ホームページリニューアルの進め方とSEO評価を下げないためのポイントを解説

ホームページリニューアルの進め方とSEO評価を下げないためのポイントを解説

ホームページリニューアルの進め方とSEO評価を下げないためのポイントを解説

「ホームページのリニューアルがSEOに悪影響を与えないか心配」
「リニューアルはどこから手をつければいいのかわからない」
「リニューアルのタイミングや必要性で悩んでいる」

このような悩みを感じたことはありませんか?

ホームページのリニューアルは目的を明確にしないまま進めると、費用や時間がかさみ、満足のいく結果にならないことも少なくありません。

本記事ではホームページリニューアルの進め方や注意点について、
以下の内容をわかりやすく解説します。

  • ホームページリニューアルの目的と必要性
  • ホームページリニューアルの手順
  • ホームページをリニューアルするタイミング

この記事を読むことで、ホームページリニューアルの必要性が理解でき、SEOに悪影響を与えないリニューアルの進め方がわかります。ホームページのリニューアルを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

ホームページリニューアルでSEO評価は上がる?

ホームページのリニューアルを行えば、SEO評価は上がるのでしょうか?

リニューアルをしたからといって必ず上がるというわけではありません。上がることも下がることもあるため、事前にその点を把握しておきましょう。

ホームページのリニューアルとは、古くなったWebサイトを現代のデザインや技術に合わせて刷新したり、成果が出ていない構成やコンテンツを改善したりすることです。

見た目を整えるだけでなく、ユーザー体験(UX)の向上やスマートフォン対応、情報設計の見直し、コンバージョン率の改善など、目的は多岐にわたります。

古いホームページをリニューアルすれば検索順位が上がると思われがちですが、リニューアル前より順位が下がってしまうケースも少なくありません。

ホームページリニューアルでSEO評価が劇的に改善するわけではない

ホームページのリニューアルによって検索エンジンからの評価が上がり、アクセス数が増えると期待するかもしれませんが、必ずしもSEO評価が上がるとは限りません。

Googleのジョン・ミューラー氏も、ホームページのリニューアルそのものがランキングに影響するわけではないといった内容を発信しています。

参考:サイトの改修がランキングにマイナスの影響を与える場合

検索エンジンはWebサイトのコンテンツの質、ユーザー体験、技術的な要素など、さまざまなポイントを複合的に見てSEO評価を行っています

リニューアルによってこれらの要素が改善されれば、SEO評価が向上する可能性は高まりますが、反対にこれらの要素が損なわれてしまうと評価が下がってしまうこともあるのです。

リニューアルでSEO評価が下がってしまう主な原因には、次のようなものがあります。

  • クロールがスムーズに行われず、インデックスされるページ数が減ってしまった
  • 重要なコンテンツも削除してしまい、ページ全体のSEO評価が下がってしまった
  • 画像やスクリプトの追加でページの表示速度が遅くなってしまった

ホームページのリニューアルでは、デザインや構造の変更だけでなく既存コンテンツの整理や再構築を行うことが一般的です。

その際に間違った対応を行ってしまうと、SEOに悪影響が出る可能性があります。

ホームページリニューアルでSEO評価が上がるケース

ホームページのリニューアルによってSEO評価が上がるケースもあります。特に、以下のような改善が行われた場合には、検索エンジンからの評価が高まる可能性が高いです。

  • 低品質なコンテンツを削除したことで、Webサイト全体のコンテンツ品質が向上した
  • デザインを改善し、ユーザーにとって使いやすくなった
  • ページの読み込み速度が改善され、表示が速くなった

