潜在顧客の獲得 ・ブランドイメージの向上 | ・即効性がある ・ターゲットを絞った広告配信が可能 ・費用対効果を測定しやすい |
| デメリット | ・効果が出るまでに時間がかかる ・順位変動のリスク ・ある程度は専門知識が必要 | ・認知度が低いと効果が薄い ・継続的な費用が発生する ・運用に手間がかかる |
| 表示例 | 検索結果の自然な順位に表示される | 検索結果ページに「広告」と表示される |
SEOとリスティング広告は、どちらもWebマーケティングにおいて重要な役割を果たしますが、その仕組みや効果、費用などは大きく異なります。
次のセクション以降で、SEOとリスティング広告それぞれの詳細な特徴を解説していきます。
SEOとは
SEOの仕組みや、どのような種類の対策があるのかを理解することで、リスティング広告との使い分けや併用がより効果的になります。
このセクションでは、SEOによってWebサイトやページがどのように表示されるのか、SEOにかかる料金の内訳、SEO対策の基本的な種類について解説します。
SEOの仕組み
表示の仕組み

検索エンジン(Googleなど)は、Webサイトの内容を解析し、検索キーワードに対してもっとも関連性が高いと判断したページを上位に表示します。#f7f7f7検索エンジン(Googleなど)は、Webサイトの内容を解析し、検索キーワードに対してもっとも関連性が高いと判断したページを上位に表示します。
例えば・・・
「新宿 ラーメン」と検索した場合、検索エンジンは「新宿にあるラーメン店」を探しているユーザーのニーズにもっとも合致する情報が掲載されたWebサイトを検索結果ページに表示します。
この時、SEO対策がしっかり施されているWebサイトは、検索結果の上位に表示される可能性が高まります。
料金の仕組み
SEO対策には、無料でできるものと有料のものがあります。
無料でできるSEO対策としては、以下のようなものがあります。
- タイトルや見出しを適切に設定する
- コンテンツの内容を充実させる
- Webサイトの構成をわかりやすくする など
対策そのものにかかる費用は基本的に無料でできるのが、SEOの特徴です。
有料のSEO対策としては、専門業者に依頼してSEO対策を行う、有料のSEOツールを利用するといった場合が挙げられます。
SEO対策を業者に依頼する場合、費用はかかりますが、専門的な知識や技術を持ったプロに任せることで、より効果的なSEO対策につながる可能性が高いです。
また、SEO対策の対象となるWebサイトの運営にかかるレンタルサーバー代・ドメイン取得費用・通信費も間接的にはSEOにかかる費用と考えてよいかもしれません。
SEOの種類
SEO対策は、大きく分けてコンテンツSEO・内部対策・外部対策の3種類があります。
コンテンツSEO
コンテンツSEOとは、ユーザーニーズに合致した情報として記事や画像、動画などのコンテンツを作成し、検索エンジンからの評価を高めるSEO対策です。
主な対策として以下が挙げられます。
- ターゲットユーザーがよく利用する検索クエリの選定
- ターゲットキーワードにもとづくコンテンツの作成
- 作成したコンテンツに最新情報を加え、鮮度を維持する改善 など
ユーザーに役立つ情報をわかりやすい形で、ユーザーが信頼できる情報を提供するのがコンテンツSEOの基本です。
内部対策
内部対策とは、Webサイト内部の構造やコンテンツを最適化する対策のことです。
- タイトルや見出しの最適化
- コンテンツの質や量の向上
- Webサイトの構成(構造)の見直し など
ユーザーが快適に、より早く目的の情報を得られるようにすることが内部対策の目的となります。
外部対策
外部対策とは、Webサイト外部からの評価を高める対策のことです。
- 他のWebサイトからの被リンク(外部リンク)の獲得
- SNSでの情報拡散
- サイテーションの獲得による信頼性向上 など
Webサイトの信頼性・権威性を高めるための対策があります。
リスティング広告とは
次に、SEOと同様に代表的なリスティング広告の種類や料金・表示の仕組みについて解説します。
