Googleが「生成AIレポート」を日本でも提供開始

Googleが、Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポートを、日本のサイトでも利用できるようにし始めました。これまで英国を皮切りに段階的に広がってきた機能が、いよいよ日本でも確認できるようになっています。AI検索での自社の見え方を、使い慣れたSearch Consoleの中で把握できるようになります。
参照元:海外SEO情報ブログ「GoogleがSearch Consoleの生成AIパフォーマンスレポートを日本でも提供開始」
日本のサイトでも確認できるように
このレポートは、6月3日に英国の一部サイト限定で始まりました。その後、米国やインド、スイスなど英国以外へと広がり、今回、日本のサイトでも表示されたという報告が出てきています。
段階的な展開が続いているため、まだすべてのアカウントで見られるわけではありません。とはいえ、英国での開始から1か月足らずで日本にも届きつつあることになり、想定よりも早いペースで広がっている印象です。
レポートで分かること
レポートでは、Google検索の生成AI機能における自社ページの露出状況を確認できます。対象となるのは、AIによる概要(AI Overviews)やAIモード(AI Mode)、そしてDiscoverの生成AI機能です。確認できる指標は次のとおりです。
| 指標 | 内容 |
|---|---|
| インプレッション | 生成AI機能の中でサイトへのリンクが表示された回数 |
| ページ | どのURLが生成AI機能内に表示されたか |
| 国 | 国ごとの表示状況 |
| デバイス | 閲覧に使われた端末(検索結果で確認可能) |
| 日付 | 日・週・月単位での推移 |
一方で、クリックデータは含まれていません。AIの回答からサイトへ何回クリックされたかは、このレポートではわからない点に注意が必要です。
確認方法と表示の条件
レポートは、Search Consoleのパフォーマンスのセクションから確認します。検索の生成AI機能向けのビューが用意されており、通常のパフォーマンスレポートとは別に、生成AIでの露出だけを切り分けて見られます。
ただし、表示にはいくつかの条件があります。まず、段階的なリリースのため、すべてのプロパティで利用できるわけではありません。また、サイトが生成AI機能で十分なインプレッションを獲得していない場合は、レポートが表示されないこともあります。まだ見当たらない場合は、時間をおいて確認してみるとよいでしょう。
なお、レポートで遡れるのは5月中旬以降のデータです。提供が始まったばかりのため、当面はまず短い期間から推移を見ていく形になります。
SEOタイムズの見解
SEOタイムズとしては、日本での提供開始を、AI検索の計測環境が日本のサイト運営者にも整い始めた節目と捉えています。
これまで日本では、AIによる概要やAIモードでの露出を、Google公式のデータで把握する手段がありませんでした。第三者ツールの推定に頼るしかなかった部分が、Search Consoleという身近な場所で見られるようになる意義は小さくありません。利用できるようになったら、まずは現状を記録し、推移を追えるようにしておくことをおすすめします。
活用の第一歩としては、生成AIでのインプレッションが多いページと、実際のアクセス数を突き合わせてみるとよいでしょう。露出は多いのに流入が少ないページは、AIの回答の中で内容が完結されている可能性があり、見せ方や情報の出し方を見直すヒントになります。
ただし、得られるのはインプレッションのみで、クリックや実際の流入まではわかりません。数値だけで判断せず、GA4のAI Assistantチャネルなどクリック側の計測と組み合わせて見ることが大切です。結局のところ、AIに引用され指名される情報源になるための土台づくりが、こうした計測を生かす前提になります。
まとめ
Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポートが、日本でも使えるようになり始めました。クリックデータがないなどの制約はありますが、AI検索での自社の見え方を公式データで追える意義は大きいといえます。自社のSearch Consoleに表示されていないか、さっそく確認してみましょう。