ただし、リニューアル直後は一時的に検索順位が下がることも珍しくありません。

それでも時間の経過とともに順位が回復し以前より上昇している場合は、こうした改善点が正しく評価されていると考えられます。

ホームページリニューアルの進め方

ホームページをリニューアルしたいのですが、何から始めたらいいのかわかりません…。

リニューアルは一見シンプルに思えても、実はやるべきことがたくさんあります。まずは全体の流れを把握するところから始めてみましょう。

ホームページのリニューアルは、見た目を整えるだけの作業ではありません。

目的の整理から設計・制作・公開後の検証まで、多くのステップを踏む必要があります。

まずは、どのような順序で進めればよいかを、全体のフローで確認してみましょう。

1. 現状分析と課題の把握
・アクセス解析ツールを使って現状のホームページの状況を数値で把握する
・離脱率が高いページや滞在時間の短いコンテンツなど、改善が必要な箇所を洗い出す
2. リニューアルの目的を明確にする
・デザインの刷新、コンバージョン率の向上、SEO対策の強化など、リニューアルの目的を明確する
・目的ごとに優先順位を決め、施策の方向性を整理する
3. コンテンツの棚卸しと構成設計
・既存コンテンツを精査し、削除・修正・再利用するものを分類する
・サイトマップやナビゲーションを含めた全体構成を再設計する
4. 制作体制の決定
・社内で制作するか、外部の制作会社に依頼するかを検討する
・外注する場合は、複数社から提案を受け、費用・納期・対応範囲などを比較検討する
5. ワイヤーフレームとデザインの作成
・構成をもとに、各ページのワイヤーフレームを作成する
・ユーザーの使いやすさやスマートフォン対応を意識したデザインを設計する
6. コーディング・開発
・デザインをもとに、HTML/CSS/JavaScriptなどでコーディングを行う
・CMSを使用する場合は、その導入やテンプレートを設定する
7. テストと検証
・本番公開前に、各ページの表示確認、リンクの動作、フォームの送信テストなどを実施する
・PC・スマートフォン両方の環境で表示や操作性を確認する
8. 公開とリダイレクト対応
・新しいホームページを公開する
・URLの変更がある場合は、旧URLから新URLへのリダイレクト設定を行う
・サーチコンソールやアクセス解析の設定も忘れずに確認する
9. 公開後の効果測定と改善
・リニューアル後のアクセス数や検索順位、コンバージョンの変化を定期的に確認する
・必要に応じて、デザインやコンテンツの改善を継続的に行う

ホームページリニューアルには多くの工程がありますが、全体像を把握しておくことで、無駄なく進めることができます。手順をひとつずつ丁寧に進めていけば、リニューアルは決して難しいものではありません。

ホームページリニューアル時に気を付けたい12のチェックポイント

ホームページのリニューアルを行う際に、気をつけたほうが良いことはありますか?

はい、リニューアル時はいくつか注意すべきポイントがあります。

ホームページをリニューアルする場合、見た目や使いやすさにばかり目が向きがちです。しかし、対応を誤ると、検索順位の低下やユーザー離れなど思わぬトラブルを引き起こす可能性もあります。

では、実際にホームページのリニューアルを行う際、どのような点に注意したらいいのでしょうか。

リニューアル時に気を付けたい12のポイントは、次のとおりです。

それぞれどのような点に注意したら良いのか、詳しく見ていきましょう。

コンテンツを減らしすぎない

ホームページリニューアルを機に、不要なコンテンツやテキストを削除するのは悪いことではありません。しかし、コンテンツやテキストが減ると、検索エンジンに評価されていた部分が削除されてしまい、検索順位が下がる可能性があります。

また、ユーザーにとっても必要な情報がなくなってしまい、ホームページの利便性が低下する可能性があるのです。

たとえば・・・

テキストの一部を画像化して見やすくしたい場合、元のテキストをすべて削除するのではなく、ある程度維持したままテキストをわかりやすくするためのグラフィックを追加するといった工夫を行いましょう。

内部リンクを大量に減らさない

ホームページリニューアルによって、以前よりも内部リンクの数が減ってしまうケースがあります。

内部リンクは、クローラーがサイト内を巡回しやすくなるだけでなく、ユーザーの回遊率向上にも効果があります。

リニューアル前のページで設定されていた内部リンクを、リニューアル後も適切に引き継ぐことで、SEO評価の低下を防ぐことが可能です。

XMLサイトマップを設定する

XMLサイトマップとは、Webサイトのページ情報を検索エンジンに伝えるためのファイルのことです。

ホームページリニューアル時はWebサイトの構造やURLが変更されるため、XMLサイトマップを更新し、検索エンジンに正しく伝える必要があります。

サイトマップを送信することで、クローラーが効率的にサイト内を巡回しやすくなり、インデックスが早まる効果が期待できます。リニューアル後、なかなかインデックスされないという事態を防ぐためにも、XMLサイトマップは必ず設定しましょう。

meta要素を適切に設定する

meta要素とは、タイトルタグやディスクリプション、見出し(h1)など、検索エンジンやブラウザにWebページの内容を伝えるためのHTMLタグのことです。

ホームページリニューアル時にmeta要素を適切に設定することで、検索エンジンがWebページの内容を正しく理解し、検索結果に適切に表示されます。

リニューアルのタイミングで既存のmeta要素を見直すことはもちろん、間違えた設定にしないように注意が必要です。

ページの表示速度を落とさない

ページの表示速度は、SEOにおいて重要なランキング要素の1つです。

ホームページリニューアルによって表示速度が遅くなると、検索順位が下がってしまう可能性があります。

リニューアル前の表示速度を計測し、リニューアル後も速度が維持・向上しているかを確認しましょう。

ページの内容がすぐに表示されないと、ユーザーの離脱につながってしまいますよね。

そうです。表示速度はユーザー体験にも影響するため、SEOだけでなくユーザビリティの観点からも改善に努めましょう!