「リスティング広告をどのように活用できるのか?」という疑問を解決するために必要な知識としておさえておきましょう。
リスティング広告の仕組み
リスティング広告の導入を検討する前に「いくらかかるのか?」「どこに表示されるのか」をチェックしておきましょう。
表示の仕組み

「リスティング広告」は、同じキーワードに対して複数の広告主が出稿している場合、その中での順位づけが行われます。
順位が上位であるほど、リスティング広告枠の中で検索結果1ページ目などの、よりクリックされやすい目立つ場所に広告を掲載することができます。
この掲載順位を決定するのは、入札価格と品質インデックスという2つの要素です。
入札価格とは、広告主がクリック1回あたりに支払う最大金額のことで、金額が高くなるほど掲載順位は上がりますが、出稿キーワードによって適切な価格は変動します。即効性があるのが特徴です。

品質インデックスとは掲載サイトの品質を評価する要素です。サイト内テキストやCTR(Click Through Rate=クリック率)、広告文、キーワードといった要素によって決定します。
品質インデックスは、検索キーワードといかにマッチングした優良なサイトかという指標となります。
検索キーワードとの関連性の高いサイトで、かつ広告文の内容が魅力的であればクリックされやすくなり、品質インデックスが高くなるので掲載順位も上がりやすくなります。
単に入札単価が高ければ最上位に表示されるわけではなく、質も重要だといえるでしょう。
リスティング広告の種類
リスティング広告はGoogleが提供している『Google AdWords』とYahoo!JAPANが提供している『スポンサードサーチ』が有名です。
それぞれ以下のような特徴があります。
Google AdWords
Google AdWordsとは、世界最大の検索エンジンGoogleと、パートナーとして認定された検索エンジンの検索結果に広告を出稿することができる「リスティング広告」のことです。
- AOL
- BIGLOBE
- Infoseek
- livedoor
- goo など
※パートナーサイト(2018年03月末時点の例)
Google AdWordsには、地域・時間帯・曜日の指定配信、除外キーワード機能、リマーケティング機能、RLSA(検索エンジン向けリマーケティング)、Google Analytics連携などの機能があります。
広告効果を改善するための様々な機能が用意されている点が特徴です。
スポンサードサーチ
スポンサードサーチは、Yahoo!JAPANをはじめ、多くのパートナーサイトに広告を掲載することができる「リスティング広告」のことです。
- excite
- bing
- So-net
- Ameba
- NAVER
- Nifty
- MY J:COM など
※パートナーサイト(2018年03月末時点の例)

各パートナーサイトで広告がクリックされたらGoogleやYahoo!も収益を得ることができますが、収益の一部はこうしたパートナーサイトに入ります。
リスティング広告の掲載範囲
主に、検索結果の上部または下部、もしくは右サイドに掲載されます。
自社の広告がどこに表示されるかは、リスティング広告の掲載順位によって変動します。
リスティング広告のフォーマット
リスティング広告のフォーマットは、以下の3つで構成されています。
1. 広告タイトル
広告の見出しとなる部分で、商品・サービスの特徴や訴求ポイントを簡潔に表現します。
2. ランディングページのURL
ユーザーがクリックした後に遷移するページのURLを表示します。
3. 広告説明文
商品やサービスの詳細情報を提示し、ターゲットユーザーの興味を引きつけます。
ユーザーの検索意図に一致するタイトルや広告説明文を作成することで、クリック率を向上させられるでしょう。
なお、タイトルや広告文には文字数制限があるため、簡潔にわかりやすく伝えることを意識することが重要です。
リスティング広告の費用感と課金の仕組み
