Bing検索に「巨大なAIボタン」が出現!Web流入を奪うチャット誘導強化のテスト

Microsoft Bingの検索トップ画面に、これまでとは異なる動きが見られています。
検索バーの横に、大きく目立つ「Ask Copilot(Copilotに聞く)」ボタンを表示するデザインテストが、一部環境で確認されました。
これは単なるレイアウト変更ではありません。このUIは、ユーザーに「検索結果を見る」よりも先に、「AIと対話する」行動を促す設計になっています。
検索バー横に「Ask Copilot」の文字が表示
海外のSEO情報メディア『Search Engine Roundtable』によると、MicrosoftはBingの検索画面において、新たなUIデザインのテストを行っています。
従来のデザイン
検索バー右端にCopilotのロゴアイコンのみを表示
今回確認されたテストデザイン
ロゴに加え、「Ask Copilot」というテキスト入りの大きなボタンを配置
これまでの控えめなアイコン表示とは異なり、ユーザーに行動を促す明確なCTAとして設計されている点が特徴です。視線を強く引きつけるレイアウトとなっており、存在感は一段と増しています。
「検索」より「チャット」を先に使わせる狙い
この変更から読み取れるMicrosoftの意図は、比較的はっきりしています。
ユーザーの最初の行動を、キーワード検索からAIチャットへ移行させること
通常であれば、検索バーにキーワードを入力し、検索結果一覧(いわゆる青いリンク)を見る流れになります。しかし検索バーのすぐ横に大きな「Ask Copilot」ボタンがあれば、ユーザーは直感的にそちらをクリックし、検索結果を経由せずにAIとの対話画面へ進む可能性が高まります。
Bingは、従来の「検索エンジン」としての役割だけでなく、AIアシスタントとしての利用を標準体験に据えようとしているとも考えられます。
Bing経由トラフィックへの影響は?
Web担当者にとって、この動きは無視できない影響を含んでいます。
- ゼロクリック傾向の加速
ユーザーが最初からAIチャットを利用する場合、Webサイトのリンクが表示・クリックされる機会は減少します。検索結果を介さない情報取得が、さらに一般化する可能性があります。 - BtoB領域への影響
「Bingはシェアが低い」と軽視されがちですが、この層が検索ではなくAI相談に流れることで、BtoBサイトの流入やリード獲得に影響が出る可能性も否定できません。
今、Web担当者が意識すべきこと
「検索結果に表示されるか」だけでなく、「AIの回答にどう扱われるか」という視点が、ますます重要になっています。
- AIに引用されやすい構成を意識する
AIは、Q&A形式や「結論 → 理由 → 具体例」といった論理構造が明確な文章を参照しやすい傾向があります。既存コンテンツの見出しや構成を、AIが理解しやすい形に見直すことが有効です。 - Bing Webmaster Toolsの活用
Google Search Consoleだけでなく、Bing Webmaster Toolsを使い、表示回数や流入の変化を定期的に確認することも重要です。今後、「AI経由」の接触が可視化される可能性もあります。