AI Overviewと通常検索のクリック、Search Consoleでは「区別なし」で合算

「検索流入が増えたけど、これはAI Overviewのおかげ? それとも検索順位が上がったから?」
残念ながら、その答えをGoogle Search Consoleだけで正確に知ることはできません。
Google の検索チームに所属する John Mueller 氏は、LinkedInでの回答において、AI Overview(AI概要)内のリンクと、通常の検索結果(青いリンク)が同じURLである場合、Search Consoleのデータは区別されず合算して報告されることを明らかにしました。
【事実】同じURLならデータは「1つ」にまとまる
John Mueller 氏は次のように説明しています。
“We aggregate by URL, so if it’s the same URL, we’d show it once.”
(URL単位で集計しているため、同じURLであれば1つのデータとして表示する)
つまり、ある検索クエリにおいて、
- 自社ページが AI Overviewの引用元として表示され
- 同時に 通常の検索結果(例:3位) にも表示されていた場合
それぞれの表示回数やクリック数は分離されず、合計値としてSearch Consoleに表示されるということです。
なぜ「分離」できないのか
Search Consoleの集計単位は、基本的に「URL(プロパティ)」です。
掲載位置や表示枠ごとの詳細な内訳(例:強調スニペットと通常検索を完全に分ける機能)は、これまでも限定的でした。
Googleのスタンスとしては、AI Overviewもあくまで「検索結果の一部」。
どの枠からであっても、検索行動の結果として同じURLに到達した事実は変わらない、という考え方に基づいています。
分析への影響と現実的な対策
この仕様は、Web担当者にとって悩ましい点を生みます。
効果検証が難しくなる
AIO対策による成果なのか、単純な順位上昇による流入増なのかを、Search Console単体では切り分けられません。
どう分析すべきか
現時点で完全に区別する方法はありません。ただし、
- 掲載順位が大きく変わっていない
- それにもかかわらずCTRだけが急上昇している
といった場合は、AI Overviewに採用された可能性を推測することはできます。
また、Ahrefs や Semrush など、一部のサードパーティツールでは、AIO表示のトラッキング強化が進みつつあります。