広告にはさまざまな課金モデルがあります。中でもリスティング広告は「クリック課金制」の広告です。
ここでは、クリック課金制の概要やリスティング広告の費用相場、費用の算出方法について解説します。
クリック課金制とは
クリック課金制とは、ユーザーが広告をクリックした場合にのみ課金される広告料金システムのことです。
広告の表示回数や掲載期間による課金はありません。
1クリックごとの入札単価は自由に設定できますが、キーワードや出稿時期によって相場は変動します。相場よりも入札単価があまりにも低い場合は、広告が表示されない場合もあります。
リスティング広告の費用相場
リスティング広告にかかる費用は、目指す売上高や選ぶキーワードによって差があるため、一概にいくらとは明言しにくいです。
成果を上げるのに必要な金額という視点で見ると、月に20万円から30万円程度の費用をかけている企業が多い傾向にあります。
広告代理店では、月に50万円から60万円をかける場合もあるでしょう。
ただし、同等程度の予算がないと成果が出なかったり、広告を運用できなかったりするわけではありません。
まずは1日1,000円からの出稿も可能です。競合の強さや出稿時期、出稿方法によって相場観は変動するので、あくまで目安として考えてください。
費用の算出方法
リスティング広告の費用を算出するには、さまざまな方法があります。ここからは、すぐにできる費用の算出方法を2つ紹介します。
1つ目は、広告出稿を検討しているキーワードの平均クリック単価を利用する方法です。
平均クリック単価は、1クリックごとに発生する費用を指します。
クリック数の月間目標が500で、平均クリック単価が30円の場合、月々の広告費は「500クリック×30円=15,000円」と計算できます。
2つ目は、月々の目標コンバージョン件数から計算する方法です。コンバージョンとは、商品購入やサービスの申し込みといった「成果」に値する行動を指します。
例えば、月に30件のサービス申し込みを目標としていて、1件のコンバージョンに5,000円の広告費用をかけられるとします。
この場合、「30件×5,000円=150,000円」と計算できるため、月15万円を広告予算上限と設定するのが望ましいでしょう。
SEOとリスティング広告それぞれのメリット・デメリット
SEOとリスティング広告それぞれのメリットとデメリットと、それぞれどのような効果を発揮するか、具体的な場面を紹介します。
自社のビジネス目標や状況に合わせて「ここぞ!」というタイミングを逃さない、活用シーンを知っておきましょう。
SEOのメリット・デメリット
SEOには、以下のようなメリットとデメリットがあります。
SEOのメリット
費用対効果が高い
SEO対策は、一度上位表示されると、長期的に安定したアクセスを獲得することができます。広告のように費用を払い続ける必要がないため、費用対効果が高いWebマーケティング手法です。
潜在顧客の獲得
SEO対策は、特定のキーワードで検索するユーザーをWebサイトに誘導することができます。これらのユーザーは、商品やサービスに興味を持っている可能性が高く、潜在顧客となりやすいのが特徴です。
そのため、アクセス数増加といった集客についての効果だけでなく、コンバージョンも期待できます。
ブランドイメージの向上
検索エンジンの上位に表示されるWebサイトは、Web上での認知度が向上にともない、ユーザーからの信頼度が高まりやすくなります。これは、Webサイトのブランドイメージ向上にもつながります。
SEOのデメリット
効果が出るまでに時間がかかる
SEO対策は、効果が出るまでに数ヶ月から半年、あるいはそれ以上の期間が必要となる場合があります。すぐに効果を実感したい場合には、不向きと言えます。
順位変動のリスクがある
検索エンジンのアルゴリズムは常に変化しており、SEO対策を行っていても、検索順位が変動するリスクがあります。
専門知識が必要
SEO対策には、専門的な知識や技術が必要とするものもいくつかあります。そのため、初心者には難しいと感じるかもしれません。
リスティング広告のメリット・デメリット