レスポンシブデザインを採用する

レスポンシブデザインとは、PC、スマートフォン、タブレットなど、様々なデバイスの画面サイズに合わせてWebサイトの表示を最適化する手法です。

Googleは現在モバイルファーストインデックス(MFI)を導入しており、モバイル版のページをインデックスの基準にしています。そのため、PCサイトとモバイルサイトでURLが異なるとSEO評価が分散され、検索順位に悪影響を与える可能性があります。

デバイスによって異なるURLが存在する場合は、ホームページリニューアル時にレスポンシブデザインを採用するようにしましょう。

クローラーやインデックスを拒否しない

ホームページリニューアルの作業中は、robots.txtを活用してサイトを非公開にしていることも多いです。この設定を解除しておかないと、せっかくリニューアルしてもページがインデックスされない事態を招いてしまいます。

ホームページリニューアルが終わったら、クローラーがサイト内を巡回してインデックスできるように設定を見直すようにしましょう。

noindexを外す

robots.txtと同様、ホームページリニューアルの作業中はnoindexによってインデックスを拒否しているケースも多いです。それ自体は問題ないのですが、リニューアル後の外し忘れには注意しましょう。

検索結果に表示させたいすべてのページがインデックス可能になっているか、Googleサーチコンソールなどを使ってチェックするようにしてください。

404エラーを設定する

ページの構成変更や内容の見直しを実施してページを削除する場合、404エラーを返す設定をしておきましょう。

404エラーってなんですか?

「アクセスしたページが存在していない」という意味のエラーです。

ページを削除した場合、新しいページへリダイレクトさせるか、404エラーでページがないことを知らせるのが一般的な対応です。

トップページにリダイレクトさせたり、存在するページとして別のエラーコードが表示されたりするのは間違いといえます。

ページを削除して、新しいサイトに対応するページがない場合は、404エラーが表示されるよう設定しておきましょう。

301リダイレクトを設定する(ドメインを変更した場合)

ドメイン変更がある場合は、古いURLから新しいURLへリダイレクトさせる設定が必要です。

旧URLにアクセスがあった場合、新URLへ自動的に転送させる設定を「301リダイレクト」といいます。301リダイレクトを設定することで、SEO評価を引き継ぎ、ユーザーを適切なページへ誘導できます。

新旧URLの対応表を作成し、ミスなく設定を行いましょう。

Googleサーチコンソールにドメイン変更を伝える(ドメインを変更した場合)

ホームページのリニューアルでドメイン変更があった場合は、Googleサーチコンソールにその変更を伝えましょう。

ドメイン変更を伝えることで、リニューアル後のサイトがGoogleに正しく認識され、検索結果に反映されるようになります。

詳細な手順は以下の公式ヘルプからチェックしてみてください。

参考:アドレス変更ツール – Search Consoleヘルプ

サイト内にあるURLも新しいURLに変更する(ドメインを変更した場合)

ホームページリニューアルでURLが変更になった場合は、サイト内にあるURLも新しいURLに変更しなくてはいけません。

たとえば・・・

  • サイト内にあるPDFや画像などのリンク
  • お問い合わせフォームのURL
  • 関連記事同士をつないだ内部リンク

など

変更を忘れるとリンク切れを起こしてしまい、ユーザビリティの低下につながります。

SEO評価にも悪影響を与える可能性があるため、古いURLへのリンクが残っていないか必ず確認が必要です。

ホームページリニューアルを検討すべきタイミング

ホームページのリニューアルは、どのようなタイミングで行うのが良いのでしょうか?

