SEO経由のCV(コンバージョン)が減少している5つの原因と対策

最近「検索順位や流入数には大きな変化がないのに、なぜかコンバージョン(問い合わせや購入など)につながらない」と感じている方は多いのではないでしょうか。
Googleの検索結果では、AI Overviews(AIO)と呼ばれる要約表示が増え、その影響から検索ユーザーの行動パターンが往来と変わってきているといわれています。
本記事では、SEOからのコンバージョン(CV)が下がっている原因として考えられる5つの要素と、それぞれの見直しポイントを紹介します。
SEOからのコンバージョンが減る5つの原因とは?
海外SEOメディア「Search Engine Journal」では、SEO経由のコンバージョン(CV)が減っている理由として、AIの影響も含めた5つの原因を挙げています。
TOFU(Top of the Funnel)コンテンツが減っている
SEOからのCVにつながりにくいと感じ、昨今TOFUコンテンツ(認知を広げるコンテンツで、いわゆるKnowクエリ)を減らす動きが見られますが、それが逆効果になるケースもあります。
Search Engine Journalは、AIOが増えたことで「〇〇とは何か」といった検索結果がクリックされにくくなり、ブランドを知ってもらう機会が減っていると指摘しています。
TOFUコンテンツはすぐに成果が出るものではありませんが、後の購入や指名検索につながる重要な役割があることをあらためて理解しておきましょう。
Google以外の場所で検索されるようになった
最近は若年層を中心に、TikTokやYouTube、ChatGPTなどで商品やサービスを調べる人が増えています。
Googleで「検索される前提」だけでコンテンツを作っていると、そもそも接点を持てないケースもあります。
これが一つの原因になっているとのことです。
広告のクリックが増えている
AIOで疑問が解決されると、多くの人はページを下までスクロールせずに検索行動を終え、目につく位置にある広告がクリックされやすくなります。
Search Engine Journalの分析では、Googleの検索広告収益は増加傾向にあり、一方でオーガニック検索からのクリック率は減少しています。
オーガニック検索が減っても、実は広告に流れているだけというケースもあるため、流入経路のデータをしっかり確認することが大切です。
データの見え方が変わってきている
AIによる回答をきっかけに、ブランドを認知した検索ユーザーが後から直接アクセスしてくるケースがあります。
この場合、Googleアナリティクス上では「ダイレクト流入(直接アクセス)」として扱われ、SEOの成果が過小評価されてしまいます。
今まで積み上げたSEO対策がAIでも評価されたことによる流入ですが、なかなか評価されにくいのはご理解いただけるでしょう。
このように、見かけ上はSEOが効いていないように見えても、実際には影響しているケースがあるため、検索・広告・SNSなど複数の流入経路の確認が大切です。
経済状況がコンバージョン減少に影響している
オーガニック検索経由のCV減少は、経済状況の悪化も関係しています。
物価高や金利上昇で消費者が買い物を控える傾向があり、米国ではオンライン購入率の低下や価格への敏感さが報告されています。
日本でも同様の傾向が考えられ、SEOだけでなく、全チャネルのCV率が下がっている可能性があります。
SEOタイムズの見解
「TOFUコンテンツ」いわゆるKnowクエリは売上に直結しないと軽く見られがちです。
しかし、後から指名検索につながるなど、じわじわ効いていることもありますし、AIに評価される一つの軸になっているケースもあります。
AIOの影響で、TOFUのクリックが減っているからこそ、コンテンツを作成していないケースもあります。
つまりチャンスと捉えることで可能性が広がることもあるでしょう。
特に中小企業や個人運営のメディアほど、TOFUを意識したコンテンツ作りから撤退せずに地道に続けていくことで後の成果につながる可能性があります。
要は、多勢とは違うベクトルで戦うというのも戦略だということです。
まとめ
SEOからのCVが減っていると感じたら、まずは多角的な原因のチェックが大切です。
これからのSEOは「どこで検索されるか」だけでなく、「どのタイミングで接点を持つか」までを含めた対策が必要です。
数字だけで判断せず、検索ユーザーとの接点全体を見直していくことが、これからのSEOに求められる視点です。
あなたのサイトは、ユーザーと“いつ・どこで”つながれる設計になっているでしょうか?
CVだけにとらわれず、ユーザーの行動全体を見直してみることが、新たな改善につながるかもしれません。