対して、リスティング広告のメリットとデメリットは以下が挙げられます。
リスティング広告のメリット
関心のあるユーザーに対してのみ配信ができる
リスティング広告はユーザーが入力した検索キーワードに連動して検索結果に表示する広告です。配信地域や性別、年齢、配信時間の指定などといった細かい設定もできるので、その商品やサービスに関心のあるユーザーに対してのみ広告配信ができます。
不特定多数ではなく購入を見込めるユーザーを絞り込んで広告を見せられるため、高い広告効果が期待でき、商品購入やサービス導入といった成果につながりやすいのがメリットです。
低予算で広告配信することができる
リスティング広告は、他の広告媒体よりも低予算で始めることができます。
広告が掲載されただけでは料金は発生せず、広告がクリックされてはじめて料金が発生する仕組みです。また、キーワードごとに入札金額を設定できるため、キーワードごとに設定された最低入札金額以上であれば、随時変更することが可能です。
キーワードごとに価格調整ができる
「リスティング広告」はキーワードごとに入札価格を設定することができます。効果の低いキーワードは入札価格を下げ、効果の高いキーワードは入札価格を上げるといった価格調整を行うことができます。
例えば・・・
とある化粧品会社がリスティング広告を始め、「リップ」と「ウォーターリップ」という2つのキーワードに対して200円で入札を行い、広告を掲載していました。
運用を続けていく中で、「リップ」というキーワードを検索するユーザーは商品を購入する確率が低いことがわかり、逆に「ウォーターリップ」というキーワードを検索するユーザーは商品を購入する確率が高いことがわかりました。
そのことから化粧品会社は「リップ」というキーワードに対する入札価格を100円に下げ、「ウォーターリップ」というキーワードに対する入札価格を300円に上げるといった価格調整を行いました。
これは、2つのキーワードのうち、購入確率の高い「ウォーターリップ」の掲載順位を上げ、広告のクリックを促進し売上を伸ばそうという施策です。
あくまで一例ですが、このように、「リスティング広告」は広告掲載の途中であっても、キーワードの価格調整を行うことができるため広告の効果に対する効率化を図ることができます。
費用対効果がすぐにわかる
「リスティング広告」は様々なデータを細かく確認することができるため、キーワードごとのクリックされた回数やクリック単価、現在までにかかった費用、商品購入やサービス導入を達成した回数などの費用対効果がすぐにわかります。
また、広告の掲載順位やキーワード品質といった、広告の効率化を進めるうえで重要なデータも確認することができます。
広告の配信や停止が自由にできる
「リスティング広告」は、広告文の追加や削除、広告配信を止めたり、キャンペーンに合わせて始めたりなど柔軟な対応が可能です。
広告文を自分の好きなように設定可能、設定した広告文を配信したり停止したりすることも自由にできます。
例えば・・・
リスティング広告を運用している化粧品会社が1ヶ月限定キャンペーンを開催するとします。
その際、現在配信している広告文を編集して、1ヶ月限定キャンペーンという文言を追加したり、新しく1ヶ月限定キャンペーンに焦点を当てた広告を作成することができます。
またキャンペーンが終了したら広告を停止したり、削除することもできます。
リスティング広告のデメリット
認知度が低いと効果が薄い
検索キーワードに関連して広告が配信される「リスティング広告」は、そもそも認知度が低いキーワードに対しては効果を発揮できないというデメリットがあります。
「リスティング広告」はユーザーが入力した検索キーワードに関連して、検索結果を表示する広告です。そのため、一般的に知られているキーワードでなければリスティング広告の効果が薄くなってしまいます。
例えば・・・
とある製薬会社がリスティング広告を運用する際、「ダイバッファーHT」というキーワードを設定したとします。
この「ダイバッファーHT」という言葉を知っているユーザーがどれくらいいるでしょうか?