リニューアルのタイミングは、ホームページの状態によって異なります。

ホームページのリニューアルは、サイトの状態に問題がある場合や、ビジネスの転換期に行うのが効果的です。以下のような状況にあてはまる場合は、リニューアルを検討すべきタイミングといえるでしょう。

どのようなタイミングでリニューアルを検討すべきか、詳しく見ていきましょう。

デザインや見た目に古さを感じる場合

数年前には一般的だったレイアウトや装飾でも、現在のデザインのトレンドと比べると、古く感じられることがあります。

デザインが古いままだと企業やサービスの信頼性が低く見られるだけでなく、「情報も更新されていないのでは?」という印象をユーザーに与えてしまうかもしれません。

見た目に違和感を覚えるようになったときは、ユーザー目線でデザインを見直し、サイト全体のリニューアルを検討するタイミングといえるでしょう。

PCとスマートフォンでURL構造が異なる場合

PCとスマートフォンでURLが分かれている場合は、リニューアルの検討をおすすめします。

Googleはモバイルファーストインデックスを採用しており、モバイル版のページを主に評価対象としています。

PCサイトとモバイルサイトでURLが異なる場合、モバイル版が優先的に評価されるため、PCとモバイルで評価がわかれてしまう可能性があるのです。

PCサイトとモバイルサイトでURLが異なる場合は、レスポンシブデザインへの移行を検討しましょう。

重複したコンテンツが多く存在している場合

重複コンテンツとは、同一または酷似したコンテンツが複数存在する状態のことです。

重複コンテンツを放置しておくと検索順位が下がるだけでなく、最悪の場合、検索結果に表示されなくなる可能性もあります。

特に多くのSEO記事を保有するWebサイトの場合、同じテーマで複数の記事を作成していることも珍しくありません。

まったく同じ内容でなくても重複コンテンツだと判断されてしまう可能性があるため、リニューアルで調整するのがおすすめです。

ページの表示速度が遅くユーザー体験が悪化している場合

ページの表示速度が遅いと、ユーザーの離脱を招き、SEO評価の低下にもつながります。Googleはコアウェブバイタル(Core Web Vital)という指標でWebサイトのユーザーエクスペリエンスを計測しており、その中にページスピードに関する指標も含まれています。

ページの表示速度の改善はSEO評価にも大きく影響するため、ホームページのリニューアルを行って大幅に改善しましょう。

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提供するサービスやメッセージが大きく変化した場合

事業の方向性が変わったり、新しいサービスを展開したりする際は、ホームページの情報もそれに合わせてリニューアルを検討すべきタイミングです。

会社の打ち出すメッセージやサービス内容と、ホームページに掲載されている情報が一致していないと、ユーザーに誤解を与えたり、期待とのギャップから離脱を招いてしまうおそれがあります。

新しい内容に合わせて、ホームページ全体の構成やデザイン、コンテンツを見直しましょう。

ホームページのリニューアルに関するよくある質問

ホームページのリニューアルはどのくらいの頻度で行うべきですか?

一般的には3〜5年に一度を目安にリニューアルを検討するのが理想とされています。
Webのトレンドやユーザーの行動は変化し続けているため、定期的にサイトの目的や構成を見直すことをおすすめします。

リニューアル後にアクセス数が下がることはありますか?

一時的にアクセス数が落ちることはありますが、珍しいことではありません。
ホームページの内容や構造を見直しながら運用を続けていけば、自然と回復するケースが多いです。

ホームページリニューアルでURLが変わった場合、古いURLにアクセスしたユーザーはどうなりますか?

URLが変わった場合、古いURLから新しいURLへ301リダイレクトを設定することで、検索エンジンに新しいページへ移動したことを伝え、ユーザーもスムーズに新しいページへ誘導できます。

ホームページリニューアルでSEO対策を行うと、どのくらいで効果が現れますか?

SEO対策の効果が出るまでの期間は、サイトの規模、競合状況、施策の内容などによって大きく異なります。
一般的には、数ヶ月から半年程度の期間が必要といわれています。
ただし、Googleのアルゴリズムは頻繁にアップデートされるため、効果が出るまでの期間は予測が難しい部分もあります。

まとめ

ホームページのリニューアルは、見た目を変えるだけでなく、サイト全体の目的や役割を見直す大切な機会です。

SEOやユーザー体験に悪影響が出ないように、技術面のチェックや移行後の対応も忘れずに行いましょう。

リニューアルは手間のかかるプロジェクトですが、正しい手順で進めれば、ホームページの価値を高めることができます。

自社の課題と目的をしっかり整理したうえで、無理のない計画を立てて取り組んでみてください。

この記事を書いた人

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SEO Writer / SEOタイムズ編集部

読者インサイトを分析し、行動につながる構成を設計。E-E-A-Tを重視し、専門家監修と実データで信頼性を担保。コアアップデートやAI検索動向を常にモニタリング。一次情報の検証や実例を用いた有益な情報を発信していきます。