専門的な知識を持っている人を除いてほとんどの人が知らないかもしれません。
そのため、検索キーワードに関連して広告を表示する「リスティング広告」では、そもそも検索されないという懸念があり、「リスティング広告」の効果には期待ができません。
また、まだ世間に浸透していない新商品や新サービスなどのブランディング戦略にも「リスティング広告」は相性が悪いと言うことができるでしょう。
こまめに運用する必要がある
「リスティング広告」の効果を最大限発揮するためには、日々変動するキーワードの入札単価の調整やキーワード設定、広告文の追加や編集、配信指定などのこまめな運用が必要です。
もちろん「リスティング広告」を運用するうえでの、基本的な知識も必要になってきます。
また、どういったキーワードが成果につながりやすいか、どういった広告文を掲載すればユーザーの目につきやすいかなど実際に運用を経験していくことでしか身につけることができない知識もあります。
さらに、インターネットは日々変化し続けているため、常に新しい情報も取り入れていかなければなりません。
「リスティング広告」を運用していく知識を身につける時間、運用を経験することで身につくノウハウを蓄積するための時間、常に新しい情報を取り入れるための時間、というように「リスティング広告」の効果を最大限発揮するためには多大な時間が必要になるといったデメリットがあります。
SEOとリスティング広告それぞれのおすすめ活用シーン
SEOとリスティング広告は、それぞれ特徴が異なるため、おすすめの活用シーンも異なります。
【 SEOの導入がおすすめのシーン 】
- 「長期的なWebサイト運営をしたい」
SEO対策は、安定的なアクセス数確保やブランドイメージ向上に貢献するため、長期的にWebサイトを運営していく場合に適している - 「潜在顧客を獲得したい」
SEO対策は、商品やサービスに興味を持っている可能性が高い“特定のキーワードで検索するユーザー”をWebサイトに誘導できる
【 リスティング広告の導入がおすすめのシーン 】
- 「短期的な集客をしたい」
広告出稿後すぐにユーザーの目に触れるため即効性が高く、短期的な集客に力を入れたい場合に適している - 「特定のターゲット層へアプローチしたい」
年齢・性別・地域など、特定のターゲット層に絞って広告配信することができるため、ターゲット層が明確な場合に有効
【 両方の併用も効果的 】
SEOとリスティング広告は、両方を併用することによって、より効果的なWebマーケティングを行うことができます。
例えば、SEO対策でWebサイトへのアクセス数を増やしつつ、リスティング広告で特定のターゲット層にアプローチする、といった活用方法が考えられます。

それぞれの特徴を理解したうえで、自社に最適なWebマーケティング戦略を検討してみましょう。
SEOとリスティング広告の具体的な手法
SEOとリスティング広告の特徴を理解できたら、具体的な手法を理解し、実践できるようになりましょう。
このセクションでは初心者でも可能な、SEOとリスティング広告の具体的な手法を解説します。
初心者向けSEOの具体的な手法
SEO対策は、初心者でもすぐに取り組める手法がたくさんあります。
キーワード選定
まず、Webサイトのテーマやコンテンツ内容に関連するキーワードを選定します。
キーワード選定ツールを活用すると便利です。
コンテンツ作成

選定したキーワードにもとづいて、質の高いコンテンツを作成します。
ユーザーのニーズに応える、有益な情報を提供することを心がけましょう。
Webサイト構造の最適化

Webサイトの構成をわかりやすく整理し、検索エンジンがWebサイトの内容を理解しやすくします。
ページ間の関連性を高める内部リンクの設置やサイトマップの作成がおすすめです。
HTMLタグの最適化
タイトル(title)タグやメタディスクリプション(meta description)タグなど、HTMLタグを適切に記述します。タイトルタグ内のテキストはWebページの内容を簡潔に表現し、メタディスクリプションタグ内のテキストはページの内容の要約を記載しましょう。
被リンク獲得
他のWebサイトから自社のWebサイトへのリンクを獲得できるようにコンテンツマーケティングやプレスリリースでの発信を行いましょう。質の高いWebサイトからの被リンクは、検索エンジンからの評価を高める効果があります。

SNS活用
SNSでWebサイトの情報を発信し、アクセス数を増やします。SNSでの情報拡散は、Webサイトの認知度向上にもつながります。
サイテーション獲得
Webサイト名やブランド名などがWeb上で言及される回数を増やします。サイテーションは、Webサイトの信頼性を高める効果があります。
関連記事:検索意図を追求することがSEO対策の秘訣!ユーザーにとって最適なコンテンツとは?
初心者向けリスティング広告の具体的な手法
Google広告に出稿する場合を想定し、リスティング広告の具体的な手順を紹介します。
Google広告の出稿は、Webサイトへのアクセス数や認知度を高めるために有効な手段です。
- Google広告アカウントの作成
Google広告を利用するために、アカウントを作成します。Googleアカウントを持っている場合は、そのままログイン可能です。
ログイン後、広告アカウントの種類やビジネス情報を入力し、テスト広告を作成、請求情報を入力します。 - キャンペーンの作成
アカウント作成が完了したら、広告キャンペーンを作成します。
キャンペーンの目標・キャンペーンの種類(タイプ)・予算や入札単価・ターゲティング設定を行います。 - 広告グループの作成
キャンペーン作成後、広告グループを作成します。広告グループは、広告とキーワードのまとまりです。 - 広告の作成
広告グループ作成後、実際に表示される広告を作成します。
広告見出し、説明文などを入力していきましょう。 - 広告の審査
作成した広告は、Googleの審査を受けます。審査に合格すると、広告が配信されます。 - 広告の配信と効果測定
広告の配信状況や効果を定期的に確認し、改善点があれば修正します。
Google広告の管理画面で、広告の表示回数、クリック数、コンバージョン数などの確認が可能です。効果測定の結果にもとづいて、キーワードの調整や広告文の修正などを行います。
関連記事:GoogleビジネスプロフィールとGoogle広告の連携方法・運用のポイント
リスティング広告はどのような商材と相性がいい?

リスティング広告を出稿する前に、自社の商品・サービスでも効果が得られるのか、相性は問題ないか、気になります!

ここからは、リスティング広告が向いている商材・向いていない商材について解説するよ。自社がどちらに当てはまるか、事前にチェックしておきましょう!
リスティング広告が向いている商材
リスティング広告に適しているのは、「検索ニーズが多いもの」です。
リスティング広告は、検索キーワードに合わせて広告を表示する特性があります。
そのため、そもそも検索ニーズが多いものでないと、広告が表示されないでしょう。なおかつ、粗利額が大きい商品・サービスに向いているでしょう。
具体的には以下のようなものが挙げられます。
- 知名度が高い商品・サービス
- 季節ものなど一時的に検索ニーズが高くなる商品・サービス
- 健康食品など、リピートが見込める商品・サービス
- 不動産など、客単価も粗利も高いもの
ただし、上記に該当する商品・サービスは、競合が多くなりがちです。
また、SNSでの情報収集が主となるターゲット層の場合は、リスティング広告での効果が得られにくい場合もあります。したがって、事前に競合調査を行うことが重要です。
リスティング広告が向いていない商材
リスティング広告が向いていない商材は、「向いている商材」の逆の特徴を持つものです。
第一に「検索ニーズが少ないもの」が挙げられます。また、粗利が小さいものやリピートが見込めないものなども不向きです。
具体的には文房具や書籍、認知度の低い商品などが該当します。
このような商品・サービスを取り扱っている場合は、まずリスティング広告の掲載があるかどうか、一度確認してみましょう。
掲載がない場合は、競合他社が「広告出稿しても成果が出にくい・損をする」と考えた可能性があります。
しかし、戦略を練ったうえで広告を出稿する場合は成果をあげられる場合もあるでしょう。
自社の商品・サービスがリスティング広告で成果を出せるか悩んだときは、広告代理店に相談してみるのも一つの手です。
リスティング広告の運用方法
リスティング広告の運用方法は、主に3つあります。ここからは、3つの運用方法について具体的に解説します。
operation 1
広告代理店に依頼する
リスティング広告の運用は、専門知識を持つ広告代理店に依頼するのがおすすめです。
リスティング広告は、見込み客への効果的なアピールや予算の最適化など、専門的な知識とスキルが求められます。
具体的には、キーワード選定や入札価格設定、広告文作成などの設定が必要であり、これらは豊富な知識と経験がなければできません。
結果として広告のクリック率やコンバージョン率の向上といった高い効果を期待できます。
したがって、効果的な広告運用を目指すなら、リスティング広告の運用は広告代理店に依頼するのがよいでしょう。
ただし、運用手数料がかかったり社内にノウハウが蓄積されにくかったりするデメリットもあるため、社内でよく相談したうえで依頼を決定してください。
operation 2
ツールを利用する
リスティング広告の運用は、時間や技術を必要とします。
そこでおすすめなのが、ツールを利用することです。広告運用の専用ツールを利用すると、効果測定やアカウントの管理を自動化できます。
広告代理店に頼らずとも、広告運用にかける時間を短縮しつつ、効果的な運用ができるようになるでしょう。
ただし、ツールの利用には月々数万円程度の費用がかかる点も考慮することが重要です。
また、広告運用に慣れていない場合はなかなか成果が出なかったり、手間がかかったりする場合もあります。
operation 3
自社で運用する
リスティング広告は、自社で運用することも可能です。
自社での運用は事業にあった戦略を立てやすかったり、広告運用に関する知識やスキルを社内に蓄積できたりするメリットがあります。
一方で、広告運用スキルを持つ人がいなかったり、運用にあてられるリソースがなかったりする場合は、自社での運用は難しいです。
広告代理店に一部を外注しつつ内製化をすすめるなどの工夫が必要になるでしょう。
リスティング広告を成功させるポイント
リスティング広告を成功させるには、ポイントを押さえた運用をすることが重要です。特に押さえておきたいポイントを7つ紹介するので、広告運用時にはぜひ意識してみてください。
point 1
目的・目標・KPIを明確にする
リスティング広告を成功させるポイントは、目的・目標・KPI(中間目標)を明確にすることです。
具体的には、目的が「商品・サービスの売上を15%アップする」、そのために達成したい目標が「広告経由の商品購入率を20%にする」、KPIが「広告のクリック率を30%にする」などと、具体的な数値を入れるとよいでしょう。
目指すべき成果を明確にすることで、選ぶキーワードやコピー、競合との差別化ポイントなどを検討し、具体的な行動に落とし込めます。
point 2
ターゲットを絞る
リスティング広告の成功には、ターゲットの具体的な絞り込みが欠かせません。
ターゲットが明確だと、適切なキーワードや伝えるべき情報を選んだり、効果的な広告デザインを施せたりします。
ターゲットを絞り込めるかどうかは、実際の広告効果に大きく影響するでしょう。
なお、複数の担当者で広告を運用する場合は、ターゲット像を共有することが重要です。
情報を共有しないとターゲット像にブレが生じ、広告効果が悪くなる可能性があります。
point 3
適切なキーワードを選ぶ
適切なキーワード選定ができると、リスティング広告がうまくいきやすいです。
リスティング広告は、ユーザーの検索キーワードに応じて広告が表示されます。
そのため、ターゲット層が検索するであろうキーワードを選ぶことで、広告を見てもらえる可能性が高くなるでしょう。
また、商品・サービスと相性がよかったり、競合他社が出稿していなかったりするキーワードを選ぶと、高い広告効果が期待できます。
point 4
対象外キーワードを設定しておく
リスティング広告を運用する際には、対象外キーワードの設定も重要です。対象外キーワードとは、広告を表示しないキーワードを指します。
例えば、対象外キーワードに「無料」と設定すると、無料の商品・サービスを求めるユーザーに対し、有料商品の広告が表示されるのを防ぐことが可能です。
このように対象外キーワードを設定すると、自社の商品・サービスと相性の悪いユーザーを避けられるため、クリックユーザーのコンバージョン率は上がりやすくなります。
また、不適切なクリックや無駄なコストも抑えられるでしょう。
point 5
ターゲットに刺さる広告文を作成する
ターゲットに刺さる広告文の作成も、リスティング広告の成功には欠かせないポイントです。ユーザーは、自身が関心のある情報にのみ反応を示します。
出稿キーワードからユーザーが求める情報を推測し、目を引くような広告文を作成することで、クリック率を高める効果が期待できるでしょう。
また、広告文の工夫によって、商品・サービスに対する意欲を高められれば、購入や申し込みにつながる可能性も高くなります。
関連記事:【保存必須】セールスライティングの学習方法と書き方のコツ|おすすめ書籍の紹介
point 6
広告文とLPのファーストビューの内容は同じにする
リスティング広告を成功させるポイントは、広告文とLPの内容を一致させることです。
広告をクリックした際に期待する内容とLPの内容が一致していないと、ユーザーは混乱し、サイトを離れてしまう可能性が高くなります。
中でもファーストビューは、ユーザーがLPの内容を判断する要素のため、広告文と一致させることを意識してください。
point 7
分析・改善を怠らない
広告結果の分析と改善を繰り返すことは、リスティング広告の効果を最大化するのに不可欠です。
広告は、ユーザーの検索傾向や行動に応じて常に最適化する必要があります。
最初はうまくいっていた広告も、途中から反応がなくなることがほとんどです。
そもそも最初からうまくいくこと自体がまれで、クリック率やコンバージョン率などを見ながら広告文や画像などを修正し、効果を高めていくことが求められます。
リスティング広告で満足のいく成果を上げたいのなら、分析と改善を怠らないようにしましょう。
リスティング広告を始める前にチェックしたい注意点
リスティング広告を始める際には、注意点があります。特にチェックしたい注意点を3つ紹介します。
caution 1
入稿規定を必ずチェックする
リスティング広告を運用する前に、必ず入稿規定をチェックしてください。入稿規定どおりにしないと、広告が掲載されないからです。
タイトルや広告説明文の文字数や使える記号、使用禁止用語など細部まで規定が設けられているので、よくチェックしてから広告を作成しましょう。
基本的なルールを理解し、適切に広告を作成することで、スケジュール通りどおりに広告掲載をスタートできます。
caution 2
上限予算を設定する
リスティング広告出稿時には、1日の上限予算を設定しましょう。設定金額を大幅にオーバーしないように調整しながら広告出稿ができるので、広告費用の使いすぎを防げます。
上限予算の設定を漏らすと、1日ですべての予算を使い果たしてしまう可能性があるため、十分に注意してください。
ただし、上限金額を低くしすぎるのもよくありません。広告がうまく配信されず、機会損失につながる恐れもあります。
したがって、適切な金額を見極めたうえで、上限予算を設定しましょう。
caution 3
他社商標に注意
リスティング広告を出稿する際には、キーワードに他社商標を含まないよう注意してください。
商標名で検索するユーザーは、「商標名の商品・サービスの情報を知りたい」という目的があります。商標名の広告につられてクリックしたところ、別の商品情報が表示されたら、ユーザーは混乱する可能性が高いです。
また、商標登録をしている企業からクレームが入ったり、最悪の場合訴えられたりすることもあります。したがって、他社商標を利用した広告出稿は控えましょう。
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まとめ:SEOもリスティング広告もWeb集客の1つの手段
SEOとリスティング広告はどちらも定番のWebマーケティング戦略・手法の1つです。どちらも検索結果ページに表示され、ユーザー認知度や有益な情報提供につながりますが、費用や表示されるための手順は異なります。
効果が長期的に持続しやすい方法でユーザー認知度を高めつつ顧客を獲得したい場合はSEOがおすすめです。対して、アプローチするターゲットが明確で予算をコントロールしつつ、短期的な集客に集中する場合はリスティング広告がよいでしょう。
SEOは良質なコンテンツ作成やWebサイト内の内部リンク改善といった初心者にも取り組みやすい施策がたくさんあります。また、リスティング広告もGoogle AdWordsなど無料アカウントを作成すれば低コストで運用可能です。
自社サイトの検索順位や、作成した広告のインプレッション数・クリック数などを確認しつつ、アクセス・コンバージョンが期待できるWebサイトにバージョンアップしていきましょう。













